公文で九年

公文式教室を9年間経営していた学習塾経営者です。
公文教室とはどういうものか私の視点で公開したくなりました。

がんばったのに・・・・

2007-05-04 | 読者からのコメント・おたより
局長はじめ事務局員が、ちやほやするのは200教科以上の先生だけ、
そうですね、そういう先生が事務局へ顔を出すと、
奥の席から局長が飛び出してくる・・・・・並みの指導者が教材など取りに行っても、
アルバイトどころか地区担当ですら知らん顔をしているっていうのに・・・・・

小学生の少ない地域で一生懸命頑張って、引継ぎ時の倍の教科数にまでしても
事務局の評価なんて、今生徒が何人いるかってことだけですから。

ま、局としては、おそらく生徒数で経費の割り当てなどがあるのでしょうから
稼ぎのいい(事務局にとって、ですよ。大勢生徒を抱えていても、チラシ折込などの経費をつぎ込んでいて、先生本人の稼ぎになっているかどうかはわかったものではありませんから)指導者をちやほやするのは、ある意味当然なのです。
私の知り合いに、三つの教室を開設していた先生がいます。
生徒数を減らさない為に、イベント月には地域に二回ずつ新聞折込をすることにしていたそうです。五月・夏特・秋・2月・新学期・・・・
三教室の折込ですから、一回15000枚・・・・
事務局のB4チラシといえど、一枚2円でしょ、チラシ代だけで一回3万、
折り込み費が6万ぐらい・・・・毎年60万の広告費をかけていたわけです。
そうまでして、生徒の獲得にけんめいになってくれる先生ですもの、
局長が米搗きバッタをするのも当然のこと。
身銭を切って多額のロイヤルティを支払えるように頑張っていた、ということで。
今は私と同じように個人塾を、そのまま三箇所でやっておられますけどね。

私は、開設時から、事務局の評価より、自分の生徒の、保護者の評価こそが
大切であると考えてきました。
よい教室、よい先生だからとお友達を紹介してくださる生徒保護者がいるならば
事務局の見解なんて、関係ないね・・・・
そうではありませんか?
生徒が頭数で50を超えるようになれば、チラシなんていらないんです
口コミでなんとかなりますから。私なんて、三年目からは、一年に一度チラシを出すか出さないかで、凌いできました、その分の費用はアシスタント費に回して。
地区担からはさんざんイヤミを言われましたけれど・・・・

一生懸命頑張っているのに、事務局から認めてもらえないとお嘆きの先生方へ。
事務局なんて、どうでもいいんじゃない?
現在生徒が50~100教科いるってことは
少なくとも20~50人の保護者の方が、貴女に大切なわが子の教育指導を頼みたいと願い、
貴女に毎月会費を支払い続けていてくださるってことでしょ?
学校などの公共教育以外に。
その中には、現役の学校の先生もいらっしゃれば、会社の経営者も、
大企業でバリバリ働いている有能な方々もいるわけで・・・・
株式上場もできないような会社の一局長・一局員の評価なんてどうでもいいじゃん?
更にその保護者から、あるいは生徒がお友達を紹介してくれるってことは
日々の貴女のお仕事ぶりを認め、信頼してくれているからこそでしょ?
局員のリップサービスは、もしくは事務局で局長がよいしょしてくれるってのは
確かに気分のいいものかもしれませんが、はっきり言って、一文にもならない、と
私は思うのですけれども。
そんなお世辞より、うちの生徒が通っている小学校の先生や校長が
「うちの児童がお世話になっています」って挨拶してくれることの方が
よっぽど嬉しいし、教室の地域での評価に繋がります。

今お預かりしている生徒をいかに伸ばすか、ということを大切と考えると
生徒が減って、教室が維持できなくなれば、この子たちの面倒を見続けることができなくなる、教室にはそれなりの維持費がかかる・・・・
エレベーターつきのビルでけっこうな家賃がかかりますし、アシスタントも大勢いて、お給料も払い続けなければならないので、生徒の増員は必須です・・・・
毎年、卒業していく生徒がいるわけですから。

以前、書いたかもしれないのですが、100教科の生徒数を維持していく為には
毎年30教科の新入会生が必要です。
生徒の在籍年数平均が三年を超える教室でも、その程度の新入会生がないと
春の移動時期に減少するので100維持はできません。
で、うちの保護者の皆様は、在籍期間中にたいていお一人以上のお友達のご紹介をしてくださるわけです。五年の在籍はざらですから、五年間に一名ぐらいは・・・
あるいは、兄弟でとかね。
50人の保護者がいれば、一度にどっと、ということはなくても、ポツポツ入会はあります。
現在は、くもんの看板を上げているわけでもなく、教材も別のものでやっているわけですが、それでもそういう人脈は続いていて、時には何年も前の卒業生からご紹介をいただくこともあります。
くもん時代にお引越ししていった方が、戻ってこられて再開というケースもあります。そんな時の充実感は、局長の万言のお世辞に勝ります。
私は、くもんとの契約解除のとき、局長に真正面から言いたいことを言ってやめました。これまで不愉快に思っていたことを箇条書きに整理しておいて。
と~ってもすっきりしましたよ。

それまでに支払ってきた4000万のロイヤルティに見合うかどうかは
別ですけど。

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