ゴアさんぶらり

大分県に住んでおもった。

比売語曽社

2008年08月03日 22時05分24秒 | 大分の神社仏閣
姫島村の東側、拍子水温泉の裏手にあります↓↓↓
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読み方は「ヒメコソ社」です。
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地面に熊手の跡が残っているくらいきれいに管理されている神社です
本当に村民に大事にされているんですね。

のどかな姫島に、
さらにしっとりと落ち着いた雰囲気で
心が落ち着く感じがします。

そうそう、ここの神様が
姫島のお姫様なのですよっ
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まさか、まーだ姫島ネタが続くとは思わなかったでしょ!!
油断した?コメントし難い?
ごめーん!だって楽しかったんだもの!!!




比売語曽社の由来

垂仁天皇の御代、意富加羅国(オホカラノクニ 今の韓国南部)の王子都怒我阿羅斯等(ツヌガアラシト)が、
ある日、黄牛に田器を負わせて田舎に行くと、牛がいなくなった。探していると老翁が現れて、「お前の探している牛は郡公が殺して食った。」という。阿羅斯等は郡公の館に行って牛の代償を求めると、郡公は白石を与えた。阿羅斯等は白石を持ち帰り寝室に置くと、白石は美女となった。阿羅斯等は大変喜んで求婚すると、美女はたちまち消えてしまった。阿羅斯等が追い求めると、美女は海を渡って日本国に入り、攝津の難波を経て豊後姫島に至り、比売語曽の神となった。

                                              日本書紀より


かっ・・・・

かっ・・・・・・・
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かわいそう!!!
阿羅斯等かわいそう!!!!

牛がいなくなったと思ったら食べられちゃって、
代わりにもらった石も納得がいかなかったんだろうと思うけど、
でも美女になって喜んだとたんに逃げられちゃって・・・

かわいそう!!!
王子なのに!!!

えらい話でございます。
姫様よりも阿羅斯等王子がグッと来ちゃいました。

本殿の奥へ進んでいきますと、
自然に出来たのか岩が折り重なって、
上手いことほこらになったような空間があります。

そこに小さい社があって、
アジサイやらツワブキなど植物が囲み、
なんだか、もののけ姫みたいな社がありました。
いい存在感だなぁ。
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あと狛犬がよかったんですよ。
わりと新しい時期に奉納されたっぽい
綺麗な御影石で出来たような狛犬だったんですが

なんとも絶妙な可愛さで
楽しくなってくる感じ。

特に吽形の方。
悪ガキが怒られて、納得行かない感じでスネている様に見えた。
姫島の悪ガキがモデルのなのかなとか
色々想像してしまう。

村民に大事にされている境内と、奥にある不思議な空間と、可愛らしい狛犬で
なんだか姫島の縮図を感じてしまう、そんなイイ神社でした。