６月２日

天気　快晴と言うより真夏の日差しがギラギラ　気温１５度明け方は８度

昨日は、全国的に３５度を超え猛暑日のようですが志賀高原も気温が上がり２０度位に
なりました。雪が周りに有る限り風は冷たいです。スキー場の残雪も１日で半分くらいに
減りました。昨日、写真下の残雪でお子様が半袖半ズボンで雪遊びをされていたのが
印象に残っています。大人は半袖で寒そうにしていました。

高天ヶ原サマーリフトを冬使っているクワッドリフトにて運行の話題を
昨日書きましたが、冬使っているリフトがなんで夏使えないかと言うと
実は、構造と荷重計算が違います。
前は地上高さ１．５メートル位の高さ制限が有ったのですが現在規制緩和され
しかもセーフティーバーが備わっていますのでギリギリセーフだそうです。
ただ冬しか使わないリフトの支柱は登りしか使いませんので夏山リフトの半分の荷重で
計算して作ってあります。夏山の場合下り線も人が乗りますので計算上倍の荷重が
掛かる事になります。支柱やワイヤーなどもそれにふさわしい太さが必要になります。
また冬、リフトに乗っている時見てください。下り線の滑車の数が違います。
基本的に下り線は人が乗車しませんので滑車の数は少なくその分軽量化を図っています。

高天ヶ原のクワッドリフトの恐ろしいのは日本初の高速循環リフトとして作りましたので
現在の基準に照らし合わせると相当の荷重に耐えられる設計で作って有るようです。
だいたい当初は３人乗りでしたが、直ぐに搬器(イス)とモーターなどを交換して４人乗りになりました。
リフトの支柱などは交換していません。

先見の明があったのか？偶然か解りませが　たぶん偶然　取りあえず
夏山リフトとして使える事になりましたが、なんで６月１日から回せないのかと言うと
緊急時の避難誘導設備や計画を整えてから申請・認可になるようです。

私共はお客でなく、人間扱いされていませんので雪の無い時の地上高の高いリフトに
乗りますが、冬は雪で遠近感が薄れますが地面が見えると高さを感じます。
この夏は、是非一度体験してみてください。
もちろん冬のように秒速４メートルでは回しませんが！！意外にスリリングがもしれません。