ホライズン通信

好きなことを仕事にして生きてきた男の仕事、音楽と趣味の徒然日記です!

NHK シリーズ女と男  最終回 男が消える?人類も消える?

2009-02-11 11:22:53 | 健康&科学

NHKスペシャルのこのシリーズは、私も大変興味深く、見てしまいました。 何せ、男がこの地球上からいなくなる日が確実にやってくるらしいのです。

村上龍氏(作家)は言いました。「男は消耗品だ」もう十数年前に読んだ本の中に書いてあって、その時はピンとこなかったのですが、最近では、「全くその通りだ」と思うことがあります。

「性染色体がXXなら女、XYなら男。1億7千万年前に獲得したこの性システムのおかげで人類は繁栄しています。ところが、このシステムは、大きく揺らいでいて、じつは男をつくるY染色体は滅びつつあるんだそうです。「500万年以内には消滅する確率が高い」なかには、来週になって消えても不思議ではないとする意見も聴こえています」

「これはY染色体の必然的な運命?。X染色体は2本のペアになっています。片方に欠損があっても、もう一方で補修できる。ところが、Y染色体はずっと一本のまま、父から息子へと伝えられてきて、欠損を補修する仕組みがないため、長い間に欠損が蓄積され、X染色体のじつに14分の1の大きさにまで小さくなってしまっているのだとか」

「消耗品」の原点はY染色体にあったのだ!男同士哀れなぐさみを持ちましょうよ。いつの日か「今日男に会ったのよ。びっくりしちゃった」なんて会話が・・・消えてしまうのは運命でも、「もういらないわぁ」なんて非遺伝的なことを言われているお父さんいませんか?人事ではないですなぁ。

 「性染色体をつかって遺伝子できちんとオス・メスを決め、両者がそろって初めて子孫をつくる」というのは、私たちほ乳類が独自に獲得した方法で、ほかの生物はメスだけで子孫を残せる仕組みを持っています。そのほ乳類独自のシステムが長くほ乳類の繁栄を支えた一方、いよいよその寿命が尽きようとしているんだそうです。さらに人間の場合、精子の劣化も著しい。これは生物学的に一夫一婦が長くなった影響だと言っています」

確かに男性の精子の質が世界規模でドンドン悪くなっていて、北欧では驚くべき速さだそうです。日本も同じなんだとか!私がやっている健康ブログでも、不妊に関する情報を取り上げていますが、美馬クリニックの美馬先生は不妊の30%は男性側の問題だと言ってます。若い世代に何が起こっているのかがこのシリーズを見ると見えてきます。「健康を支える糖鎖と糖質栄養素」

 発情したメスのチンパンジーは一番競争力がある精子と結びつく。凄いシステムだ!チンパンジーの精子の元気な事!そうか、一夫一婦制は遺伝学的には滅びの道をたどると言う事なのか・・・?

http://www.nhk.or.jp/woman-man/about/about03.html

見逃してどうしても見たい方は NHKオンデマンドでバックナンバーを見る事が出来るはずですが、検索しましたが現時点ではでていませんでした。(有料です)



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