明日発売予定の「映画芸術447」を、一足早くにゲット!
21頁に渡る「そこのみにて光輝く」特集だったので、元々買う予定にはしてたけれど税込で1585円。
ちょっとお高い~
剛くんのインタビュー記事は4ページ。(池脇さん、将暉くんは各3ページ)
ほとんどが今までに語っていたことと同じで、特に目新しい発見はなかった。
でも、将暉くんのインタビューの中に度々「剛くんが」という言葉が出て来て嬉しかった。
将暉くんファンは既に何かで読んだ内容かもしれないけれど、私には新しい剛くんのエピソード!
「印象的だったのは、僕と剛くんと星野Pと3人でタクシーでロケ地を巡っていた時に、剛くんが急に
『運転手さん、空気を外からの空気を中に入れる風に変えました?』って聞いて。運転手さんは『変え
ましたよ』って。『ニオイが違う』と。なんてことに気づくんだこの人は!と思ったんですけど、確か
にそうなんですよ」。
(インタビュアー・拓児の自転車の乗り方もすごくいいですよね)
「自転車の乗り方に関しては剛くんですね。ここどうやって乗ろうかな?と思ってる時に剛くんと
こうやって後ろに座る奴いたよなって話をして」。
(この話は舞台挨拶でも聞いたし雑誌でも読んでいたが、ラストの達夫が拓児を殴るシーンについて)
「本来は台本にはなかったんです。剛くんが前もって『何かするかも』って言ってはいたんですが、
直前に、『将暉のここをこうやって殴るから』『そうすると脳も揺れないから』『ただ受け止めて
たらいいから』って言ってくれて。剛くんは不思議なモノを持っているような気がします」。
剛くんも将暉くんのことをべた誉めだし、将暉くんは剛くんを役者として尊敬してくれてるし
本当の兄弟みたいですごくいい感じ。また近い将来、将暉くんとぜひ共演して欲しい!
呉美穂監督、高田亮(脚本家)、福間健二(映画監督・文化研究者・詩人)、荒井晴彦(脚本家・編集長)の
対談はまだ読んでないのだが、その後に続く映画批評で最後の文章が印象に残った。
「綾野剛の達夫は、小説の達夫よりも強くて、いい男だ。行動するよりも見られる存在になっているかもしれ
ない。小説の映画化としてうまく行ったという以上に、そして佐藤泰志の感じていた快楽と危険を裏切ってい
ないという以上に、とにかく、この作家があこがれたのはこういう男だったと納得させられるものがあった」。
剛くんも語っている。「僕は佐藤達夫という人は佐藤泰志さんが投影されていると思っています。演じる前も
演じた後も、佐藤達夫はやっぱり強い男らしい人だなと感じました。違いがあるとすれば、演じる前は愛を諦め
ていた印象でしたが、演じた後は愛する覚悟を持った人になっていた」と。。。