アニメ「夏目友人帳」第三話『時雨と少女』の感想です。
大したネタばれはありませんが、まだアニメをご覧になってない方はご注意下さいませ。
炎天下で倒れている河童にペットボトルの水を掛けて助けてやる夏目。
そんな夏目を見つめる少女・笹田…メガネがきらりと光ります――という出だしで今回のお話は始まります。
夏目は旧校舎で行われるクラス行事の肝試しに参加します。
この旧校舎があった場所には、その昔人間好きの招福の若神様が欲深い人間に囚われ、人間を恨んで悪しき『もののけ』となってしまい、今もこの地をさまよっている、という言い伝えがありました。
ペアを決めるしょっぱなから、一人多い、という怪異が起きます。
そして、一人また一人とクラスメイトたちが姿を消していきます。
そんな中、夏目と行動を共にすることになった委員長の笹田は、夏目がこの世のものでないものが見えるのではないか、と問いただします。
笹田は中学の時の肝試しの折に大事なお守りを落としてしまい、その時拾ってくれた謎の少年が今はもののけとなった若神様ではないかと思い、お礼を言いたい、だから夏目に協力してくれ、と頼みます。

う~ん、今回はあまり感情移入できませんでした。何故だろう…
ニャンコ先生が変身した女子高生はレイコさんをモデルにしたのでしょうか?
一応1話のレイコさんとも比べて違うキャラと判断してみました。
声はレイコの声優さんですが、声の感じを変えてますよね?
レイコに化けたら面白かったのに…
若神(時雨)は屋上に集めた生徒たちを結局どうするつもりだったのでしょうか。
親たちが嘆けばいい、といったことを言っていましたから、殺してしまうつもりだったのかしら…
蛇足ですが、時雨について原作の設定では…『逃げ出せないよう顔に傷をつけられ、足も一本取られてしまった人間嫌いの神様』となっています。
ラストで時雨が笹田の頭に手を乗せて「わたしを不浄と恐れなかったのは君とレイコだけだ」と言うところ…
時雨は友人帳に名を書かれているのですから、昔レイコとの勝負に負けたのですよね?
いったいどんな経緯で、どんな勝負だったのか、ものすごく気になりました。
もう、「レイコ過去編」をアニメオリジナルでもいいですから、作って欲しいです。
は! もしかして、DVDについてくるCDドラマが「レイコ過去編」だったりして!?
そうだったら嬉しいのですが!
次回はアニメオリジナルストーリー、第5話『心色の切符』です。
ところで、旧校舎とか廃校という言葉から小野不由美氏の「悪霊シリーズ」を思い出しました。
これって、やはり復刊することはないのかしら…… 復刊して下さい!!
2008/7/30追記
その後家族ともう一度ビデオを見ながら、ニャンコ先生が変身した少女について話し合った結果、「見た目レイコ、中身ニャンコ先生」に落ち着きました。
というより、説得された…。
どうも、私の脳内で「レイコ=美少女」という図式ができていますので、印象が今一つ違うのですけど……
*画像はエイティーンジェニーです。