開心香港街市

ほいさむほんこんがいしぃ
~気づけば在住6年目。香港のおいしいもの、おもしろいこと、ときどき…。在ホンコン的趣味生活~

J-WAVE 聴いてます!

2007年01月30日 | ブイロク雑記
彼らの出演番組をオンタイムで見た!ってだけで大騒ぎな私ですから、当然ラジオなんて聴ける訳ないと、はなから諦めるのが当たり前になっておりました。

ところが。
時代が変われば変わるモンで

今、J-WAVE聴いてます!!
森田剛先生がサッカーについて講義をしています。
ポジションは「ない」! ポジションは「自由」!
…らしくていい発言です。

「オシムスタイルだな」と後から岡田准一氏の声がかぶります。

へえええ。声だけって新鮮。声だけって想像が広がる。(←人はそれを妄想と呼ぶ)
あれこれアクセスしているうちに偶然見つけた、ウェブ版J-WAVE。
彼らの声が聴きたくてアクセスしてみたたんだけど、これは日常生活に使えそう。

海外にお住まいの方、電波の届かない地域の方、興味があったらココに行ってみてください。
PCが推奨環境であれば、簡単な登録、しかも無料でJ-WAVEが聴けますよー

http://www.j-wavemusic.com/

アンティーク Cake&Tea Set

2007年01月29日 | 香港食記
エッグタルトの名店、泰昌餅店の跡地にできた洒落たケーキ店「ANTIQUE」。以前、ホールケーキを買いにいったとき店内奥にティールームがあることを発見したのでした。

いつかお茶したいなぁとチャンスをうかがっていたところ、その時「そそられる~」とのコメントをくださったビンゴさんが香港へいらっしゃるとのこと。それならば一緒に行くしかない!
おっさんの園で雑多で肩寄せ合うような密着型飲茶を楽しんだあと、雰囲気真逆のエレガントな店へGO!

           



もとがローカル色満載のエッグタルト屋さんとは思えないほど、おしゃれに改装された店内は、ケーキショーケース、チョコレートショーケースの奥に、4テーブル、12人が座れるスペースが作られています。激変の改装にはちょっとムリがあったのでしょうか、天井にちょっとシミが浮いちゃっているところは…見なかったことにします…。

ケーキ&お茶のセット、チョコレート&お茶のセット、パウンドケーキやスコーンなどとお茶のライトケーキセットなど、さまざまなセットメニューがありました。しかも、コーヒー紅茶のお茶類も、ざっと30種類くらいあるでしょうか。じつにバリエーションに富んだラインナップが用意されています。

私たちが選んだのは、やっぱり王道のケーキセット。ショーケースをのぞき込みながら、それぞれクランベリーチーズケーキとブルーベリーチーズケーキを選びました。

           

写真が黄色っぽくなってしまっていて、ケーキの色がよくわからないですね…。すみません。
手前がクランベリーチーズケーキです。小さな赤いクランベリーがたくさんのっています。わずかに感じる酸味とプチッとした食感が、なめらかでしっかりと「チーズ」を主張するクリームチーズとよく合います。ジャムっぽい甘さを想像していたので、あっさり目の味が意外な感じでとてもよかったです。

半分こして、ビンゴさんのブルーベリーチーズケーキもいただきました。トッピングだけでなく、クリームチーズにブルーベリーの果実も練り混まれていて、これはおいしい。クリームチーズ部分も合わせる素材によって作り方を変えているようです。こちらにはヨーグルトが入っているのかな? クランベリーチーズケーキよりさっぱりとした後味です。


分厚いカスタードが魅力的なミルフィーユ、コーティングがつやつやしているチョコレートケーキなどの定番ものから、名前も読めない創作ケーキまで。ショーケースの中には誘惑がいっぱい! 
そして、ケーキを楽しむにはお茶はシンプルにしたい。でも、ヘーゼルナッツコーヒーやバニラコーヒーなどバリエーション豊かなお茶たちも試してみたいしー。

あー。どうしよう。そういう悩みはつきることはありませんねぇ。ビンゴさん、次は何を食べましょうかねぇ?


Cake&Tea Set HKD68(約1020円)

ANTIQUE 香港中環擺花街32號地下 ℡2542-2816
11:00am~8:30pm 

香港風かま飯 保仔飯

2007年01月27日 | 香港食記
このブログタイトル『開心香港街市』の「街市」とは、香港の街のあちらこちらにある市場を意味します。昔は道ばたにゴチャゴチャと開かれていたという市を、衛生面の対策のために統括して、現在はビルの中に小店舗がたくさん集うスタイルとなっています。昔の名残で、その街市の回りに露天マーケットもたくさん残ってもいるんですけどね。

           

           

その街市は、肉類&家禽類&魚でワンフロア、野菜&果物類でワンフロアといった感じで、取扱い素材別に階が別れているところが多いようです。そして、その建物の上部には、たいてい「熟食中心」と呼ばれるフードコートがあるんです。

熟食中心もまた小さな店舗が寄り添うように営業していて、ごっちゃごちゃ。その中から食べたいものを見つけたら、その店のそばの席を陣取り、大きな声で注文します。ちょっと根性がいりますが、市場の上にある店だから素材は新鮮だし(たぶん)、なんてったって安いんです。

今回は、香港在住10年を過ぎたというのに、冬の風物詩「保仔飯(ぼうぢゃいふぁん)」を食べたことがないと言う友人のために、北角のフェリー乗り場近くの渣華道街市へ行って来ました。
上環や跑馬地の街市熟食中心だと、女性の姿もけっこう見かけるのですが、渣華道街市は場所柄からから、おっさん度高し!いえーい!
おっさんの間をすり抜けて、熟食中心を横断。保仔飯をやっている泉記へとやってきました。



                           

保仔飯とは、小さな土鍋で注文に応じた具を入れてひとつひとつ直火で炊きあげる、香港版釜飯といった感じのものです。冬になると、店の店頭に専用ガスコンロを設置して、「保仔飯あるよー!」と主張する店が多く見られるようになります。



さて、私が今日頼んだのは「北茹滑鶏保仔飯」。しいたけと鶏肉の入ったオーソドックスなものです。骨ごと切った鶏肉がつるりとしておいしいんです!
ダシにお米を投入して、タイミングを見計らって具を投入。あとは炊きあがるまでひたすら待つばかりです。調理法はいたって簡単♪

           

もれなく付いてくるスープをいただきながら待つこと10分。「小心ぁー!」とやけどへの注意を促されて、目の前に釜が登場しました! おこげができてるんでしょう。ふわーっと香ばしいいい匂いがします~。

フタを取ってみましょう~。ぱかっ!

           

青梗菜の緑がいい感じだわ~。

           

こちらは友人の頼んだ「咸旦肉餅保仔飯」。塩付けの卵の入ったミンチ肉が乗っています。

別添えの甘しょっぱいたれを回しかけて、いただきます!
ホカホカでおいしー! でも、超熱いー! 口に入れたあと、しばし無口になりながら熱さと戦わねばなりませんが、そこが保仔飯のおいしいところ。やけどをしない程度に熱さも楽しみましょ!

うまい具合に火の通った鶏肉は、骨を取るのも簡単。レンゲと箸でチョイチョイと割きながら、身だけを食べます。つるりとしてプリプリの鶏肉と肉厚で歯ごたえのあるしいたけは、濃いめのたれの味によくあっておいしいなぁ~。
土鍋で炊くご飯は、何の味付けもしてなくてもおいしいでしょー。そこへダシだの具だのが入っていたら、おいしくない訳がない! ふっくらとしたごはんも、ごはんとしてのうまみがちゃんとでているし、炊きあがり具合もちょうどいいしで、食が進むったら!

底のおこげもレンゲではがしてバリバリと食べ、ふつうのご飯茶碗3杯分はゆうにあると思われるご飯をしっかり全部いただいてしまいました。ぷうー。満腹。満腹。

冬だけの食べ物なので、この味が楽しめるのも今年もあと2カ月程度。時間に余裕のある昼休みに、ちょっくら保仔飯行脚でもしてみようかなー。


北茹滑鶏保仔飯、咸旦肉餅保仔飯ともにスープ付き HKD20(約300円)

泉記 北角渣華道99號渣華道市政大廈渣華道街市熟食中心
℡2564-0049

※保仔飯の「保」は、正式には「保」の下に「火」を書きます。

軽車両といえなくもない…か

2007年01月24日 | 香港雑記
細い道を歩いていると、ブー!ブッブー!ブッブッブー!と連続のクラクション。ずらっと並んだ縦列駐車車両の中の業務用のバンが鳴らしているようです。

車間を詰め過ぎちゃって、出られなくなっちゃったのかしらん? と思いつつ近づいてみると、まさにその通り。身動き取れずに困っていたのでした。

笑っちゃったのはクラクションを浴びせているその相手。
だって……





          


空き缶の固まりなんだもん!!


          


なんで路上に放置されているんだろ? 一応台車に乗せられているから、軽車両ってことで、放置じゃなくて路上駐車なのかな? いや、そんなことより持ち主はどこ??

珍妙な縦列駐車の図を見させてもらいました。

でもさ、バンの運ちゃん。
クラクション鳴らしまくるより、車から降りてちょっと空き缶車両をずらせば発車できると思うんだがのぅ。

竹筒に入れなくてもいい竹筒ご飯

2007年01月23日 | 香港食記
竹を器にしてご飯を蒸すと、竹の香りがうつって何とも良い香りのご飯が炊きあがります。マンゴープリンを初めとした中華スイーツの名店、満屋の竹筒ご飯は、立ち上る湯気にフワーッと優しい竹の香りがあいまって、目の前に登場したときからシアワセな気分になります。

ひょっこり入ったお店のランチメニューに、その「竹筒」の文字発見! おお、こんなところにも!と竹の香りを思い出しつつ、オーダーしてみました。

          

おや。想像とちがう…。

横に割ったのではなく、節で切って器にしてるんですね。具は上に載せているわけではなく、お米と一緒に炊き込んじゃったと…。

フワーッと香ってくるのは竹の香りではなく、干しエビの香り。あれー? 竹は?
取り合えずご飯をひと口いただきます。ぱらりと炊きあがったごはんの中に、小さく切ったタコが入っていて、そのプリプリした食感がいい感じです。そして、しっかり香りを放つだけあって、干しエビがたっぷり入っています。もちろんだしもその干しエビで取ったのでしょう。ご飯も上品な味で飽きません。

でもでもでもー。
竹を見てガッカリ。汚れが付かないよう内側が防水加工されていたのです…。これじゃぁ、香りがご飯につくわけがない…。
炊き込みご飯を竹筒に盛っただけで、「竹筒ご飯」と名乗るってどーなの? 私的にはちょっと納得いかないんだけどー。だって、他のご飯より竹筒入りのものは3ドル高いのよ。べつに香りをつける必要がないのなら、普通のどんぶりに盛ってくれてかまわないのに。

期待しちゃっただけに、ちょっと残念。中のご飯はおいしいのだから、加工竹筒なんぞでカッコつけず、普通に勝負すればいいのに。



食後の奶茶を飲みつつ、そんなことをぼんやり思っていたら、斜め前のおねーさんが、荷葉糯米飯を食べ始めました。ほお葉に具入りのご飯を包んで蒸したものです。
……あれ? その中身のご飯、さっき竹筒の中に入って私の目の前にあったものと同じでは…??


竹筒鱆魚肉粒飯ランチセット(スープ、野菜、飲み物orデザート付き) HKD35(約525円)

小甜甜 湾仔駱克道405-419號 ℡2836-6971 12:00pm~5:00am
ランチタイムは12:00pm~6:00pm

どうか雨が降りませんように

2007年01月21日 | ブイロク雑記
てるてる坊主こそ作らなかったものの、1月21日つまり今日の好天を、ほぼ1カ月真剣に祈り続けていました。

朝目覚めると、どんよりと分厚い雲に覆われた空。うわぁ~っ。
ついでに、東野圭吾の『白夜行』にハマってしまい、ひたすら読み続けてロクに寝てない頭もどんより。つらい~っ。
とにかく、香港時間午後6時まで雨よ降らないで…(祈)

           
          


私の住むアパートは、赤い水は出る、エレベーターは停まる、床ななめになっている、ドロボーは入る、水道管破裂する…そんなデンジャラスで安っぽいところですが、なぜかNHK-BSが見られるんです! ただし、香港および日本の天気が良ければ。
そのNHK-BSに大好きな彼らがご出演となったら、そりゃ、できるものなら祈祷師でも呼んで、雨乞いならぬ青空乞いのひとつでもしたいってものです。

普段、見たい番組は日本の家族や友人に頼んで録画して送ってもらっています。時間も手間もかけて送ってくれたDVDやビデオを見るのは私の楽しみです。でも、タイムラグありありで見るため、「ほぅほぅ。ネットで話題になっていたのはこれかい~」……と、縁側で渋茶をすすっているばぁさまのごとく、ものすごーく乗り遅れた地味な反応をひとりさみしくしています。
それが、今日はオンタイムで番組を見られるんです! これはどれだけ貴重なことか!!

ギリギリセーフで雨は降らず。
番組開始5分前になり、映ってくれ!と念じながらテレビをつけると、朝青龍が賜杯を受け取っています。見られる!見られるよーーー!!!


久しぶりに見る6人揃いの図。これよ。私が好きなのはこの図なの! バラバラの個性なのに揃うと和みオーラを発する、この6人だから大好きなのー!
学ラン風ジャケットに白手袋。You Tubeのちっこい画面で不鮮明な映像で見た衣装を身につけた6人が、はっきりとテレビ画面に映し出され新曲を歌っています。もうそれだけで感激してしまって、鼻の奥がつーんと…。

笑って、笑って、笑ってー♪

やっぱり、そんな風に励まされると、笑う前に涙がでちゃう。シンプルな言葉なのに、私にはかなりツボのようです。

NHKさん、カット割りが上手ですね。6人の良い表情をちゃんとアップで抜いてくれてありがとう!
番組終了後すぐリピート開始。幾分気持ちも落ち着き、マニアな目線で見る余裕もでてきたところへメールが。

「見た?ちゃんと見られた? やっぱりV6って良いグループだよね…」

日本のブイ友達からでした。そんな風にリアルタイムで彼らのことを誰かと話したことなどない私なので、またも感激の波がどばーん!と。

ああ、雨が降らなくて本当に良かった。今日の番組だけで、しばらく笑っていられそう。


ところで、ずーっと疑問に思ってるんですけど、この受信料ってどーなっているんでしょうね? もちろん「あのーNHKですが、おたくNHK見てますよねぇ?」なんて取り立てが来たことは一度もありませーん。

アメリカ発のベトナム麺の香港支店

2007年01月19日 | 香港食記
日本の情報を韓国経由で香港で知る…ってことはたびたびあります。特にジャニーズネタは、韓国では「治外法権だもーん」とばかりにバンバン写真を載せてくれるので、ありがたーく拝見させてもらっています。

さて。
ずっと雑誌の切り抜きを持ち歩いているのに、なかなか行けずに気になっていたベトナム麺屋さんに行って来ました。お昼時はすごい人だかりの人気店のようです。
グルメおじさんとして有名な蔡瀾(チャイ・ラン)のその記事によると、なんでも、ベトナム華僑さんがアメリカで開いたチェーン店の香港初上陸店なんだそうです。
某画像は3つの国が絡んでいますが、この麺屋さんは4つの国が錯綜しているんですね。グローバルな麺だなぁ。


スープは、野菜、香辛料、ハーブ、肉など10種の自然素材から取り、脂肪分は完全に除去している、というのがウリになっています。

メニューを見てみますと、それぞれの品名の横に、アルファベット+数字でナンバリングされています。……となると、必ず探してしまうのがファンの悲しい性というもので~。

          

あった!ありました!
V6は野菜と豚肉の春巻きの添えられたスープなしベトナム麺のようです!


でも。スープ麺が食べたい気分の私たちは、あっさりV6を見送り、牛肉団子と薄切り牛肉のダブルの具が入った牛肉団子と牛肉の牛コンビの入ったフォーをオーダー。目の前に登場した麺は、もやしだけ別添えです。

          

軽く熱を通すため、もやしをスープの奥底にぐいぐいと入れ、準備完了。いただきます!

バジルの風味が効いたスープは、かなりしっかりとしています。もっと薄味かなーと思ったけれど、フォーに絡むのにちょうどいい濃さがちゃんとあります!
牛肉丸は弾力がかなり強いです。そのままではうまく箸でつかめないため、真ん中あたりを箸でぶすりと突き刺すお子さま方式でいたきます。もうちょとコシというか、肉だんごらしいプリプリ感がほしいところですが、まぁ、ここのウリはだんごじゃないし…。牛肉は、キレイにうすくスライスされていて、火の通り具合もちょうど良くておいしかったですよ。

ついてきたライムをしぼり、ちょっと味をさっぱりさせつつ唐辛子で辛みをプラス。唐辛子、ちょっと入れすぎて辛くなり過ぎちゃいました。途中で鼻水がグスグスと…。入れるときは少しずつ様子をみながら適量をねー。


          

せっかくなので生春巻きもオーダーしました。
ていねいに同じ幅にカットされたレタス、にんじん、ビーフとフォーが巻き込まれています。きれいな断面をえいっ!とつけダレへ投入! このつけダレが香ばしいピーナッツ味でとっても美味でした!


食後はベトナムコーヒーを。
テーブルサーブされるベトナムコーヒーのドリッパーでゆっくりゆっくりドリップしていきます。ポットのお湯をつぎ足しつつ、ゆっくりゆっくり。待つこと7~8分? 話に夢中に何っているちにドリップ完了です!

          

カップの底にはあらかじめコンデンスミルクが入れられているので、コーヒーを飲むまえによーくかき混ぜます。
ひとくち飲むと、口の中に甘さとほろ苦さがわーっと広がります。なんというか…ライオネスコーヒーキャンディ(←古すぎ?)を大量に口に入れた感じの濃厚さなので、食後のお茶というよりはデザートをいただいている感覚です。

意外に思われるかもしれませんが、香港にはベトナム料理の店がたくさんあります。競争の激しい香港で、ベトナム華僑さんがアメリカで開いたチェーン店の香港支店(…長いっつーの)、これからも人気キープで行けるでしょうか~~。


牛丸鮮牛肉河 HKD30(約450円)/越式珈琲 HKD20(約300)
生春巻き(すみません品名忘れました…)HKD23(約345円)


PHO HOA和越式牛肉粉 銅鑼湾登龍街28 ℡2574-1777
11:30am~11:00pm

初の「100%」体験

2007年01月17日 | 香港雑記
「今朝100%出たよね!」「こんなにガスがかかってたら100%だろ~!」

などと言う会話が成立する香港。
その「100%」とは、何を指すかといいますと、湿度です。

今朝、冬だと言うのに湿度100%をマークしました!!

         

TVBキャスター兼記者の方東昇くんです。結構人気者です。
…じゃなかった。左上の表示をごらんください! 下段の数字は左から、最低気温、最高気温、湿度の表示です。

3月ごろからガーッと湿度があがり始め、そのころには毎日のように98%だ、99%だの世界なのですが、一年でいちばん湿度がさがるはずの冬にこの数字を見るのはあまりないことです。

しかも!「100%だった」「100%にちがいない」という言葉はさんざん聞いていましたが、実際の数字を目にしたのは、まもなく香港暮らし6年目を迎えるというのに初めてです! うれしー!(←喜びのツボ崩壊)

去年の春、「100%を体験してみたい!」と言いましたが、正直その差がわからない…。
小学校で「パーセンテージに100%以上はない!」と習ったはずなんですけど、今日よりもっとべったりした感覚、たくさん経験してるもん。
何を基準に100%なの? どんな計測で100%と表示するの?
(香港天文台のHPを見てみたけど、分からない言葉だらけで早々に断念…)

それにしても、こんな湿度に慣れっこな私、冬の日本に長期滞在したら、どんだけシワだらけになってしまうのやら。考えるだけで恐ろしいっ~

パン屋さんのカツバーガー

2007年01月16日 | 香港食記
食欲が復活して、まず食べたいなぁ~と思ったのがカツがパンに挟まったカツバーガーでした。猪八飽といって、発祥はマカオらしいです。でも、猪扒飽のおいしい蘭芳園はちょっと遠い…。ならばカジュアルに(蘭芳園だって充分カジュアルだけど)パン屋さんで作ってもらおう!とお財布握りしめて行って来ました。



こんな昔ながらの古めかしいパン屋さん。右にフライをしたりやウインナーやハンバーグを焼く調理コーナーがあるのです。

猪扒飽ひとつと奶茶ね! とオーダーすると調理担当のおばちゃんは、ものすごーく愛想のない顔で「はあ」と、わかったよの「はい」なのか香港流「ええ?」なのか分からない声をあげました。でも、すぐに目の前のお会計担当おばぁちゃんに「猪扒飽と奶茶だってさ!」と伝えてたので、聞こえてたんですね。ここまで愛想のないおばちゃんも久しぶりだわ~! 

その奥にいた、奶茶用の紅茶をせっせと煮出しているおじさんと目が合いました。すると、デジカメを手首にプラプラさせて立っている私に、「写真撮る?」みたいなジャスジャーを…。あら、ありがとう! 遠慮なく撮らせていただきます!



おじさん、端に逃げてますが、目線だけがしっかり残ってますな。
それにしても、年季の入ったポットですねぇ。紅茶を漉すネル地もすっかり黒くなって、完全一体化って感じですねぇ。

ついでにカツを揚げてるおばさんも撮りたかったのですが、声をかけるのもはばかられるほど、能面的な顔でこちらを見ています。うーん、こわい。

でも、お待ちどう~と手渡されたカツバーガーは超おいしそう。紙袋からアツアツさがダイレクトに手に伝わって、食べたい気持ちが逸ります!
奥のおじさんから奶茶を受け取って、いそいそと店を後にしました。


さて、どこで食べるか。
少しでも時間が経って、カツの熱からでた水分をパンが吸ってしまったらせっかくの猪扒飽が台無しなので、ここでいいや!と立ち食いを決め、ちょっと路地になった道で、ランチタイム!



見てください、このカツの大きさ! パンから思いきりはみ出してますよね。
味付けはごくシンプル。カツの下にはケチャップが塗られ、上部にはマヨネーズが少々。以上。でもそのシンプルさが、サクサク揚げたてのカツを堪能するのにはちょうどいい感じ。シンプルイズベスト。猪扒飽も同じなり。



奶茶は、あの使い込まれたポットとネル地のおかげか、とってもまろやか。煮出した紅茶独特の苦みがないのがうれしいです! 苦みが強すぎる奶茶はちょっと苦手なので。おじさん、おいしいよー!


右手に猪扒飽、左手に奶茶。路上でガツガツとパンにかじりつくオンナを不審におもったのか、「あら、あんた!こんなところでなにやってんの!?」と通りすがりのおばぁちゃんに声をかけられました。
口の中いっぱい状態だったので、必死でモグモグしつつ、広東語を頭の中で作文。「や、やんわい…」と声を出したときには、おばぁちゃんはすでに背中を向けておりました。

だって、アツアツのをすぐに食べたかったんだもん。

子供みたいな理由、おばぁちゃんが聞いたら笑ったかなぁ?


猪扒飽 HKD8(約120円)/熱奶茶 HKD10(約150円)

丹麥餅店  銅鑼湾禮頓道106號 ℡2576-7353
7:00am~7:00pm

マカオさんぽ記 2日目

2007年01月13日 | おでかけ雑記
風もなくて、温かい天候となったマカオ滞在2日目。




ホテルのシャトルバスでフェリー乗り場へ向かい、荷物を預けたら、さんぽ開始。
マカオに来たからには行っておかないとまずいでしょ、ということで、マカオ観光の定番中の定番、聖ポール天主堂跡へと向かいました。

ガイドさんに連れられた人たちが、説明を聞きながらあんぐりと口を開けて見上げるファサードを目の前に、私にはしなければならないことがありました。
そう!V6ファンがマカオに来たからには、詣でなくてはならない像がこの広場にあるのです。どこだ?どこだよぅ~?? 
「なにやってんの?」との問いにまじめに答えたところで「あ、そ。」と、つき離されるのが関の山なので、無言で不審なほどキョロキョロする私。そのとき、斜め後ろの団体さんが移動を開始。その隙間に見えたあの像!あった!ありました!!

通りすがりの人に行き先を尋ね、言われた通りについていきながらゴールを目指す「どこ行くんですかゲーム」のin香港バージョンで、湾仔(ワンチャイ)のコンベンション&エキシビジョンセンターへ行くはずが、マカオに飛ばされちゃった長野くんと健くんが、おなじポーズをとっていた、その銅像です。

長野くんが女の子、健くんが犬でした。

テレビで見たあのときより、心なしかテカテカしている気が…。V6ファンがなで回しているのかしらん??

さ、目的は達した。帰ろっか。
…いや、せっかくだからやっぱり見ていきます。はい。

 

ファサードのアーチからは角度によって建築中の巨大カジノの鉄筋が見えてしまったりして…。
かなり景気のいいマカオは、カジノの建築ラッシュが続いています。不自然なカーブを描く鉄筋が何本も空に突き出る姿は、なんだかね…。


おみやげ屋さんの売り子さんの「試食して!」攻撃の呼び込みに負けず、元来た道をセナド広場へと戻ります。そこを起点に今度は、ランチ予定の店をめざして南へおさんぽです。

道々はヨーロッパテイストたっぷりの建物がたくさん。そこに漢字表記の看板がついてマカオテイストになっているのですね。

 

          



聖ローレンス教会は外壁修復中でした。
マカオには「歴史的建造物はできる限り保存する」という法律があるのだそうです。歴史あるフェリー乗り場をあっさりぶっ壊しちゃうどこかの政府に聞かせてやりたいですね。


のんびりとマカオの人たちの生活が垣間見られる裏道を30分くらい歩いたでしょうか。マカオの街を南下してついたレストランは、海湾餐廰(リトラル)です。

 

祝日ということでほぼ予約で満席。予約なしの私たちの対応に受付のスタッフもしばし悩んでいましたが、幸運にも残っていたらしい席に案内してもらえました。ポルトガルサラダ、白身魚のフライ、チキンのカレーグリル、パスタのグラタン風などなど、またしても食べまくり。
おいしいし、店内も清潔でサービスもいいしのですが、お値段もそれなりにいい!昨夜のフェルナンドの2倍以上のお値段でした。まぁたまのことだからいいとしましょ。


腹ごなしにさらに南へ歩きます。
ペンニャの丘の上に、眺望のすばらしい教会があるというので見に行くことにしました。坂を上がり、さらに上がり……なんだかラマ島の風車探し再び?な雰囲気の中、ヨタヨタしながら教会にたどり着きました。丘の頂上にある教会の敷地内からは、海側のマカオタワー、その奥にタイパ島もきれいに見えます。



海にたずさわる人たちが安全を祈りにやってくるという教会なのだそうです。
石づくりそのままの造りに、ちょっとはげかけたステンドグラス。華やかさとは無縁の素朴な教会で、訪れる人も絶えません。人気のある教会なのですね。帰ってから知ったのですが、夜はライトアップされるのだとか。丘の上に浮かび上がる石造りの教会。きれいだろうなぁ。

 

入ってもいいのかなぁ?とドキドキしながら聖堂内へとおじゃましてみると、なにやら話し声が。神父さまがミサの打ち合わせでも…?とその姿を探すと、声の主は真ん中の席にずるりと浅く座って電話をしていた警備員さん。追いかけるように突如ガッハッハー!!と大笑い。おいおい、神様の前で、そんなんあり? でも、響くポルトガル語に「太陽の国」的な大らかさを感じて、私も心の中でガッハッハ-!

勝手ながら抱いていた「教会=厳粛」のイメージをちょいと裏切られて、なんか楽になっちゃった。そうよ、そうよねー。異国情緒たっぷりのマカオだって、中華圏なんだもん。100%カッコつけてなんていられないわよね! なんて考えながらタクシーでフェリー乗り場に向かったのでした。帰宅後、ネットパニックが起こるとも知らずに…。


やっぱり、好きですマカオ。
食べ物はおいしいし、マカオ中心部以外は高い建物がなくて空が広いし、そしてやっぱりちょっとアバウトだし。
また散歩しに行きたいです