大晦日に「キーッ!」ってなりながら仕事を終わらせたので、ひょっこり時間のできたこの旧正月の連休。
何度も近くまでは行っているくせに、しょっちゅう停まる、揺れる、長蛇の列という話に足が向くことのなかったアジア最長のケーブルカー「昂坪(ゴンピン)360」に、ついに乗ってしまいました!
ゴンピン360は、空港近くの東湧く(トンチョン)という街から、大嶼山(ランタオ島)の世界最大の野外大仏のある寶蓮寺(ポーリン寺)近くまでを結ぶ、全長5.7キロのケーブルカー。海の上を通り、山肌をかすめながら約20分の旅が楽しめます。
楽しめます…ったって、それはそういうのが好きな人にとってであって、歩道橋すら怖い高所恐怖症な私には「楽しめます」かどうなのかは甚だ疑問~。でもまぁ、ポーリン寺とはもめるわ、事故で開業が遅れまくるわ、プレスオープンの直後に原因不明で停まっちゃうわの紆余曲折の末、やっと開業にごきつけたのものだもの。興味がないといったらウソになる。一度は乗ってみないとね!
さすが旧正月の連休中。大行列の中待つこと1時間半。やっとケーブルカーに搭乗。他のグループとの相乗りでしたが、混んではいたものの全員が着席できました。定員17人ということは、場合によっては立ったままってこともあるみたいです。
大仏めざして、れっつごー!(以下のいつものセリフは今回は割愛させていただきます)
いきなり東湧湾の上に飛び出します。ひえー。
あれ。でも思ったより揺れません。よかった。地上も無風だけど、上の方も風がないようです。
ケーブルカー内に外気が入ってくるのでちょっと寒いけど、揺れがないおかげで高所恐怖症を忘れて景色を眺める余裕もでてきました。右手に見える香港国際空港、右に見える東湧の街。山に入ると、真下にはトレッキングトレイルも見えて、トレッキングをする人たちが小さく見えます。このランタオ島は島の半分以上が国立公園に指定されていて、豊かな自然が保護されています。
あれ。あれれ?
上へ進むとどんどんとガスに包まれてきてしまいました。湿度が高くなってくる春先には連日こんな気候になるのだけれど、暖冬の今年はまだ2月だというのにこんな感じで…。ケーブルカーが揺れないのは風がないおかげだけど、風がないせいでガスも滞留しちゃってますよ~。
見えません。なーんにも見えません。
その昔、スキー場でこんなゴンドラに乗ったことあったっけ。あれは吹雪でコレはガスだけど。
すれ違うゴンドラすらはっきりみえないほどの状態で、ゴンピン360のウリ「雄大なパノラマ」もカケラしかわからず約20分の旅終了。終点ターミナルに到着です。
ターミナル周辺は昂坪市集(ゴンピン村)なるテーマパークがありました。人工的な村には興味なしなので、さらりと通り抜けて、もやに包まれながらどっしりとたたずむ大仏へ会いにいきました。
剛くんが一気に駆け上った(途中で挫折してたけど)階段をゆるゆるとのぼり、世界最大の野外大仏さまとご対面。
霧にむせぶ端正な横顔
眼下に広がる広大なポーリン寺も、もやもや~です。
ぐるりと大仏を一周して、戻りのケーブルカーの混雑を避けるために早めに引き上げようと、大仏に背を向けたところで、ガスが少し晴れてきました。きれいなお顔が拝見できてよかったー。
昨日、職場で「ゴンピン360に乗ったよ!」なんて話をしたところ、同僚ちゃんに言われました。
山の緑が続いた奥に海が見えて、遠近感がよくわからなくなって怖かったでしょう!
…見えなかったっす。
トレッキングトレイルについている階段がものすごい急で、山の斜面の角度がハッキリわかって怖いよね!
…見えなかったっす。
山の真ん中あたりにパカッと緑が裂けて小川が流れてるの、あれ吸い込まれそうで怖くなかった?
…見えなかったっす。
肝心なもの、全く見えてなかったみたいです。その分、高所恐怖症が絶叫することもなかったんだけど。よかったんだか悪かったんだか。あはは…は?
昂坪纜車チケット 往復:HKD88(約1320円) 片道:HKD58(870円)
月~金 10:00am~6:00pm/土・日曜 10:00am~6:30pm
旧正月などの特別期間 9:00pm~6:30pm