何があろうと、綾野剛!

俳優綾野剛さんの活躍をずっと見守っていきたい。

今週のおすすめ映画 『そこのみにて光輝く』‏

2014-05-03 09:28:54 | 「そこのみにて光輝く」

OUTSIDE IN TOKYO に掲載された上原輝樹さんの『そこのみにて光輝く』の映画評です。

私は数ある映画評の中でも、上原さんのこの映画評が一番好きです!

”つい軽々しく、これぞ日本映画!と言い切ってしまいたくなる重々しい傑作である。”

ぜひ読んでみて下さい。→ 今週のおすすめ映画『そこのみにて光輝く』(上原輝樹)


追記:記事全文が好きなのだが、特に私が好きな箇所を記録用に転記。

ブラックホールのような漆黒の、マイナスの存在感を持つ綾野剛が素晴らしいのだが
それは共演の池脇千鶴と菅田将暉を光り輝かせる類いの、無私の素晴らしさだ


敢えて台詞では表現し得ないものを、映画ならではの表現で追求することに挑戦している。
綾野剛と池脇千鶴とのやりとりで、綾野剛が見せる、一呼吸言葉に詰まるリアクションなどは、
監督の演出だけでは到底成し得ないと思われる類いのものだ。


現実と地続きのようでいて、実はそうではない、あくまでフィクションであることの"リアリティ"が、
俳優陣に存分に演じさせる"自由"を与えているに違いない。


本作が現代の邦画に於いては数少ない"俳優の映画"として成立していることに、
日本映画の新たな時代への希望を仄かに感じさせる。

 

 


火付け役が語る苦難の道

2014-05-03 09:16:28 | 「そこのみにて光輝く」

上映中の『そこのみにて光輝く』が予想以上の大ヒットで嬉しいです!

観客動員数が云々ではなくて、剛くんが今まで以上に心も身体もすべてを捧げた(大袈裟!笑)
映画だから、ひとりでも多くの人に観てもらいたいというのが本音です。

剛くんだけではなく、この映画に関わった人達の熱意は本当にすごい!
映画化のおかげで、原作者佐藤泰志さんも今俄かに脚光を浴びている。
前作の『海炭市叙景』がきっかけで、ジワジワと注目されるようになったそうだが、正直
『海炭市叙景』が上映されてた時は私は全く知らなかった。知らなかった人の方が多いと思う。
そこのみは脚本も映像も監督もキャストもすべてが素晴らしくここまで話題になってるんだけど
はっきり言わせてもらって、それはやはり「飛ぶ鳥しか落とさない」(笑)今、最も注目されている
旬の俳優・綾野剛を主役にもって来たからこその効果は抜群だったと思う。
「綾野剛がR15に出てるの?」っていうだけでもインパクト大ですから~

話がそれてしまったが、『そこのみにて光輝く』の映画化や作家佐藤泰志ブームの火付け役は
函館シネマアイリス代表の菅原和博さんです。

ムビコレニュース

「映画化が相次ぎ脚光を浴びる作家・佐藤泰志、ブームの火付け役が語る苦難の道」

●菅原和博
1956年3月3日生まれ、北海道旭川市出身。喫茶店経営の傍ら、1983年に自主上映グループ
「アイリス・イン」を結成。1996年、市民の協力を得て「函館市民映画館 シネマアイリス」
を開業する。2010年、佐藤泰志原作による『海炭市叙景』を企画・製作し、製作実行委員会
も代表もつとめ、同作は国内外で高い評価を受け、劇場ヒットを記録した。(ムビゴレより)