公文で九年

公文式教室を9年間経営していた学習塾経営者です。
公文教室とはどういうものか私の視点で公開したくなりました。

開設諸費用の回収

2013-07-05 | くもん教室を始めたい
くもん教室を始めるにはそれなりにお金がかかるわけで。
初期費用の回収ってソロバン入れていますか?

最初から青色申告で、しっかり帳簿をつけて
契約金だの備品類だのなんだのを経費勘定で処理していくと
インストラクター手当だの(雑収入)があっても、当初2年はほぼ赤字のはず。
賃貸契約の敷金は帳簿上では資産勘定ですが、
ほとんど返ってこない損金になる場合が多いものです。

起業にはリスクはつきものですから、
二年のタダ働きぐらいは覚悟の上で。

再三、このブログで書いていますように、私の場合、
やっとその回収が済み、さあこれからって時にうちの生徒の大半が来ている小学校の校門近くに新教室を作られて、アタマに来た、というのが
独立の直接原因の一つになっているのですが。
実際には独立にこぎつけるまで、それから二年以上かかっています。

昔むかし、母が美容室を始めたころ。
帳簿知識なんてゼロの母に代わって父が経理を見ていて
始めて八か月後の年末に紅白歌合戦のあと
お金勘定をしながら
「よし、完済だな」と頷いていたのを当時中学一年生だった私は
どういうことなのか教えてもらったものでした。
その時間も「新年は結いたての髪で」という時代だったため
まだ母はお店で仕事をしていたものです・・・・・・

研究会の講習等では、この投資資金の回収については決して触れません。
月収の話は時折出ますけれど、なんせほら
「お金の話はみっともない・・・・・・ムード」ですから。

これも昔話ですが
なにかのことで当時の事務局長に
「サラリーマンのお立場では、教室経営の経理についてはお分かりにならないかもしれませんが・・・・・・」と言ったら
「僕はサラリーマンではありません、教育者です」と返ってきたのには
顎が外れる思いをしました (^.^)

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