炭やきは地球を救う

脱サラして10年。炭やき・木こり・木挽きを生業としています。

気分がいい夕暮れ

2007-01-10 | 環境問題 地球を救う真面目な話

昼間、目一杯働いた。大型窯の煙道を耐火煉瓦と耐火セメントで組みながら、湖畔窯で焼き、薪を刻み、割り、打ち合わせして・・・・

ようやく落ち着いて、アールグレイを入れて、フェイス・ヒルを聴きながら、金星が山の稜線に消えるのを眺めている。

地球が自転するスピードを体全部で、足元から感じながら、宇宙(そら)にぽっかりと浮かぶこの星を想う。 すぐに宵闇が迫る。頭上にアンドロメダ、白鳥座が一部見えている。オリオンも姿を現した。 今夜も焚火と炭火で暖まりながら、窯を焚く。

すでに炭化は始まっているので、煙の色と温度と匂いと味から窯の中を想像して空気口と煙突を調整する。 この仕事は窯次第。いつ寝るか、いつ起きるかは窯と相談だ。全ての予定は窯に聞いてから決める。 それが妙に嬉しい。 少しだけ、本物の炭やきに近づいた気がしている。