上高地 明神池
カラフトダイコンソウ(樺太大根草)はバラ科の花で,本州(中北部),北海道,千島に分布し,山地や草原の樹林下に自生する多年生草本です.学名はGeum macrophyllum Willd.var.sachalinense(Koidz.)H.Haraで,geumがギリシャ語geuoで美味しいの意味,macrophyllum(大きな葉の),sachalinense(樺太の)ことから,樺太の,葉が大きく,美味しい植物の意.和名は樺太(カラフト)で発見され,ダイコンソウに似てていることによる.花期は7月,場所は上高地.
マルハイチヤクソウ(円葉一薬草)はイチヤクソウ科の花で,北海道から九州,千島に分布し,山地の林下に自生する常緑性多年生草本です.学名はPyrola nephrophylla(Andres)Andresで,PyrolaがPyrus(ナシ属)の縮小形でナシ属,nephrophylla(腎臓形の葉の)の意味から,葉が腎臓形で,ナシ属の植物の意,和名は葉の円いイチヤクソウのことで,一薬草は薬用に用いられたことによる.花期7月,場所は上高地.