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開心香港街市

ほいさむほんこんがいしぃ
~気づけば在住6年目。香港のおいしいもの、おもしろいこと、ときどき…。在ホンコン的趣味生活~

社長の手も好みなり~♪

2006年10月23日 | 香港雑記
先週の金曜(20日)、土曜(21日)に、香港大會堂(City Hall)で明和電機のライブがありました。

           


明和電機とは中小企業スタイルで活動する、アートユニットです。

何の番組だか忘れたけれど、アート系のテレビ番組で、コイ型のドス(小刀)がカミを切り刻む「ドスコイ」という商品を、ものすごーくまじめな顔で説明する「明和電機社長」なる方を見た瞬間、なんなのこの人~って頭にインプットされ、以来、テレビに出ていれば見ていたのでした。
そんな明和電機に、香港で遭遇することになろうとは!!

たった2回の公演なので、結構早めにチケットを買いにいったにも関わらず、いちばんの良席はsold out。ランクを2つ下げてようやく手にしたチケットは、21日土曜日の公演。いちばん端っこで前から3列目。ずっと右を向いていなくてはならないから、首がいたくなりそぅ~。でも、チケット買えただけマシみたい。結果的にはFull Houseでしたもの。



でも、端っことはいえ3列目。腐っても前列。そでに引っ込んだ社長が、機材の影で腕組みをしながら出を待っている姿や、フンフンとリズムを取る姿が見られちゃって、かな~りおいしい席でございました!!

パフォーマンスの合間合間に商品をひとつずつ紹介してくれるのだけれど、社長自身の英語は中学生英語レベル(失礼!)。こんな私でも100%理解できるシンプルイングリッシュ。必死に言葉を紡ぐその様子がまたおかしくて、通訳を付けたりしないほうがよっぽどちゃんと伝わるってことってあるんだなぁ~と思ってしまいました。
会場全体がどっかんどっかん笑っていたから、そのへんの心意気は国籍を問わずちゃんと分かっているんだよね、きっと。

ライブ中は、次々と登場する商品を操り踊り歌う社長を見続けているわけですが、その手。うはははー。その手、好みっ

細くて指がスッとしてて、芸術家っぽい手とでも言うんでしょうか。

きゃーっ!って手フェチ全開でハートマーク飛ばしている最中、社長は13週の胎児サバオの腹話術やったり、作業服の特攻バージョンでツッパリ(←死語だよね…?)ソングを歌ったり…。
テレビで見る姿は神経質そうな芸術家~って雰囲気でしたけど、板に乗るとこうなっちゃうんだーってはじけっぷり。その二面性ますます素敵。

ってココまで書いてふと思う。
「社長」だ「商品」だ「作業服」だ…って、明和電機のことをご存じない方にはちっとも分からない言葉ばかりだ。ごめん。

とりあえず、ライブは楽しくて、余は満足じゃ。
今日の話は、自己満足じゃ。許してたも。

街角のいとおしい日本語 part8

2006年10月20日 | 香港雑記
なにごともやりすぎは良くないですね。


ぶたにくのこめの線



気持ちは分かるけど、訳しすぎですわよ…。
「米線」って名詞やん。麺の種類やん。



若いこめの線



「老けたこめの線」も見てみたい。



広西省は橋のこめの線を通ります



きっと、福建省だって四川省だって黒龍江省だって通ってみたいと思っているに違いない。


高校時代、むりやり訳した漢詩のごとくいとおかし。

白い食器が好きでして

2006年10月16日 | 香港雑記
和食にも洋食にも中華にもそれなりに使えて、煮物でもお菓子でもなんでもOKな気がして、気が付くと私の持っている食器は白ばかり。和食器も白っぽい色の物が多いです。

ウエッジウッドのマグカップをちょびちょびと集めているので、他の食器に色があると絵柄がぶつかっちゃうから、白ばかりになったってってのが理由のひとつ。

もうひとつの理由は、白い食器を扱う良いお店があるから、なのよん。


             

セントラル(中環)のsohoエリアにある 「Ichi Ni San」と日本語の名前が付いた食器屋さん。本来はレストランに食器を卸す問屋さんだったのだけど、小売をして欲しいって要望が多くて、お店をひらくことにしたんだって。
なんで、「ワンツースリー」とか「ヤッイーサン」じゃなくて「イチニッサン」なのかって聞いたら、店のオープン当時日本人が働いていて、その人がなんとなく付けたと…。
うーんアバウトで素敵

基本的に業務用のお皿なので、すごく丈夫。私みたいなあわてん坊で暴れん坊が使っていても、かけたりしないもん。

しかも安い!! 

なぜかいっつも表示価格の20%オフにしてくれるの。だったら最初から20%オフした価格表示をすればいいのに、なぜかそれはしない。なんで??





今回購入したのは、スープ皿にも小鉢にも使える器とサラダとか煮物などに使えそうな楕円の小鉢。電子レンジもオーブンもOKだよーって、店のオーナーのダニーさん(いい感じのおじさんなのよ~!)が自ら梱包しながら言ってました。


          

スープ皿は38HKDの20%オフで30HKD(約450円)
楕円の小鉢は50HKDの20%オフで40HKD(約600円)


あー買った買った!で満足しないよう、盛りつける中身もちゃんと充実させないとねー。


Ich Ni San 中環依利近街16A舗 ℡2525-6649
2:00pm~8:30pm

お巡りさんは踊り、イヌは渡る

2006年10月12日 | 香港雑記
ちょっと前の話なんですけど。

お巡りさんが、横断歩道の真ん中でパラパラを踊っていました。



というのはもちろんウソで、交通整理をしてるんです。

午前10時半。もう街は普通に活動を始め、行き交う人もそれなりにいる時間帯です。
なのに、なんでお巡りさんが交通整理をしているかというと。




信号機の付け替えをしているからなのでした。

日本だったら昼間にそんな工事をするなんて考えられないでしょー。よほど緊急でない限り、交通量の少ない深夜に済ませることがほどんどだもの。

でも、真っ昼間にやったって、別に差し支えないみたい。
ごく普通にみんな渡っていたもん。というか、大通りだろうがなんだろうが、信号無視なんて当然で、自分のタイミングでスタスタ渡っちゃう香港の人たちが、相手が生身のお巡りさんになったとたん、急に行儀良くなっちゃっているところがおかしい





でも、イヌはいつでもどこでもマイペース。
行き交う車をスルスルとくぐり抜けて、完璧なお巡りさんスルーを見せてくれました。




1枚目の写真の奥に、「渡るわよ!」って感じで構えるイヌが写っていっていることに気が付いて、ひとり微笑む私でした。

ドラゴン様のお通りだぃ

2006年10月06日 | 香港雑記
本日、中秋節。中華圏ではおなじみ満月を愛でるお祭りです。
家族と共に食事をして、それからランタンを持って外に出て…みたいな感じでお祝いする人が多いみたいです。

           

そんなちょっとまったりテイストの中秋節にありながら、なかなか激しいイベントもあったりするのです。銅鑼湾(コーズウェイベイ)近くの大坑(タイハン)というエリアで行われる、火龍(ファイアードラゴン)という行事です。
話に聞いたことはあっても、基本的に「夜はお家っ子」な私なので未体験。けれども今年は香港人の知人からお誘いをいただいたこともあり、“火の龍”来るなら来い!と勇んで行ってきました!!

この火龍は、大坑エリアの厄よけとして始まったイベントで、今年で127年目を迎えるんだそうです。すごーい!


延々1時間、ひたすらドラゴンダンスのお囃子を聴かされ、いい加減頭がカンガンしてきたところで、そこはかとなく漂ってくる火薬のニオイ。「おおおー!」というどよめきでファイアードラゴンスタート! …でも私の待つエリアからはまだなにも見えず!



火薬のニオイだけをかいで、さらに待つこと30分。やっとドラゴン様がやってきましたー!!

あれれ。ドラゴン様ご自身が火に包まれているのかとおもったら、なんと、ドラゴン様のボディに無数の線香が突き刺されています!OH~!


来たと思ったら、ものすごい勢いで駆け抜けていくーー!!
あまりに早くて、シャッタースピードも追いつかない!!!


ドラゴン様の頭    


  ドラゴン様のお尻


 
以上っ!!!!


ひーん。1時間半待って、見られたのは1分もないくらい!
待っていればなんども回ってきてくれるようですが、ものすごい本数の線香を使用しているので、煙が目にしみて痛くて痛くてギブアップ。

初の火龍体験は、そんな感じであっさりと終わってしまいました。
えーと。感慨があるんだかないんだかよく分からないけれど、何本の線香が使われてたんだろうなぁ~って事が現在とっても気になっております。はい。

中国中央電視台(CCTV)のカメラマンに、ドラゴン様をバカ面で見ている姿を撮られてしまっただけど、それ、どっかで流れちゃったりしてる??

復活の儀式

2006年10月02日 | 香港雑記


「やっぱり美味しいわぁ~」を連発して私の中のNO.1の麺を食べ、




とっかえひっかえ。踊る。歌う。萌える。




花火どーん! 昨日は国慶節でした。ビクトリア湾の船上から花火鑑賞。




今回は無礼講よ!と、大カップ購入! キッチンでこっそり食べるハーゲンダッツちゃんはサイコー!


そして、復活。


みなさん、励ましのお言葉本当にどうもありがとう!!
いつまでもグズグズ言っていてもストラップは戻ってこないので、グッズ交換のBBSに掲示をだしてみました。その結果、ラッキーなことに譲ってくださる方が見つかりました~
ううう。うれしいよぅ。よかったよぅ。

自分で買って、興奮と感激の中で付けたストラップではなくなってしまったけれど、みなさんの励ましのつまった大切なストラップになりそうです。今度こそなくさないようにしなくっちゃ。あ。携帯電話もね~

「喰いタン in 香港」のDVDと一緒に到着予定。早くこーーーーい!!!

53年モノ

2006年09月19日 | 香港雑記
といっても、古くなるほど味わいが増すワインでもポーレイ茶でもありません。

エレベーターです。



ドア右側の蝶つがいがわかりますか?
そう! 取っ手を引き冷蔵庫の扉を開けるようにドアを開けるんです!


扉の中にはさらに格子状の扉。
かなりの力を込めて右側にスライドさせて、中に入ります。手を離すとバネで閉まってしまうので、自分が入りきるまで扉を押さえた手の力は抜けませんっ!



そして、内部。

ボタンが古っ。一応エマージェンシーボタンはありますが、どこへ通じるものなのやら…。ボタンはあれど、スピーカー機能は付いていないので、閉じこめられても置かれた状況を伝えることはできません。こわいってばさっ!!




実は自宅マンションのエレベーターに閉じこめられたことのある私。たった1人で。それも2度も。突然全電気が落ち、非常灯もつかない暗闇の中で、カクンカクンと2回軽く落下した時はマジ泣しました。そんな恐怖体験を思い出し、冷たい汗がたらーり。

「このビルが築53年だから、エレベーターも同い年ですよ~。整備はちゃんとしてるんじゃないかな~。たぶんね~。あっはっは!」と案内してくれた人に言われて、頬がピクピクと引きつりました。

到着時はビックリするようなブザー音。5㎝は飛び上がりましたね。止まれば目的階に着いたことはわかるんだから、なにもブザーをなさらなくても…
案内人の「どうぞー」の声も待てず、我先にと転げるように外に飛び出してしまいましたっ。

でも、バブル期に突貫工事でテキトーに建てられた自宅マンションのようなモノが一番怪しいわけで、それこそエレベーター付きなんてまだ時代の先端だったであろうころのモノの方が、それなりに手間もかけて造られたんだろうし、古い方が点検も整備も細かくするじゃない? え?……そんな考え甘い?? そうだよなぁ、ココ香港だしなぁ。

とにかく、自分にそういい聞かせて動悸を収めたものの、帰り道は「では、ここで失礼します~」と案内人はドアの中。

えっ………。

あ、あたしひとりでアレ乗るんかい!!

もう、ひたすらカミ(not神)に祈りながら、来たときの倍以上の冷や汗かいて、到着の激しいブザーと同時に再び転げるように外へ飛だしたのでした。




バッグ屋のおばあちゃん、また会えてホントにうれしかったわ!!

勝手にロケハン

2006年09月06日 | 香港雑記
絵に描いたような香港の図。

          

2年ぶりくらいかな? すごく久しぶりに行ったビクトリアピーク。今まで昇った中でいちばん見晴らしのいい、ピーク日より

旧ピークタワーが全面改装となり、長期間タワー内の店や展望台も閉鎖されていたのがリニュアルオープンしました。この11月のグランドオープンに向けて、現在は8割程度のプレオープン中です。

まだ工事用の幕が張られた部分をくぐるような感じでエスカレーターを乗り継いで展望台に上がってみると、ご覧のようなスコーンと抜けた香港の空。

ああ。この街のどこかにいるのかな。いるんだよね、きっと…。

と、狭い狭いといわれても、人間ひとりの大きさから考えたら充分広い街を見下ろしてちょっと涙ぐむ…。

で、思ったの。
ここからこの街並を背にして、白いチャイナ服のすそ翻し、象牙の箸をくるりと回しながら「食いしん坊探偵、略して喰いタン!」ってやる決めポーズ、番宣とかでやりそうじゃない? 

なーんて妄想はじめたらもう止まらない。



ピークタワーを食べ物を求めてふらふらと歩いていた喰いタンが、展望台からふと見下ろすと、遊歩道にある太平山の展望台に犯罪組織の一団らしき影が!!


          

どう太刀打ちしたらいいものか…喰いタンひとりで考えあぐねていると、そこへピークトラムに乗ってホームズエージェンシーのご一行様が登場!!


勝手に創作。勝手にロケハン。それだけでも充分楽しい。

天気予報をうらぎるようにいい天気が続く香港。つつがなくロケが進行しますように。

嫌いなものは何ですか?

2006年08月30日 | 香港雑記

今なら即答できるなー。

私の嫌いなものは、『夏の終わり』です。


季節としての夏ではなくて、私の中の「夏」なんですけど。

日常があるから、夏の1ヶ月がとっても楽しいものになるんだって頭では分かっていても、心がその日常のリスタートを受け入れるようになるまでには少し時間がかかります。もちろん、その日常だって大切だし、その中にも幸せなことはたくさんあるのだけれど。

「またね。」って言いあえる相手がいること、言える場所があることのありがたさ。どれだけ通信手段が便利に多様化したって、“会う”ことの喜びを超えることは絶対にないよね。

「またね。」と言ってくれた家族や友達に、「よっ!」と胸を張って次も会えるように前へ進まなくちゃいけないんだけど、なにかがぽっかりと抜け落ちたような空虚感を時が埋めてくれるまで、しばらくこのせつななさに浸ってもいいかなあ…。