公文で九年

公文式教室を9年間経営していた学習塾経営者です。
公文教室とはどういうものか私の視点で公開したくなりました。

ADHD

2007-11-23 | 読者からのコメント・おたより
なにかとお問い合わせがあり
個々にお返事は差し上げているのですが・・・
うちの教室に置いている本のご案内です。

絵本形式で、他の生徒にも問題児に対する対応の仕方など教えるのにも
役立つので良いのですけれど・・・・
該当生徒の親が、
「うちの子はADHDなんかじゃありません・・・」という場合には
大問題に発展する危険性もありますので、注意は必要です。

うちの教室で
のび太君タイプの生徒に何年か付き合ってきました。
褒め・励まし、噛み砕いての説明や易しい練習を繰り返して注意力の増進を図ってきたのですが
ある線までいくと、しばしば退行現象をおこすので、歯がゆい思いをしてきました。
先日、親から退会の申し出があり、電話で話したのですが
これまで何度も折にふれ、この子への対応の仕方をご説明してきたにもかかわらず
この親にはまったくと言っていいほど理解できていなかったことに気づきました。
つまり・・・・この親もADHDで、それもジャイアンタイプなので、
のび太タイプの息子への適切な対応など、望むべくもなかったのです。

こういうことですと、素人の手にはおえません。
こどものことの相談に、医療機関でもたずねて欲しいところですが
おそらくそれは無理でしょう。
退会となるこの子には気の毒ですが
なんとか人生を切り開いていって欲しいと祈ることしかできません。

できることと、できないことはある、
ということを踏まえたうえで、
こういう本が参考になればいいな、と思います。

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