橋本病のぼく そして特発性過眠症の僕

橋本病の僕のブログです。ついでに僕は特発性過眠症だそうです。

ゆっくりと

2005年04月01日 | Weblog
再び富士山の麓から。ゆっくりすればいいのに、書いています。普段、テンポよく生活しているので、急にはペースを落とせなかったりして、貧乏性ですね。子供たちは、ビデオをみているし、ま、いっか。大好きなブルックナーの7番、第一楽章を聴いています。スコアがあれば良かったのですが、忘れてしまったのが残念。指揮はもちろん、朝比奈隆さん。セント・フローリアン版。名演中の名演です。残響がすばらしいこともあり、優しく包み込まれる一時を過ごしています。ブルックナー七番の音源は8枚ほど持っていますが、陶酔感は一番だと思います。デジタルのきっちりとした分離を好まれるのであれば、大阪フィルとの最後の定演も素晴らしいかなとも思いますが、ただひたすらの演奏となると、フローリアン版の方を、僕はお薦めします。第四楽章だけは、定演の方がいいかもしれません。ベルリンやウィーンフィルとは異なり、チューニングが真面目すぎるほど真面目なところも、ブルックナーですから、いいです。今の音は知りませんが、ベルリンの微妙なハイチ
ューニングや、それよりわずかに低いウィーンフィルもいいですが、大フィルのきっちりチューニングも安定していて好きです。一時定期の会員だった東京シンフォニーは大フィルよりさらにきっちりチューニングだったと思いますが、どうなのでしょうか。これ、大フィルがいいかげんという意味ではなく、440ヘルツきっちりという意味です。ほんのわずかチューニングをあげることで、弦の音色がかわるそうです。もちろんプロ中のプロの集団ですから、そうそうチューニングが異なるわけないのですが、どうもそう聞こえる気がするのは、僕の耳がおかしいのかな。ま、素人ですから許してください。もう少しで第二楽章が終わります。そして鐘の音が入ります。奇跡のような一瞬。安易に使いたくはないのですが、まさに、あれは奇跡のような一時です。