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開心香港街市

ほいさむほんこんがいしぃ
~気づけば在住6年目。香港のおいしいもの、おもしろいこと、ときどき…。在ホンコン的趣味生活~

香港湿地公園とそこから見たもの

2007年06月12日 | 香港雑記
旧正月に霧にむせぶ大仏を見に行くために乗り、さらにはイースターには日本からやって来た一家勢揃いで乗り込んだ、世界最長のケーブルカー「ゴンピン360」が、落ちました。

なんと落下したんです。人が乗るあのゴンドラ部分が!

山肌に激突し、見事にひしゃげたゴンドラの映像をニュースで見て、背筋が寒くなりました。おそろしい。おそろしすぎる。
滑車もワイヤーも2重の構造になっているのに「落ちる」ってどういうことなんでしょう。詳しい原因は調査中だそうですが、きっちり原因追及の上、厳重すぎるほどの整備確認を終えるまでは運転再開して欲しくないですね。
運行時間外の事故で、死傷者がでなかったのが幸いでした。


さて、明るい話をしましょうか!

「開園1年で来園者数120万人突破!」「旧正月には入場規制」と、数字上は香港の新名所のなかでもかなり好評な香港湿地公園(Hong Kong Wetland Park)。行こう行こうと言いながらも、なかなかチャンスがなく、気がつけば湿度上昇ですっかり蒸し暑い季節となっておりました。それでも「暑さはまだピークではない!」と自分を励まし、湿度でベタベタの中、湿地へ行ってきました。



湿地公園に着くなり空腹に負けて「とほほ~」な食事をしてしまったことをお話しして、すっかり全てが終わった気になっていましたが、まだ肝心な「湿地公園」については何も語っていなかったのでしたね。あらあら。


香港湿地公園は、2006年5月にオープン。マイポー自然保護区に隣接する天水圍(ティンソイワイ)という場所に位置し、総面積約60ヘクタール(東京ドーム約14個分)という広大な敷地をもつ自然志向のテーマパーク。

…だそうです。香港政府観光局の資料より。(←なんたる手抜き!)

広さを表現するときって、よく東京ドームを基準にしますが、東京出身のくせに東京ドームの大きさを今ひとつわかっていない私には、「ふーん」ってくらいの感想しかでてきません。あまり東京ドームに縁のない地方の方は、そう記されていたらどう思うんでしょうね。東京ディズニーランド○個分って書いてくれた方がわかる人が多いような気が…。あ、でもアレはジワジワ拡張しているから基準にならんのか??




えー。どうやらかなり広いらしい香港湿地公園なのですが。それは総面積のことで、歩き回れるエリアは限られいます。各所に設置された案内板に沿いながら、木製の遊歩道を歩きます。一応「川縁の遊歩道」「マングローブの浮き橋」などのテーマ別のエリアに分かれていて、それぞれに「バタフライサンクチュアリ」「バードウォッチングハウス」などのコーナーが設けられています。

整備の手が入っているとはいえ、まだまだ香港にはこんな自然があるんだなぁ~なんて思いながらふと空を見上げると、向こうにそびえ建つマンション郡。それもまた香港らしいなぁ。

 



花の季節でもなく、動物たちが集う時期でもない。唯一、マングローブエリアで、片方のはさみだけがとても大きいカニがワラワラと集っていたのだけが印象的で、あとはとにもかくにもまったり~としたお散歩が続きます。

おもしろさを追求する公園ではないとわかってはいても、あまりの平淡さに少々飽きてきて、野鳥観察小屋の2階で「しばし休憩~」なんてダレていたところ、言葉でしか聞いたことのないものが目に入ってきました。

監視塔に見下ろされ、鉄柵で区切られている『禁区』です。

香港と中国の境に儲けられた立ち入り進入区域で、どんな理由にせよ警察の許可なくしては立ち入ることのできないエリアです。
イギリス領時代、中国人の不法入国を防ぐ目的で設けられたものなのだそうですが、香港が中国に返還され、中国から香港へビザなし渡航が許可されているにもかかわらず機能している「禁区」が、香港の複雑な立場を表しているような気がします。

その「禁区」ですが、フツーに人が生活しているエリアでもあると知ってビックリ! 新たに禁区内に引っ越すことはできないけれど、昔からの住人の方々はそのままごく普通に暮らしているのだとか。もちろん禁区外に出るとき戻るときには許可証を提示しなくてはならないし、お友達を「うちに遊びにおいでよー!」って誘うときは、正式な招待状を作成し警察の許可を得なくてはいけないという面倒な点もあるそうですが、あとはどこの家庭とも変わりない日常の時間が流れているのだそうです。いってきまーす!と禁区外の会社へ出勤し、ただいまーと禁区へ帰る。「禁」という字が付いているだけに、言葉だけで考えるととっても不思議な感じがしますが、そこに暮らす人たちにとっては、たまたま住んでいるところが「禁区」と呼ばれてしまっているというだけのことなんですね…。



うっすらとしか映っていませんが、緑の森の向こうにあるビル群は、中国の深圳(シンセン)です。

確かに湿地だったー。緑も多かったー。鳥もいたー。暑かったー。
でも、湿地公園の一番の思い出は「禁区を見たこと」。
昔からよくそっぽを向いていて、本来の目的じゃないコトに興味を示す困ったちゃんだった私だけれど、今回もまた…。

湿地公園についての詳しいレポは、正しいビジターにお任せ!ってことで!(逃走)


香港湿地公園 香港新界天水圍湿地公園道 ℡3152-2666
10:00am~5:00pm 火曜日休園
入場料 大人30ドル(約450円)/子供15ドル(約225円)


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らうちんのハニカミ笑顔

2007年06月09日 | 香港雑記
らうちんこと劉青雲(ラウ・チンワン)。猟奇的な殺し屋から「好き」といい出せないシャイでかわいい男まで、みごとに演じ分ける素敵な俳優さん

そんな彼が晴れて影帝さまとなった4月の香港金像奨。驚くほどにスマートだった奥さまに対してのエスコートを目の当たりにして、すっかり彼の魅力にやられちまったことは以前熱く語らせていただきましたが(詳しくはこの辺に)、近頃、またまたらうちん夫妻を目撃し、おおっ!とあの夜の感激を思い出すことしきりなんです。

といっても、生身ではなく、バスの車体広告やらMTRのポスターやらでなんですが。




香港ではゴミはなんでも一緒に廃棄していたけれど、「これからは家庭のゴミもきちんと分別しましょう!」みたいな公共広告です。
どちらかといえばワイルド系。そんな分別うんぬんの繊細さはなさそうなビジュアルのらうちんが、こんなにベタな生活感漂う広告へ奥さま共々起用されるとは、金像奨でのあのラブラブっぷりが、「愛妻家」「家庭的」といったそっち方面で高評価を得たからに違いない。やはりあの図には、どんな人にも素敵だと思わせる夫婦愛がにじみ出ていたんでしょう!

 

かわいらしい奥さまの後ろで、少々とまどい気味?とも思えるほどのハニカミ笑顔。

企業広告ではなくて万人に理解してもらわなくちゃいけない公共広告だけに、どういう顔していいのかわからなかったのかな~? 
でも、その不器用な表情も、やっぱりス・テ・キ
そして、このご夫婦の“熱い”んじゃなくて“暖かな”ラブラブっぷりも、やっぱりス・テ・キ



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街角のいとおしい日本語 part12 がんばれあと一歩だ!

2007年06月06日 | 香港雑記
日本時間午後11時40分からNHK-BSで放送中の「経済最前線」。ながら見とはいえ毎夜の放送を楽しみにしていました。経済のことぐらいきちんと理解していないと恥ずかしいものね。

…というのはうそっぱち。
実は、キャスターの岩間正之さんのファンなのでした。番組オープニングでは挨拶もせず無表情でいきなり話し出すのに、エンディングでは深々とお辞儀をしたまま頭を起こすことなく番組終了。番組にはさり気なくもきちんとスタイリングされたヘアスタイルで登場するのに、時間外に撮影されたインタビューでは前髪ハラリの無造作ヘア。その落差が好きでした。全体のイメージとして「高潔」な感じがしたのは、カラーチョイスが素敵だったスーツのVゾーン、さらにはリムレスのメガネがロマンスグレー(←死語)の髪とばっちりのコンビネーションだったからかな。(スタイリストさん、ぐっじょぶです!)

そんな岩間さんが、5月いっぱいで番組降板。悲しい。「経済」が一気につまらないものとなってしまいましたよ。(いや、もともとよくわかってないんだけど~)
キャスターチェンジにより番組HPからも写真が消えてしまい、もうお顔を拝見することができなくなりました。いつかどこかで経済部の記者として顔を見せてくれることを祈るしかないのね。……できれば、その時は、前髪ハラリの無造作ヘアでお願いしたいものです。


さて、久しぶりに『いとおしい日本語』を見つけました!


日本の雑貨やファッション小物を扱う小さなショップの側面に…



ジャニーズのみなさんの写真がいっぱ~い



NEWSとKAT-TUNがお好きなのね。
うふふ。応援しているグループは違うみたいだけど、私たち同類ね。



私も好きよ、錦戸亮くん。

 おしい。りょちゃん じゃなくて、りょうちゃんよ。



テゴマス、魅力的なユニットだもんね。応援したくなるよね。
そして、「ね」と「れ」って、形の区別がむずかしいよね。

 よろしく


残念ながらこのお店は開店前。営業時間に行ってぜひ店員さんとお話してみたいです!


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長洲太平清[酉焦](長州島の饅頭祭り)

2007年05月26日 | 香港雑記
旧暦4月8日(今年は5月24日)、お釈迦様の誕生日に、小さな香港のそのまたさらに小さな島の長州島で毎年行われるにぎやかなお祭り、饅頭祭りへ行って来ました。



比較的どこへでもホイホイ行ってしまう私ですが、このお祭りだけは「船を下りたときから身動き取れない!」とか「帰りの船は2時間待ち!」など、お祭りそのものの評判以前に、人出のすざまじさのあれこれを聞かされていたので、どうにも足が向かなかったです。

ところが、しとしとザーザーと連日の雨で腐っていた中、朝起きたらなにやらいい天気になりそうな気配。しかも、前日の「ジャスミン」でテンション上がったままということもあり、人出の恐怖はどこへやらでGOGOGO!と相成ったのでした。

午前11時30分、長州島に降り立つとすでに乗り込んでいる観光客とはためく大漁旗がお出迎えしてくれました。とりあえず目指すは島の北部にある北帝廟。そこに「饅頭祭り」の通称の由来となった饅頭のタワーがあるのです。



道沿いにあるお店で売られているお祭りグッズを冷やかしながら、歩くこと10分。饅頭タワーが現れました! 高さ14メートルちょっとの塔にびっちりと饅頭がはりついています!



この塔に上って、どれだけ高得点の饅頭をgetするかを争う、ワイルドかつシンプルなイベントが、この饅頭祭りのフォナーレを飾ります。
張り付いている饅頭ですが、昨年までは本物の饅頭を使用していましたが、競技者のが手の汗で饅頭に書かれている印が消えてしまい、得点を計算できないという事態が頻発したため今年から作り物になる、って以前の前の新聞に書かれていました。

作り物かい~って少々興ざめ気味だったのですが、この作り物饅頭、リアルな大きさ、リアルな触感でナイス! 手のひらサイズで握るとモチモチした弾力があるんです。露店で見つけて触った瞬間に「2個おくれ!」って叫んでしまいました♪






こちらはお供えのものなので、本物の饅頭が張り付いています。約1週間に渡るお祭りなので、豪雨に当たり、強い陽射しに焼かれ、変質している饅頭が多々…。


饅頭タワーの横には、北帝廟があります。たくさんの人がお参りしていて、お線香の煙がもくもくと上がっています。

 

そもそもこの饅頭祭りとは、「夏になると漁に出て海賊に襲われて亡くなった人が霊となって現れるので、その魂を弔うためにはじめたお祭り」と言われています。でも、「昔、疫病が流行ったときに祈りを捧げたら短期間で治まったため、神に感謝するためにはじめたお祭り」なんて節もあるようで、はっきりしたことはわからないみたいです。


 

饅頭祭りの饅頭は「取る」だけではなく、もちろん食べます! どの店の饅頭にも赤で「平安」の文字。食べると無病息災…だったかな? とにかくおめでたいから食べなくちゃ話にならん!ってものなので、ひとりで10個も20個も買っていく人もいます。
できあがるそばから売れていくから、「平安」のハンコを押すお店のおじさんも休むヒマなしです。私も列に並んで待つこと10分。お饅頭を手に入れましたー!


 

できたてアツアツなので、素手で持てず。ビニールで包んだままでどーもすいません。中身は蓮子餡。蓮の実のあんこに白ごまが少々混ざっています。皮はほっこり、餡は甘すぎずねっとりしていておいしいです。もうちょっと餡がたっぷり入っていてくれるとうれしいんだけど、ま、いっか。お祭りだし!




午後2時、パレードが始まります。見物は獅子舞や銅鑼や太鼓の鳴り物と共にやってくる、チャイナドレス姿の女の子を初めとした、コスプレ系お嬢ちゃんお坊ちゃん。台車の上に作りつけられた棒の上に乗っかって(くくりつけられてというほうが正しいかも…)パレードする飄色巡遊です。
でもね、でもでも。この日の気温は気象台の発表で31度。でも、人は多いわ風はないわ直射日光は照りつけるわで、見ているだけの私たちですらポタポタ汗がしたたるほどの暑さ。体感気温は35度以上は行っていたのでは? なので、そんな気候の中、京劇ノリのメイクをほどこして衣装を着込んだ子供たちは見ているだけでかわいそうでした。祭りの花形ですから、選ばれた子は一生懸命勤めを果たしていましたが。そんな事を考えていたせいか、写真全滅。肝心の飄色巡遊は写真に残すことができませんでした。残念~。



そのパレードを見終わった午後3時、私たちはギブアップ! だって暑すぎる!それに、既にフェリー待ちの列が長く伸び始めていたので、ぐずぐずしていたらフェリー待ちの間に干上がりそうだったの。
滞在時間は短かったけど、人混みの中でもいろいろ見たれたので、初体験としては合格点の饅頭祭りだったかな。





深夜、テレビをつけたらやっていました、饅頭争奪戦。どわ~ん!という銅鑼の音を合図にダーッとよじ登る面々。タワーの上部、赤いラインのところに付いている饅頭をとると、ポイントが10倍になるとか。おめでたいはずの饅頭に足をかけながら、ひたすら上をめざし、上部の饅頭を取れるだけ取って背中の平安袋に入れ、下におりながらその他の饅頭をさらに取りまくって点数を稼ぐ、と。ほ~お!!
聞いたところ、この争奪戦で優勝してもらえるのは「名誉」のみなんだとか。物にこだわらず、精神的な部分を重視するのが「お祭り本来の姿」らしくて、なんかイイですよねっ。

トラックバックについて

2007年05月19日 | 香港雑記
笑って 笑って 笑ってキャンディ~
泣きべそなんて さよなら ねっ
キャンディ キャンディ~♪

堀江美都子さんの、生「ねっ」を聴いてしまいました。
あまりの懐かしさに、鳥肌が立ちましたってば。

昨夜は「アニメジャパンフェスティバル in 香港」なるライブで、アニソンのアレコレを聴いてきました。マニアックな曲もあり、途中「?」となったりもしましたが、いやいや、香港のオ○クのみなさん、すごいです。どんな曲でもマイクを客席に向けられると、日本語でちゃんと歌ってましたもん! MCの日本語も理解していたみたいだし、語学が習得できるほどの勤勉なオ○ク揃いのようですよー。帰りにちょこっとお話ししたオ○クくんは、イントネーションも完璧な日本語を話していたし。すばらしいなぁ。『好きこそものの上手なれ』。そんな言葉をリアルに感じたりして。



前置きはいいとして。
トラックバックについてお詫びいたします。
今年はじめから、不愉快なTBがたくさん来るようになってしまいました。その頃、gooブログでは、TBの付いた記事がどれなのか一発でその親記事に飛べないシステムだったので(今は改善されました)、削除に非常に手間取りました。そんなこともあって、TBを承認方式に切り替えたのですが……

迷惑TBがなくなってこりゃよかった。と、安心したせいか、「承認の作業をする」ということまで頭からすっ飛んでしまってました。
昨夜、「あれ、TBってどうなってるんだっけ?」と突然思いだし、管理ページを開いてキャーッ!! すみません!すみません!! たくさんのTBをいただいておりました~!!

たまりにたまった承認を終えました。
いまさらTBが反映されてもねぇ~って感じかもしれませんが、心当たりのある方、もし見ていらっしゃったらご確認くださいませ。
今後は、きちんと管理していきます。本当にすみません

香港スタジアムで バモ!ニッポン!

2007年05月17日 | 香港雑記
5月16日、午後8時10分キックオフ! 香港スタジアムにて、U-22日本対香港、五輪アジア2次予選 第5戦を観戦してまいりました!

前にもこの辺で書きましたが、このワタクシ、実はサッカーファン。赤いユニフォームを着て、タオルマフラーを振り回しながら「浦和カモン!カモン!カモン!!」なーんてやっていた過去を持っていたりするのです…。好きなだけで全然詳しくはないのですが~。
なので、消化試合とはとはいえ、日本代表が香港で試合をするってだけで血が騒ぎまくり。日程を聞いた時からこの日を待ちわびていました。代表の試合を見るのなんて何年ぶりだろう~。



日本のように、前売り券を買うところから気合いを入れねばならぬ~!…なんてこともなく、仕事あがりに軽くご飯を食べ、まったりとお散歩がてら香港スタジアムへ。おーっ!遠目にもまぶしいライト!球場って感じだわっ!興奮するわっ!

まずはチケット購入。あと20分でキックオフだというのに、難なく買えてしまうところがいいんだか悪いんだか。ちなみに全席自由で60ドル(約900円)でした。学生はなんと20ドル(約300円)。コンビニで買い食いするようなノリで代表の試合が見られちゃうんですねぇ。うらやましい。



あまりに注目されていない試合でしたが、スカパーでは中継されていたんですね。香港では中継……されてないだろうなぁー。どこかのケーブルテレビではしてたのかな? 少なくとも朝のTVBニュースのスポーツコーナーは、完璧なスルーでしたよぅ。せつないなぁ。



午後8時5分。香港スタジアムにドォォ~ンという重低音が鳴り響きます。きゃー。FIFAのテーマ曲「FIFA ANTHEM」です。すっかり忘れていたわ。この曲が聴けるってことを! 
国際試合の入場時に流れる、ちゃーんちゃちゃちゃーんちゃんちゃーちゃちゃちゃちゃーん♪ って、おなじみのあの曲ですよー。
すごくサポーター心を沸き立てられる曲で、流れると思わず背筋を正してしまいます。




 

私たち一行7名が座った席は、どういう訳か香港サポーターのど真ん中。あれ?と気づいたときには「今更移動するのもねぇ」という時間で、「We are Hong Kong!!」と周囲が叫ぶ中で、つぶやくように「ニッポン!ちゃちゃちゃっ!」とやっておりました。
失礼ながら、強いとはいえない香港代表にもちゃんとサポーターがいるってことに驚いたりして。声を枯らし、力の限りに太鼓をたたき、「香港!香港!」と一生懸命に応援を送る人たちを見ていたら、「なんだ、一緒じゃーん!」と勝手に仲間意識がめばえてしまいました。赤いヅラが微妙にずれてるサポーターのリーダー、いい味だしまくりです!


バックスタンドほぼ中央に座っていたので、前半は、U-22私のイチ押し、右サイドバックのモエちゃんこと細貝萌(背番号2)が近い近い! 「香港!」の声の合間を縫うように「モエちゃ~ん」って久々に黄色い声を上げてしまいましたっ。

 

ドリンクボトルも真正面に置いてあったようで、ボールが外に出るとこちらにきてゴクゴクと~。きゃー、モエちゃん、水を飲むそのヒップがキュートだわっ(←どこ見てんねん!)
あ、本当はモエじゃなくて、「萌」って書いてハジメって読むんですけどね。

後半には平山(背番号9)もゴクゴクしに来ましたが、べつに彼のヒップには萌えませんでした。後半32分に平山と交代したカレン・ロバートはゴクゴクしに来てくれませんでした。ちっ。(←なんて邪道なサッカー観戦なんだ…)


途中スコールのような雨が一瞬振ったため、気温も湿度も急上昇。べたつくし息苦しいしのよろしくない環境の中、日本は4得点を上げて勝利しました。これでB組1位で2次予選通過で最終予選へ。わーい!




なんでも前半ロスタイムの本田圭佑のFKがすばらしかったそうですね。うーん。よく見てません。見えてません。
生での観戦の弱点はそこですよねー。位置によってによってその「すばらしさ」が全然わからないまま、得点。わーっ!!って勢いになってしまいますから。
スタジアムのモニターにはスターティングメンバーの名前の表示すらなかったので、リプレイなど映し出されるわけがなく、いまだにどのようなFKだったのかわからずにいます。こういうのYou Tubeに落ちたりするのかな?? とっても見たいんですけど~。


試合終了後選手出入り口にはサインを求める子供たちがたくさん。気にもとめず通り過ぎる選手、近くにいる2~3人にして去る選手が多い中、スタッフに促されても一生懸命サインをし続けたのが、1得点目をあげた李でした。フルで出場した後でかなり疲れているでしょうに、子供たちの声を振り切れなかったのかな。全然気にしたことのない選手でしたが、次から次へと差し出されるノートを受け取るその優しさにちょっとヨロリ~と。

 お疲れさまー




ホームの試合だと満艦飾の横断幕も楽しめますが、アウェイでは控えめなのは仕方ないこと。そんな中でも思わず「ナイス!」と言わずにはいられなかったものは、コチラ!




「もう飲茶しちゃった?」

そうよ、そうよ! 
せっかく香港に来たんですもん、飲茶くらいしてってくださいね。>U-22代表ご一行様。

って、もう帰っちゃったか。

毎日行われているのに見たことのないものを見に行こう!

2007年05月06日 | 香港雑記
タイトル長すぎ。ひとことで言い表す語彙を持ち合わせていない私をお許しください…。

ガイドブックには当然のように情報が載っているので「ねぇ、○○ってどうなの?」と香港旅行を計画している友人たちにしばしばたずねられるにも関わらず、「見たことない!」と身も蓋もない返事しかできなかった事柄に、ちょっと前向きになってみようシリーズ!(←え?シリーズ??)

その第1弾。 
シンフォニー・オブ・ライツ(幻彩詠香江)を見てみよう!

シンフォニー・オブ・ライツとは、香港政府観光局の主催で行われるショーで、毎夜8時、ビクトリア湾の両岸の参加ビルから音楽に合わせてさまざまな光を放ち、100万ドルの夜景にちょっとした風味付けをしているものです。

2003年にスタートし、中断期間もあったもののほぼ毎晩行われているにも関わらず、はい!ちゃんと見たことがありませんでしたっ! ゴールデンウイーク中は花火演出のおまけもつくそうなので、ではでは、この機会に行ってみましょー!




開始20分前に尖沙咀(チムサーチョイ)の文化センター前のプロムナードに鑑賞場所を確保。香港島側の演出は全部見渡せるばっちりの位置です。シンフォニー・オブ・ライツにはナレーションがつくのですが、広東語、英語、中国語の日替わりとなっていて、訪れた5月5日は中国語の日。ふえーん。全然わらかない…。聞き取れるのは「シャンガン(香港)」だけよ…。

ジャーン!という華やかな音がスピーカーから響き渡ると、参加ビルが一斉に輝きます。その後、ひとつずつビル名が紹介されていくのですが、それぞれのビルが名前を呼ばれると、「はーい!」と元気に手を挙げるがごとくピカピカキラキラと光ってみせる演出がかわいらしかったです。

「セントラルプラザくん!」 「はーい!
「香港上海銀行くん!」 「はーい!」
「 IFC国際金融中心二期くん!」 「はーい!」

と、ビル紹介がひと通り済むと、テーマごとに音楽と光と、そして花火を組みあわせたショーのスタートです。




ナレーションの言葉が理解できない故、テーマがなんなのかがちっとも理解できませんでしたが、レーザーの光とか、特殊効果の火薬ドカーン!とか、衣装早替えとか(←?!)、そういうものにめちゃめちゃテンションが上がる体質なもので、かなり楽しんじゃいました。




少々空に雲がかかっていたので、突き抜けるような光に適度な紗がかかった感じになり、きわめて機械的な演出のやりすぎ感を緩和させてくれていたように思います。きっと天候次第で見え方も印象も変わってくるんじゃないかな。



ぼぼ直線のみで作られているビルの瞬きとそこから放たれる画一された光の動き。音楽にぴったりあった展開はすばらしいと思います。でも、それだけだとちょっとクールな感じを受けるかもしれないなぁ。今日は花火の自然な光と描き出すカーブ、それと余韻を残す煙があたたかみを添えていてよかったと思います。このような花火の演出がつくのは、ゴールデンウイークやクリスマスなどの連休のときに限られるのが残念ですね。


とりあえず、シンフォニー・オブ・ライツ体験完了。
13分間のショーは短く感じました。好き嫌いはあるとは思いますが、見て損はないんじゃないかな。できれば、理解できる言語でナレーションされる曜日を選ぶとより楽しいかと。

帰り道、文化センターの屋根で作業する人を発見。もしかして花火師さん?
もちろん打ち上げはコンピューター制御されているでしょうけれど、打ち上げの現場には火薬取扱いの責任者立ち会いが必須なのよね、確か。ってことは、参加ビルの屋上全てに花火師さんがいたってこと? うわー。お疲れさまですっ。
機械的なんてとんでもない。今日のシンフォニー・オブ・ライツは、人様のまさにその現場での努力もあっての演出でした。ありがとうございました!

こももとヤクルト工場

2007年05月01日 | 香港雑記
ゴールデンウイークなんですねー。たくさんの日本人が香港へいらしていると思います。ぜひおいしい物をたくさん食べていって欲しいものです。

…なーんて日本の祝日に気を取られていたら、香港は今日が祝日であることをすっかり忘れていました。あやうく出社してしまうところでしたよぅ。事前に気づいてよかったわー。


さてさて。突然ですが、工場見学が好きなんです。
仕事柄、印刷工場に行くことが多く、インクの匂いがぷーんとする中で休みなく輪転機が動き続ける様を見ると、「モノを作り出す」ということに不思議と気分が高揚したのでした。それがきっかけとなり、機会があれば工場見学に出かけていました。中でも明治製菓で、できたての温かいカールを食べさせてもらたときの興奮は忘れられません。ホカホカのカール、美味しかったなぁ~。あ、それから、キリンビールでタンクから直接注いでもらった、まだなま温かいできたてビール、下戸な私も一気飲みするおいしさだったっけ~。

香港暮らしとなって、機会もないまま年月は流れ、そんな趣味も忘れかけていたころ、ひょんな事からヤクルト工場見学に行けることになりました。きゃー!興奮するわ!!





訪れたのは大埔(タイポ)という所にある工場。まずは、コミュニティルームのような所へ通されて、ヤクルトの成り立ちや成分についての説明がありました。日本のヤクルトより、香港のヤクルトのほうがサイズが大きいのは、「そのほうが高く売れるから」という、あまりにも香港的な回答に素直に笑ってしまいました。その後、「ヤクルト菌はお腹の中で大活躍~!!」というビデオを鑑賞。そして、待ってました!ヤクルトの試飲です といっても、あまりにもおなじみの味すぎて、あまり感動はないのですが…。



ヤクルトは、広東語で「益力多」(よっくりっどう)です。

生産ラインは撮影禁止でしたので、写真なしです。すみません。
ヤクルト菌の培養タンクから、その他の原材料をミックスするタンク、1時間に9万本をパッキングするラインの部屋を真上から見学しました。ドババババーッと大量のヤクルトがベルトコンベアにはじき出される様は圧巻ですねぇ。

プラスチックのボトルがラインにのる→ヤクルトの液が詰め込まれる→アルミのキャップがかぶせられる→5本ずつパッキングされる→さらにパックを10ずつにまとめる→冷蔵庫へ。

そんな光景を見ながら、ついつい笑ってしまう私。どの工場を見てもそうなのですが、同じ品物がひとつの空間に大量にありすぎるとなぜか笑ってしまうんです。どうしてでしょうねぇ。すごいなぁって気持ちが変なツボに作用してしまうようです…。


見学コースの壁には世界各国のヤクルトボトルの展示もありました。





ヤクルトは27の国や地域で販売されているそうです。地域によりボトルのサイズ、デザイン、キャップの色も微妙に違います。台湾にお住まいの、kaori☆さんや、けんこうさんはこんなボトルでヤクルトを飲んでいらっしゃるのね…。


実は、最初の説明を受けた部屋の室内の展示物の中に、どうしても気になるものがあったのです。
それはヤクルトの人形。勝手に“ヤクルトさん”と名付け、「ヤクルトさん、もらえないかなぁ~?」「消費者プレゼントかなにかの品かなぁ?」「レアものだよなぁ。欲しいなぁ~」と話も上の空で見つめ続けていたのでした。
説明が終わり、部屋を出るときに、「ちょうだい」オーラを出しつつ、わざとらしく「あれは買えるの?」と係りの人に聞いてみました。答えは、意外にもにもあっさりと「1コ6ドルで売ってるよ!」と。わーい!

と、いうことで。“ヤクルトさん”in ヤクルト。



ここに行かなくては買えないヤクルトさん。大事にしなくちゃ~
6香港ドル(約90円)という価格が、良心的といおうか中途半端といおうかで、愛おしさが増してしまいます。現在、腕を上に持ち上げるマッチョちっくポーズでビヨヨ~ンと両腕を伸ばして出窓にお座りになっています。かわいい…。うふふ。コレだから工場見学は楽しんだよなぁ~とにやけてしまうのでした。

ちょこっと山歩き

2007年04月22日 | 香港雑記


身内のアテンドですっかり太った。肥大してしまった胃袋もヤバいが、ぽっこりとかわいらしいカーブを描く下っ腹はもっとヤバイ。

契約解除したヨガだけど、金は取られちゃったからこっそりスタジオに潜り込んでひと絞りしようか…なんてことも考えたけど、そんなことで人生に汚点を付けたくないし。(←すでに汚点でドット柄のくせに、今更何を…)

身体を動かさないと大変なことになる~と頭を抱えていたさなか、ふと「気持ちがいいから一緒に行こうよ!」と誘われて以来、何度もトレッキングをしに行ったものの、最近はご無沙汰している山があることを思い出しました。「山」といっても、用具をそろえてガイドを付けて…なんて手順を踏まずとも歩ける標高で、近くには住宅や学校などもあるためそこまでの交通手段も至って便利。同じ目的の人たちもたくさんバスに乗ってくるので、スポーツウエアで乗っても無問題です~!

「よっしゃ!行ってみるか!」と思ったら即行動。スポーツウエアに着替えたら、タオルと携帯と水と小銭をリュックに入れて、水のボトルを握って、れっつGO~!もりたごぉ~!




で、到着しましたのは寶馬山(ブレマーヒル)の大潭郊野公園(タイタムカントリーパーク)。パークという名ですけれど、連なるなだらかな山全域にその範囲は広がり、全面積は香港島の5分の1をしめるんだそうです。
そこを全部歩いたら日が暮れちゃうので、いつも歩くのは超初心者コース。平坦な道の多いのんびり約90分のコースです。

公道から少し入り、公園入り口に到着すると、そこには湧き出た天然水で小川が流れています。この川のもう少し上流に行くと、夏には自然の蛍を見ることができるんですよー!

 


軽く準備体操をして、足首もよく回して、いざトレッキングスタート!

天気はいいけれど湿度はそう高くない、なかなかな運動日和で、緑が気持ちいい! ド近眼な私なので、こういう場ではできるだけ遠くを眺めて視神経に刺激を与えてやらねば。
コースの最初こそ、ガガガーッというエンジン音や、ドドドドッという工事の音などが聞こえてくるけれど、歩き始めて5分もすると人工的な音は消えて、風が木々の葉をなでる音や、鳥のさえずり、虫の羽音、川のせせらぎなど、作り物ではない癒しの音たちに包まれます。

 


大きな石を組み合わせて作られた洞窟は、なにか戦争と関係があるのかな?なんて思ったり、勝手に「トトロの階段」と名付けた藪の中の階段を一段飛ばしで歩いたりしていると、きれいに花を付けた野草が現れたりして飽きることがありません。

脇道にそれて晨運園地(モーニングウォーカーガーデン)という丘に向かってみたら、なぜかそこにはトランプで盛り上がるおじいちゃんの集団が!
ココまでの道のり、おじいちゃんたちはどうやってやって来たのだろうか~? そしてなぜにこんな自然の中でトランプに興じているのだろうか~? でも、とても気さくな人たちで私を見つけるなり、口々に「早晨!」(じょうさん=おはよう!)と声をかけてくれたのでした。

 




遠くの山に気象レーダー観測所を見つけ、気象台見学の時に学んだのはアレか!と実物を見た記念に写真を撮っていたら、ジョギングする方に抜かれました。追い越しざまに「Good morning!」なんて声をかけられて、なんだかとってもいい気分。自然の中には、見知らぬ人にも気軽にあいさつできちゃう雰囲気がありますよねー。もちろん私も「Good morning」って語尾にハートを付けてお返事しました。




再び脇の細い道にそれて、見晴台に上がってみました。すると思わず「わーっ!」と声が出てしまうほどの見事なパノラマ。西はビクトリアピークや中環(セントラル)のTwo ifcビル。紅磡(ホンハム)のマンション郡や旧啓徳空港の滑走路などが一望できちゃいました。かなりガスがかかった写真ですけれど、香港はこれでも見晴らしがいいほうなんです…。なにせ大気汚染指数の高い地域ですので…。
過去に何度もこの山に来ているのですが、この見晴台に上がったのは初めてなので、思いがけない眺望絶佳に感動でした。








細い山道を下って、再びエンジン音や工事音が聞こえてくると、1時間半のトレッキングは終了です。じんわりと額と背中に汗をかいて、いい感じに代謝ができた模様。いい気分転換にもなったし、やっぱり自然っていいものですねー。