おもい出し日記

狭小・変形敷地に対応するプランは…。

最近の建売住宅等の敷地は、50年前に造成した大きい敷地を二分割し、40坪前後ぐらいの面積として販売しているところが多いようです。

その敷地では量販住宅の規格のプランは入りません…。
出来るだけ部屋数を取ろうとするのですが南側に庭のない、1階のリビングに陽が射さないようなプランになっています。

通常、設計者は周辺環境から敷地を読み取り、予算と建て主の要望を叶えるように試行錯誤するのですが…。

狭小敷地や変形敷地に規格プランを落とし込むだけの作業は設計とは言えません。

りんごプラン
狭小・変形敷地には「ぶどうプラン」ではなく「りんごプラン」で対応できます。
家の中心があり、緩やかに1階と2階がつながっているプランです。
各個室は狭いかもしれませんが空間的な広さはより大きくなります。

将来的な間仕切りの自由度もあり、狭小・変形敷地には最適ですが…。
多くの建売、量販住宅は、この考えはないようです。

狭い敷地に出来るだけ多くの部屋を確保するのが最優先で不動産広告チラシには4LDKという文字が出ているのはそういうことでしょう。

りんごプランをもう少し説明すると…。
中央に吹き抜けがあり、子供室は出来るだけオープンにし、年頃になれば家具等で間仕切りし、将来巣立った時には子供室ではない違う用途に変えることもできます。

吹抜けからは太陽のエネルギーをもらいます。
タタミ2枚分ぐらいで約400Wも無料でいただくことができ、4カ所もあれば6帖用エアコンの暖房能力と同じぐらいです。




完成見学会

4/20・21は完成見学会を予定しています。
今回は変形の土地に家をつくらせていただきました。
南側に行くほど敷地が狭くなり南側隣地が一段高くなっている、不利な土地です。
出来るだけ小さくし、室内は広く感じられるような家になるよう考えました。





今回、どんな「りんごプラン」をつくったのか確認していただければと思います。

これから家づくりを考えている方、悩んでいる方、本気で家づくりをしたい方の来場をお待ちしています。
  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「家づくり」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事