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開心香港街市

ほいさむほんこんがいしぃ
~気づけば在住6年目。香港のおいしいもの、おもしろいこと、ときどき…。在ホンコン的趣味生活~

あんた、聴いてるの??

2006年12月20日 | 香港雑記
中環(セントラル)の旧天星碼頭(旧スターフェリー乗り場)の取り壊し反対運動が連日香港のニュースで報道されています。48年の歴史をもつ乗り場から見れば、私などただの通りすがりに過ぎない人間ですが、それでも「なにもぶっ壊すことないじゃん…」ととっても淋しい気持ちになるくらいですから、日頃から愛用して来た人たちにとってはたまらない気分なのだと思います。

           

日曜日に久しぶりに旧乗り場へ行ってみると、ニュースで見たとおり、もう時計台は撤去されていました。時計台だけは香港歴史博物館に移転保存されることになったそうです。
緑のシートに覆われた出っ張りのなくなった長細い建物は、ついこの間まで乗り降りする人の往来と、行き交うミニバスの音で活気のあった場所とは思えない「物体」になってしまっています。

           

この日も抗議集会が行われていました。テレビ局、新聞社などもやって来ていて、歴史的価値を訴える集会を撮影していました。その様子を緑の物体から見下ろしている警察官…。



                

曾蔭權(ドナルド・ツァン)、あんた、聴いてんの??

横断幕に書かれた、なんともストレートな言葉に不謹慎ながらちょっと笑ってしまいました。曾蔭權とは、香港特別行政区行政長官です。(顔はこちらで)彼ひとりの力でどうなるものでもないとはいえ、やり場のない思いをぶつけずにはいられないのでしょう。

昨日の新聞には、有志が建物を買い取りたいと言っているとのことが書いてありました。でも、それは「妄想にすぎない」みたいな反論(?)も。

いいじゃないねぇ。この際、金持ち企業に売り払ってでも、なんとか生かしてもらえば。せめて器だけでも…。中身が小洒落たカフェかなんかになっちゃったとしても、この際許す。美心集団、どーよ? 検討してみない??

なーんて、自分勝手な意見を言ってみたりしましたが、政府はなにがなんでも壊すというか、あそこをどーても更地にしたいみたいですね。なんででしょうね。

街角のいとおしい日本語part10

2006年12月12日 | 香港雑記
バケラッタ!バケラッタ!

オバケのQ太郎の弟、O次郎(のようなもの)がいる!!
そしてつぶやく。



楽しむ~

アイスクリームは脂肪分が多いものほど美味しいと聞いているけれど、そこをあえて脱脂乳で作ったアイスクリームとはどんなものなのか、激しく気になる!!





$10 コツプ

どうやらカップではなく、「コツプ」に入っているらしい。
「コップ」でもないところが、また悩ましい。





取るため

う、うん。確かに「取るため」にはPUSHしないとね。


その下に大きく書かれた「手作りの店」。

えっ!?

どう見ても、機械なんですけど。自動販売機なんですけど…。
手作りなら、「取るため」のPUSHは必要ないじゃーん!

ん? ああ。この販売機が手作りなのか。(10分悩んだ末の結論)

警察署前に水兵さん

2006年12月06日 | 香港雑記
香港映画『恋する惑星』にも素敵な警察官633と共に登場した、中區警署(セントラル・ポリスステーション)。英国警察時代の趣がにじみ出る建物は、通るたびに「いい味だよねぇ」と見上げています。



                  

今回はバスでなく、MTRを利用せねばならないので、『恋する惑星』でも印象的に使われていたヒルサイドエスカレーターの歩道から眺めていました。


すると、目に飛び込んできたのが、謎の水兵さん2人組。


                  

荷李活道(Hollywood Road)の表示を見つけて大喜びしています。
えー?なに者なの?この水兵さん???


ぽかんとして見つめてしまいましたが、彼らがピタッと動きを止めて普通に歩きはじめたので気が付きました。


身体を乗り出して、私が立っているエスカレーター通路の真下を確認すると、そこには…

                  
                  

テレビカメラが。やっぱり、ロケか~。


それにしても。
現存するいちばん古い警察署の建物の前に水兵さん。荷李活道で喜ぶ水兵さん。いったい何? そのコンセプトはなんなの? その映像、トータルで見てみたい~!!

海沿いの小さな村 

2006年12月03日 | 香港雑記
香港島の東端に石澳(セッコー)というビーチがあります。香港で初めて遊びに行ったビーチでした。白砂で、波打ち際まで小魚がやってくるほどきれいな海に大感激し、その後何度も訪れてはビーチでボ~ッと過ごしているところです。

            

いつもビーチへ直行だったのですが、今回は初めて周辺の村を歩いてみました。街のビル郡からバスを乗り継いで1時間もかからないところにある小さな石澳村。海がにぎわう季節ではないこともあって、とっても静かなところです。

 

教会です。うっすらと残っている壁の十字架が見えますか? 
ドアにも窓にもベニヤが打ち付けられているところをみると、閉鎖されてしまったのですね…。

            

トタンのひさし、土の壁、そして赤い花。生活感漂う路地を入ってみると、遠い昔にどこかで見たような懐かしい光景がありました。



            


石澳丈新小学校。
きちきちの土地にせせこましく建っているビルのような学校ばかりを見ていたので、「こんな風に土を感じられる環境で学べるなんて幸せだろうなぁ」と思ってわくわくしながら近づきました。しかし、門には「2004年に閉鎖。無断立ち入り禁止」の張り紙が。



            

学校の真裏には「バックビーチ」と呼ばれる、メインビーチとは別のビーチが広がっていました。窓からこんなにきれいな海の見える学校。その教室の光景がふーっと頭に浮かんできました。黒板、机、走り回る子供達、そして窓の外には海。その想像があっているのかどうかを確かめることすらすでにできなくなってしまっている現実は、なんとも淋しいものです。教会も閉鎖されちゃっていたし、過疎化が進んでいるんでしょうか…。





海の守り神、天后を祀る天后廊です。道から少し入ったわかりにくいところにありました。小さな村にぴったりの小さな天后廊。

            

石澳村は、どこも2階建て程度で高い建物はありません。そういえば香港にも、こんなに広くて青い空があったんだっけ。

特に意志があって来たわけではなく、短時間しかいられなかったけれど、いろんな感情が湧いてきた石澳村でした。冬の海は不思議な力がありますね。

ところにより、超どしゃ降り

2006年11月29日 | 香港雑記
朝。いつもの通勤路。
信号待ちをしていると、突然、じゃじゃじゃじゃー!!という音と同時に右肩がびしょぬれ。
きゃーっ!すごい豪雨!!

                

でも、局地的な豪雨だとしても、「右肩だけ」ってなんで??

                

遠巻きに野次馬たちが豪雨を見つめる中、白バイの警察官まで駆けつけてきたし。







            

見上げれば、そこにはビル屋上から滝のように流れ出す水!
なんだかの工事中にうっかり配水パイプをぶっ壊しちゃったんだそう。あら、まぁ。
でも、ココは香港。そんなことも珍しいことではな~い。
とりあえず、あびたのが汚水でなくてよかったわよん~

街角のいとおしい日本語 part9

2006年11月18日 | 香港雑記

ツーリストは20%の割引と資格を与えられる。

まぁ! 割り引いてくれる上に、資格までいただけるの~!!

資格は何でもいいのかしら?
でしたら、一生食いっぱぐれのないように、医者か弁護士の資格をお願いします
あぁ、でも伝統工芸系も捨てがたいわー。花火師の資格もいいわね
花火も打ち上げられる弁護士、ってどうかしら?




はっ!!!!

資格うんぬん以前に、私、ツーリストじゃない…。
割引すらしてもらえないんじゃん…

生まれ変わってしまったスターフェリー乗り場

2006年11月13日 | 香港雑記
時計台が11月12日午前0時の鐘を打つと同時に、中環(セントラル)の天星碼頭 (スターフェリー乗り場)が閉鎖されました。48年の歴史にお別れです。
日々の暮らしの中に当たり前にあった場所が閉鎖されてしまうというのはとっても悲しいです。ペンキがところどころはがれ少々情けないところもあれど、まだまだ充分その役は果たせただろうと思うのに。


           


IFCができて、バスターミナルが海沿いにできたこともあって、そちらに移転されてしまいました。今まではMTRから地下道くぐってすぐ、って感じでアクセスがよかったのに、今度はバス以外の乗り物からだとかなり歩かなくてはなりません。はっきり言って不便です!ふ・べ・ん!!


昨日、尖沙咀(チムサーチョイ)からフェリーに乗って新しい碼頭を利用してみました。今までだって5分程度の短い船旅だったけれど、港がもっと突き出る形になったため、あっという間に到着してしまいます。短すぎるよ…。


           


新しい碼頭の2階通路には、中華菓子を売る奇華やハーゲンダッツなど、ちょっとした売店が並んでます。乗り場入り口にはスターバックスも入っているし。なんか小洒落ていて落ち着かない。


           


なんだか「ディズニーランド?」ってテイストの新天星碼頭、慣れる日はくるのかなぁ。

旧天星碼頭(写真はこちらに)は来年早々に取り壊されて埋め立てられてしまうとか。いろいろな人のいろいろな思い出のこもった場所だろうに…。淋しいね。

香港ディズニーランドハロウィ~ン! 後編

2006年10月31日 | 香港雑記
まずそうに見えたら、実はやっぱりまずかった、グレープ味のポップコーンですっかり気持ち悪くなってしまい、どうしたものかと思案しながらパークをさまよっていると、キャストの方々があちらこちらでマシュマロ&キャンディーを配っているではありませんか!
本当は子供だけなんだそうだけど、おにーちゃんをひっつかまえてひとついただいちゃいました。



普通のマシュマロで助かった~。口直し、完了!
でもさ、この入れ物、IKEAのでしょー。だめだよ、ディズニーならディズニーらしいものを使わなくちゃー。すぐ出所がバレるものを使っちゃうあたりが香港ディズニーランドですねぇ。


香港ディズニーランドのショーで、いちばんお金もかけてるし気合いも入っていて質が高いのが『ライオン・キング』だと思います。前回は順番待ちに出遅れて、後ろの方から、鑑賞というより眺めただけという感じだったので、今回は「ファストパスをgetして観る!」と気合い充分でした。いざ、ファストパス発券に行ってみると、「no fastpass」とのこと。なんで??

           

ガイドマップには「FP」のマークがついているけれど、ショースケジュールの紙には「FP」の文字がない。ってことは「FP」はずされちゃったって事?? よくわからないけど、「表示はあるけどやってない」、そんなことがOKなのも、これまた香港ならではのアバウトなんでしょうねぇ。

ショーはね。やっぱりいいですねー。セットも凝っているし、メインの3人の歌は上手いし、全体的に隙がない。これは「さすがディズニーだなぁ」って思います。


元ミス香港で女優のミシェル・リー(李嘉欣)にパーク内で3度も遭遇しちゃったり(おどろくほど細~い!)、ウインナーのベーコン巻き食べたり、コレははずせない『ミッキーのフィルハーマジック』観たりしているうちに、日が暮れてきました。



かぼちゃに灯がともり、ライトアップされたお城とあわさっていい感じです。まっくらになる直前の、これくらいの夕闇が私は好きです~。

そんな中、「お腹が空いた」と、またしてもうっかり酸辛湯麺なんぞ食べてしまい「あれー?」と頭を抱えつつも、しつこく『バズのアストロブラスター』に1分待ちで3度乗り、最後に電車でパークを半周して帰ろうかねぇ~と思ったところで気が付いた! なんでバズがたったの1分待ちだったか……。


7時からハロウィンミニパレードがあったんだ!!!


「ハロウィン」を見に来てこのありさま。ううう。計画性のなさで大失敗のダメ押し。
ディズニーキャラクターがハロウィンの扮装をしてパレードするというものだったのだそうだけど、思いきり見逃すとはっ! キーッ! なにやってんだ私!!


           

やっぱり下調べは大事だよね…と、次回にこの教訓が生かされるかどうか、甚だ疑問の反省をしつつ、仕方ないじゃーん!とこういうときだけポジティブに自分を慰めながら、音楽に合わせてライティングが変わるミッキーの噴水を観て、香港ディズニーランドハロウィンにお別れしたのでした。




というか。ハロウィン、ハロウィンといいながら、私、たいしてソレっぽいことしてなくない?? バズにばっかり5回も乗っちゃってさぁ。うーん


           

向かった駅は同じくライトに輝いて、どこかヨーロッパの駅のよう。でもホームへ電車が入ってくると、そんな優雅な雰囲気はみじんもなくて、さんざん歩き回って疲れた人たちがドッと席取りに走る図が展開されるのでありました。
「Magical Day」の終わりは、いつもそんなもの…。


みなさま、Happy Halloween!!
ワタクシ、これからツノ付けて街へ繰り出します~!

香港ディズニーランドハロウィ~ン!

2006年10月30日 | 香港雑記
紆余曲折いろいろあったけど、なんとかオープンから1年を迎えることができた香港ディズニーランドへ昨日行ってきました。

          


真夏の香港ディズニーランドで干物になっちまうかも~という極限体験をしたので、もう当分行くことはなかろうと思っていましたが、「Trick or Treat?」の声を聞くとじっとしていられなくなっちゃうちゃう、所詮コドモなんです、私…。

MTRを乗り継いで欣澳(サイーベイ)駅へ。そこからから迪士尼線(ディズニーランドリゾート線)へ乗り換え。車内はかなりの混みっぷり。3連休の中日だし、ここからこれだけ混んでいるということは、もしかしてパーク内は超大混雑だったりする???




「Have a Magical Day!!」といういささかテンションの高めの車内アナウンスに送られて、ディズニーランドリゾート駅へ降り立ちます。



なんとなく、東京ディズニーランドのワールドバザール風な駅ですわよね。


ゲートもハロウィンバージョン。こんなゲートに迎えられちゃったら、気合いも入ろうってもんです!

          



ハロウィンと同時に楽しみにしてみたのが、『スティッチ・エンカウンター』というシアター系アトラクション。干物になった夏も見たのだけれど、これはゲストとスティッチの掛け合いで成り立つショーなので、毎回内容が変わるのです~。

          


が。しかし!
いつもながらディズニーランドへ行くときは(も?)行き当たりばったり、リサーチもせず計画性もない私なので、『スティッチ・エンカウンター』に到着してみたら、その時間帯のショーは広東語ONLY。聞いてみると英語は午後からだそーで。時間がもったいないから、ま、いいかーと広東語の回に入ってみるも、明確に理解できたのは「魚蛋」の話だけ…。やっぱり私の広東語は食べ物のことにしか適応しないみたいで~。
それにしても、スティッチの声の人のリアクションの速さすごいなぁ。なにか特別な訓練を受けているんでしょうか?

ちなみに、英語版は14:30~16:00と20:15~20:30、普通語は12:30~14:00と18:30~19:15、それ以外は広東語だそうです。(10/29日の情報です)


バズ・ライトイヤーのアストロブラスター【5分待ち】の表示に、混んでるかとおもいきやたいしたことないかも…やっぱやばいのか香港ディズニーランド!! なんて思いつつ、ちゃっかりふた周りしてレベル5が出たことにささやかな喜びをかみしめていたらお腹が減りました。

ランチタイムにしますかー!と、これまたテキトーに「Royal Banquet Hall」に入ってしまいました。しかも、せっかくのディズニーランドだって言うのに、いつもと変わらぬご飯に反応してしまった私。食べ始めてから、「あれ?なんでこんなもの食べてるんだ?」と気づくもすでに遅し。これまたリサーチ不足による失敗。



味はともかく、量多すぎ! 半分の大きさで、もう少し値段を安くした方がいいんでないかい? 
ああ、でも。食べきれないほど出す。これが中国式のおもてなしなんだっけ。

Pork & Squid on Rice HKD45(約670円)
魚蛋のスープとティーバックのジャスミンティ付き



『ファンタジーガーデン』という、必ずキャラクターと2ショットが撮れる写真撮影エリアへ行ってみると、昨年はムーランがいたところに、プルートが立ってます。ムーランエリアは周囲の飾りがドラゴンのムーシュなのですが、ムーランが退職してしまった今では、そんなことはどーでもいいじゃん!的なアバウトさでプルートが愛想を(?)振りまいています。

          

おっ! でも、なに気にプルートチャイナ帽をかぶったりして、ムーシュとの融合を計ったりしているんですね~。


ポップコーンもハロウィンテイスト。なんとグレープ味です。
想像するだけで美味しくなさそうですが、食べもせず言うのもなんなので試してみました。



うぇ。なんかグロテスクな色合い~。果たしてお味は……。


うん。まずい!!
炭酸の抜けたファンタグレープ味って感じでしょうか。ひたすら甘くて美味しくないです。東京ディズニーランドでもハロウィン時はこのポップコーンなんでしょうかね~?

巫婆首選(Witchi's choice)  HKD15(約225円)


口の中の甘ったるさ抱えつつさまよったディズニーランド後編は、明日upしたいと思います

沢尻エリカと吐く

2006年10月25日 | 香港雑記
今、『1リットルの涙』が放送中で、香港でも人気上昇中の沢尻エリカなので、ときどきこちらの新聞にもセクスィ~なグラビアが載ったりします。そのグラビアに添えられた記事の「澤尻繪裡香」(←中文表記だとこうなる)の文字を指し、香港人の同僚が言いました。

なんで名前に「尻」なんて字をつかうの??? 
「尻」なんて、ヘン!! と。


……うーん。考えたことなかったなぁ。
だって、田尻さんとか沼尻さんとかフツーに知り合いでいるし、井尻さんとか江尻さんて人もいるよね。

よくある名前ではないけれど、名字としては普通に使われるんだよ、と答えましたが、だからなんで尻というパーツを指す文字が名前になるのか、って根本的な部分での解決にはなってない。困った。

困ちゃったら切り返すしかない! じゃぁさ、と質問返し!


トーストを広東語にすると「多士」でしょ。でも時々「吐司」とも書くよね。
なんで食べ物に「吐く」なんて字を当てるの???


         


広東語は口語なので、文字にするときに音に合わせて適当に漢字を当てることが多いのだけど、だからって、食べ物に「吐く」はないでしょう。「吐く」は~。
しかも、司る人が吐いちゃうんだぜ~~

常々疑問に思っていたことを口に出してみて、ちょっとすっきりとして答えを待っていたら。


私は香港人だから、ヘンだと思ったことないよ。
言われてみればヘンだけど、広東語ってそういうもんだもん♪


……こっちも答えになってないし。

ネイティブだからこそ答えようのない言葉の壁。
お互いにそんなもんかー。