公文で九年

公文式教室を9年間経営していた学習塾経営者です。
公文教室とはどういうものか私の視点で公開したくなりました。

7万円 ?

2014-06-03 | くもん教室を始めたい
このブログの為か、インターネット広告でよくくもんの広告が出てきます。
「インストラクター手当が会費収入外に7万円」ですって?

ヘエー、「4万円」ぐらいでは人が集まらないからかなぁ、でも
「7万円」を餌に人集めをしても、結局短期でやめていくインストを増やすばかりじゃなかろうか
それよりも既存の教室サポートにお金を使った方がずっといいのに・・・・・・

それとも指導者総入れ替えでももくろんでいるのかしらね・・・・・・

一年目は7万、二年目は5万円の、会費収入外の「手当」が付くそうで
資金がなくても始められる、とか。

私がインストに応募した時には、一年目だけ4万で、会場費・広告宣伝費は研究会もち
会費収入ロイヤルティは75%という条件でした。
4万円はスタッフの給料と光熱費その他諸経費に消え、
今でも大笑いですけれども、一年間の総収入は5千円。
それでも、いずれ儲かる教室にして見せると頑張っていたものです。
で、ようやく軌道に乗り、なんとか月収10万円ぐらい、
よっしゃこれから、と思ったところで近くに新設教室・・・・・・
あまりのことにげんなりして、独立への道を探し始めたのでした。

来て見て遊ぼうのイベントとか、今考えてもよくやってたものです (^.^)

さて、7万円のインスト手当で、会場費とか広告(新聞折り込み等、新設案内)とかは
どういうことにするのかな・・・・・・
広告費を最初の一回だけにして、あとはネット検索でヒットするようにするとか?
この方式だと新設広告費は大幅に削減できるから、その分「手当」に廻せる、とか?
あと、毎度のテレビ広告で
「お近くに新設教室が増えています」なんてアピールするとか?

それにしても、
三年目以降の経営の事なんか考えずに、当面の「手当」に釣られてインスト契約をする人が
増えそうではありますよね、
で、公文の先生は二年ごとに新人に入れ替わるのが当たり前になる・・・・・・とか?
「教材が先生」なので指導者は誰でもできるそうですから、
研究会としてはそれでいいのかもしれませんけれども、
そのインストラクター費用を負担するための高額ロイヤルティーを取られている
既存の教室としてはどうなんでしょう。

一年目、二年目は稼ぎにならなくても
三年目以降は、適正な労働対価が得られるというシステムの方が
実力のある指導者が育つとおもうのですけれども。




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Unknown (Unknown)
2014-06-10 14:54:50
公文・指導者です

先日の日曜日の求人チラシで公文事務局所属の先生…月給105000で募集していました。

勤務条件を見ると、週2日は教室、あと2日は事務局にての勤務となってます。

私の収入よりいいなぁ~固定だしなぁ

でも…教室を持ってしばらくは 教室日を離れても いろいろと考え、悩み…
なのに 事務局の仕事を兼務で いきなり教室指導なんて出来るの?

いろいろと考えたら、研究会は 私達指導者の仕事を その程度にしか考えてないんだと ガッカリ。。。
“誰にでもできます“と 募るのも なんだかな~

始めるよりも辞める(脱け出す)方が 難しいですね

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募集広告花ざかり (Unknown)
2014-06-29 18:29:14
現役指導者です。
今日も朝刊に先生募集のチラシが入ってました。最近色々な媒体を使って募集が多いですねえ。よほど集まらないのかなと思われそうで、あまり良い気はしませんが、高齢化と諸事情で引退を考えている人は多いため後任を育てる必要性はよくわかります。 が、中堅どころをやめさせない環境も研究会は作らないと、指導力は上がらないし、生徒も増えない。
ただでさえ公文はその良さを伝えるのが難しい学習法なのですから。
定年は無いのだから、やる気さえあればずっとできるんです。今どき収入もないのにやりますなんて人はいませんよ。
一つ一つの教室は瀕死状態なのに、トータルで生徒数が確保できれば事務局は良いのか、ちゃんと市場調査をしてるのかと疑問に思っています。
返信する
脱公文決意 (Unknown)
2014-10-31 11:45:29
開設して1年未満の新人指導者です。
指導者募集の広告を見て、大変驚きました。
9月より、数ヵ月前に始めましたが、私たちには何の説明もありません。きっと頂けないのではと思っています。
おそらく、開設したての先生は、お忙しくて、このことをご存じない方も多いのではないかと思います。事実、先日の研修でも、インスト同士の会話で、この話題はのぼってきませんでした。

ただ、今回、私は、7万円は別として、やめる結論に至りました。
開設の際、30代半ばを超え、2人目の子どもが欲しいので、産んで2~3年後の開設を考えてる旨お話をしていましたが、「産休のフォローはバッチリです」という局員の話を信じて、2人目を待たずの開設を決意しました。

生徒たちのことは気になるものの、早いうちに子どもを授かれたらと思っていたところ、この度、無事に妊娠することができたため、局員にその旨の報告をしたところ、「産後一ヵ月での復帰、遅くとも3ヵ月の復帰以上の産休は取れない。週2日くらい、24時間体制の無認可保育園に預ければいいじゃないか」とのことでしたので、未練もなく、すっきり辞める決意ができました。
自分の子どもも育てられない環境で、他のお子さまの成長を見守る度量は私にはありません。

このブログは開設前から知っており、自分で塾を開業する前に、なんとか公文からノウハウを盗めたらという思いで始めました。
残念ながら、研修は殆どお金儲けのことばかりで、どうやったら子どもを伸ばすことができるのかという、本当に知りたいことは教えてくれない研修ばかりでした。
ただ、借金は殆どなく、開業から今まで、順調にお金を手元に残すことができたので、ちょうど良い潮時だったのではないかと思います。

この妊娠中にしっかり私塾開設の勉強と、公文を開業して、なかなかできなかった上の子の読み聞かせに力を入れていきたいと思います。

若い指導者が欲しいという公文。
随分遅れた産休体制のようで、これでは、若いお母さんは続けられないなと本当に痛感致しました。
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