


飲酒が肝臓に負担をかけることは周知の事実だ。しかし予防策としては、飲み過ぎないなど飲む側の意識にかかっており、製品自体に改良が加えられることはほとんどなかった。
だがこのほどアメリカのベリオン・スピリッツ(Bellion Spirits)社が、肝臓とDNAに優しいと謳うウォッカを開発し、販売をスタートした。
ベリオン・ウォッカは、チグルパティ・テクノロジー社が10年かけて独自に開発したNTXテクノロジーを用いて製造した世界初の機能性ウォッカだそうだ。
NTXとは、キャンディなどに使用されるグリチルリチンやマンニトール、ソルビン酸カリウムなど一般に安全と認められるいくつかの成分の混合体だという。
開発者によれば、NTXを使用したベリオン・ウォッカは従来のウォッカと比べて、肝臓とDNAへのダメージが軽減されており、最新の試験では、最大で93%のダメージ軽減効果が認められたという。ただし、ベリオン・スピリッツ社のホームページには、国の規定により、機能の詳細については明示できないとある。
価格は750ml入りボトルが約30ドル(約3000円)と、1000~2000円代が中心のウォッカとしてはやや高めの設定になっている。
ベリオン・スピリッツ社では、2017年中にウォッカ以外のNTXスピリッツの発売も予定している。現時点ではアメリカ国内以外では入手できないよう
なお、ベリオン・ウォッカの効果は完全には立証されておらず、当然のことながら、飲み過ぎは推奨されていないことをお忘れなく。