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かるい散歩

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はやしだみきのブログ

『コーラスライン』先月のこと。。。

2009年09月20日 02時04分26秒 | つらつらと
めっきり秋。
いま家の外は風が強く、お向かいの家の木の葉っぱが、
<カサカサカサ>と、冬の音をたてはじめてます。
どっぷり秋。
毎日が心地よし。

さて、8月のRENT狂から一歩も抜け出すことなく、
まだ毎日音楽を聴いてますが、
実は見にいってました。
「コーラスライン」

同じ事務所の後輩林田麻里、そう同じ名字の女優さんにお席を取ってもらい、
超良席でのコーラスライン。

ちょうどRENTとコーラスラインの上演時期が重なって、
実際、私がRENT3回目の日には、コーラスラインご一同様がいらしてました。
その前日に見た舞台の出演者が、
別の作品の会場に一緒にお客として居るという、
まったくもって不思議な体験。

すでにRENTスイッチがガチで入っていた私は、
「低いところからコーラスラインを見よう。
 RENTと比べてはいけない。なんせRENTは好きの最上級。
 コーラスラインは興味で観に来たのだ」と。

それでも最後のラインダンスシーンに思いをはせ、
あの鏡一面の舞台を観たら心躍りわくわく。
役者さんの表情も見える、たしか前から4列目真ん中あたりの席で、
生まれて初めてのコーラスライン。

踊りのことがいまいち分からないのだけど。。。
会場が広すぎるのか、客層がお上品なためか、
作品で会場が埋まらないのだ。
こう空気が遠い。

それでも途中に何度も「RENTとは違う」と言い聞かせた。
が、「それだけじゃない密度の薄さ」をどうしても感じてしまった。

そうなると本当に冷静で、
「あ、唄がいまいちなんだ」とは気がついた。
何と比べて?って話だが、
映画やブロードウェイブロードウェイと比べているらしい自分がいた。

なんかこう細いのだ。
声が似通っていたり、うまいんだけどうまいだけみたいな。
一人一人のモノローグが、
立ち上ってこない。。。。。。。

キャラクターが明確じゃない気がする。。
ということに気がつく。
圧倒的感がないのだ。

ストーリー自体、
メインのキャストの話じゃない。
スターはいないからこその話である。

だけど、何もない舞台上で演じられるものは、
それが唄であろうと踊りであろうと、
やはり役があってこそなのだ。

見た目の違いはもちろんあるし、
誰が誰かわからないことはない。

だけどなんつーか、
ぐっと迫るもんを期待していたので、
期待通りのとまでいかないのだ。

上演後、もちろん大きな拍手には包まれた会場なんだけど、
拍手が熱くないんだなぁ。

林田麻理は
「結局、芝居じゃないっすか?この雰囲気がすべてを物語ってるつーか」
と言っていた。
そうなのだ、芝居がいまいちだったんだ。
ちなみに彼女はコーラスラインは好きなのだ。

芝居というか、キャラクター作りというか、
そうキャラクターが薄い。。。

いろんな方のブログも読んでみたが、
やはりブロードウェイ版とは密度が違うらしい。
つまり力量ってことですね。スキルってことですね。
すごい現実を突きつけられた。

その後わたしはRENTに突っ走り、
結果6回観たのは、
今まで観たRENTと
オリジナルキャストが演じるキャラクターの自然さと自由さと幅が、
圧倒的に違い、
ほぼすべてのキャストがブロードウェイの舞台に立っていたという事実が、
唄と芝居のスキルに現れていて、
「何が違うんだ?」「どうやってるんだ?」と、
役者の持ってる、そして表現できる力量を、
なんとか確かめたり、感じたりしたかったからだ。

コーラスラインは、
「キャラクターは不確かなものじゃいけない」
ということを思い知らせ、
RENTは、
「キャラクターを作るって、どういうことだ?」と、
一生続く恐ろしく遠く深く、だけどきっと楽しい宿題を突きつけた。

同時期に観られて良かった。

「いったいなんなんだーーーーー?」と、
山の頂上で叫んで、
やまびこが「なんだ~~なんだ~~なんだ~~~♪」と、
ぐるぐる終わりなく問いかけてくる毎日。

エンドレス~~~♪♪

久々にCMのオーディションにも出かけた。
どーにかならんかね!お願い☆☆☆


BGM:『RENT』最近はChristmas Bell ヘビロテ中。
  なんて美しい!!!


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