台湾滞在記、3日目の後編です~♪
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二水駅には約1時間弱で到着。 そこから集集線という路線に乗り換えて、今度は日月潭最寄り駅の水里駅へ。
集集線の車両内は結構面白い形をしておりました。
この丸い枠、車両のど真ん中にあるデザインでございます。 意味が分からないw
ちなみに、各車両にトイレがあるのも特徴的。
路線自体もかなりローカルで、敷設されたのも日本統治時代という古さ。 駅舎も当時のまま使われている設備があったりします。
そんなローカルな車窓をぼーっと眺めながら乗ってるうちに水里駅に到着。
ちょっとぼーっとし過ぎたか、ここでトラブル発生。
電車降りる際、座席にカメラを忘れてしまったのでございます。 慌てて取りに戻ろうとするも、列車は既に出発済み。 呆然と、去っていく電車を見送る私…。
嗚呼、神はまたも我に試練を課すというのか… 私なんか悪いことでもしたかなぁ? とかなんとか思いながら、その辺にいた駅員さんに片言の中国語で事情を話す。 すると案外あっさりと理解してもらえ、無線で電車の車掌に知らせてくれた。 ラッキーなことに、私の乗ってきた車両には私しか乗っていなかったので他の乗客に取られることもなく、また次の駅が終点だったため20分程度ですぐに折り返してきたので、間もなく無事に取り戻せた。 駅員さん、車掌さんに大感謝。 ありがとうございます(^^
さてところで、水里駅前には、日月潭へ行く方法について何も案内がなかった。
一応バス停らしいものもあるし、日月潭の停留所がありそうなのもわかったけど、どのバスに乗ればいいかさっぱりわからない…。
仕方ない、ここもやはり誰かに聞くしかない。 手っ取り早い方法としては、ガイドブック見せて「ココに行きたい、どうすればいいか?」と聞くのがいいかな…。
んで、バス停の乗車券販売所に受付のおばちゃんがいたので、この方法と片言中国語で伝えると、「ホンロンコーインへ行きなさい」と教えられる。 …はて?
こちらが頭の上に「?」を出してるのを察したのか、おばちゃんはわざわざ受付から出てきて、「あの緑の看板のところに行きなさい」、と教えてくれた。 示された方向に、白地に緑で出ていた看板には、「豊榮客運」と書かれておりました。 つまりはバス会社ですな。
運転手らしきおっちゃんに聞いたら、16時発だから切符買って待ってろ、てな趣旨のことを言われる。
で、その「豊榮客運券売所」のおばちゃんに「16時発のバスに乗りたい」となんとか話してみると、そのおばちゃんは50元のコインを見せて、「出せ」と言う。 言われた通り出したら1元と切符が帰ってくる。
なるほど49元ですか。
そして16時、時間通りに発車。
同乗者にガイドさん付きの欧米人旅行者が1人乗ってたので、ちゃんと観光客がいることがわかって多少気が楽になる。 …その方と会話なんかは、台湾の方よりもっと出来ないけど。
次の停留所で、大量の学生が乗ってくる。 比較的空いていた車内は、突然超満員に。 途中何人か降りたけど、殆どは日月潭の先まで乗っていってた。
日月潭に至るまでの道は急斜面で、そこそこのワインディング。
4車線ある広い道ではあるものの、バスの運ちゃんは割とフランクに車線をまたいで走るのでなかなかスリルがある。
そして、バスの車窓から見る景観は最高。 雄大。 是非一度バイクで走ってみたいが、相変わらず我が物顔で走り回るスクーターが超怖いので多分無理w
それなりに続いた坂道が収まってしばらくすると、右方向に目的地の日月潭が見えてくる。
なんかよくわからないが、感動する景色。 幻想的、と言いましょうか… ちょっと霧がかった対岸の山々が、うっすらと折り重なってる様子が、なんか絵画のようで美しい…
ぼーっと見てたらどうやら観光客が降りる停留所に着いたみたいで、運ちゃんが「さむーんれい!さむーんれい!」とか言いながら降りるように指示された。 …なるほど、「日月潭」を英語に直して「Sun Moon Lake」ってことですな。
降り立ったその場所は、観光客向けのホテル街って感じのところ。 綺麗なホテルが立ち並んでおり、ここのホテルから日月潭越しの夕日とか見たら最高だろうなぁ… と思ったり。
でも通りに観光客はほとんどいなかった。 さっきの欧米人はさっさと最寄のホテルに入って行っちゃったし。
時間もないので(到着時16時半)、何はともあれ湖畔を散策。 それほど長距離ではないが、遊歩道が整備されており、時折観光客とすれ違ったりする。 静かでのどかで… 景色もよくてなんか癒されまくり。
ただ到着時間が遅すぎたのと、帰りにどれくらい時間がかかるか不明なので、ゆっくり見て回る時間がなくて… 本当に無念。 正直、ここを見るためにもう一度台湾に来たくなった。 阿里山の件もあるし。
水里駅のバス停にあった時刻表に、確か1730頃に帰りのバスがあるのを見たものの、正確な時間も待合い場所も判らなかったので、来るとき降りた場所にあったセブンイレブンの店員さんに聞いてみた。 すると店員さん2人とその場にいたお客さん?1人がこちらの片言中国語を分からないながらも必死に理解してくれたようで、丁度来たバスをわざわざ停めに走ってくれたりもした。 なんという親切さ。 ちょっと感動した。 ありがとう、店員さん&通りすがりのお兄ちゃん(^^)ノ゛
帰りのバル路線はいわゆるダウンヒル。 「豊榮客運」のバスは上りではパワー不足で全くスピードが出てなかったが、下りはそんなボロいバスでもかなり速度が出せるため、運転手さんが調子良くスピードを乗せて走ってくれる。
気分は、頭文字Dで拓海のハチロクに同乗したイツキの気分。
ドリフトこそしてないけど、大胆なコース取り(苦笑)でコーナーをクリアしていく。
ま、まぁいいけど、せめてコーナーの途中で料金箱の調子を確認するために片手運転しないで下さい。 とうふ屋の親父ですかアンタ。
水里駅には18:10頃着。 次の二水駅行きの電車は1900発。 豊原まで帰る電車を調べたら、これに乗らないと2200を越えてしまうことが判明。 日月潭を早めに切り上げて助かった。
この駅には自動券売機はなかったので、券売所で切符を購入。 さすがにもう慣れてきたので、特に問題なく駅員さんとやり取りをする。 駅舎のベンチでしばらく待ち、帰りの電車に乗る。
二水駅で電車の乗り換えしながらも、1時間強で豊原駅着。まだお土産を買ってなかったのでその足で市街へ。22時前だけどまだまだ店は開いている。台湾の夜は長い。
一旦荷物を親戚宅に置き、再度外出。屋台村へ。
出発前にある人に、「台湾へ行ったら排骨飯(パイコーハン)か排骨麺(パイコーメン)を食べろ」
と言われていたので、昨日Oさんが連れて行きたがっていた「清水排骨麺店」へ行く。 この日は開いてたよw ガイドブックに載るくらい有名だったから、それなりに行列が出来ていた。
んで、件の麺を注文。 80元。 屋台の料理としては高め…なのかな? 昨日の意麺は30元だったし。
いわゆる甘煮した骨付き肉が入ったラーメンで、台湾的な薬味は少なく、日本人にも食べやすい味だと思った。 なるほど、勧められるだけのことはある。
個人的にはご飯が欲しくなったが生憎その店に飯物はなく。
でもこういうときはあらかじめ別の屋台でご飯ものを買っておき、お店に持ち込んっしょに食ってもいいみたい。 実際、相席したお嬢さん2名は粽みたいなのを頬張りながら麺喰ってたし。
そんなこんなで台湾3日目も無事終了。 あとは帰るだけ、となった。
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4日目は、2日目同様Oさんの案内とMさんの運転する車で台北桃園空港まで送ってもらう。
Oさん曰く、高速道路は結構混むので早めに出よう、と朝の9時前に出発するが、渋滞には全く引っかかることなく空港には11時頃到着。
飛行機の出発は14時くらいw
みんなで空港のレストランで昼食を取りながら雑談で時間をつぶし、出発1時間前くらいに名残を惜しみながらOさん、Mさんに別れを告げる。
そして、行きと同じキャセイパシフィック航空の便で帰路についた。
帰りの機内食はポークを選択。 今度はちゃんとコーヒーを入れてくれたw
そして、往路は飛行時間3時間かかったところを2時間ちょいで関空に到着。 全体的に曇っていたせいで、下の風景は雲しか見えなかったのが残念。
飛行機を降りて、日本語で書かれた順路案内の看板を見たら凄く安心した自分は、なんだかんだで心は日本人なんだなぁ、とか思ったりw 周りの会話もほとんど日本語だし携帯もちゃんと繋がってるし安心ww
ロビーに出たら父親が出迎えてくれた。 なんでも、現在は関空に降りる便に関しては現在地や高度とかがGPSで正確に分かるらしく、出口前のモニターで我々が乗っている便がどこを飛んでるかずっと見てたらしい。 テクノロジィってヤツだぁねw
そんなこんなで、初の海外旅行は無事終了。
正直海外に行く機会なんてほとんどないんじゃないかなぁ、とか思ってたし、今でも他国へはそんなに行きたいとは思わないけど、台湾にはまた行きたいな、と思わせるような場所や人がたくさんありました。 母の付き添いという形ではなく、いち旅行者として、次回は行ってみたいと思う。
何年後になるかはわかんないけどね(^^;;;
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二水駅には約1時間弱で到着。 そこから集集線という路線に乗り換えて、今度は日月潭最寄り駅の水里駅へ。
集集線の車両内は結構面白い形をしておりました。
この丸い枠、車両のど真ん中にあるデザインでございます。 意味が分からないw
ちなみに、各車両にトイレがあるのも特徴的。
路線自体もかなりローカルで、敷設されたのも日本統治時代という古さ。 駅舎も当時のまま使われている設備があったりします。
そんなローカルな車窓をぼーっと眺めながら乗ってるうちに水里駅に到着。
ちょっとぼーっとし過ぎたか、ここでトラブル発生。
電車降りる際、座席にカメラを忘れてしまったのでございます。 慌てて取りに戻ろうとするも、列車は既に出発済み。 呆然と、去っていく電車を見送る私…。
嗚呼、神はまたも我に試練を課すというのか… 私なんか悪いことでもしたかなぁ? とかなんとか思いながら、その辺にいた駅員さんに片言の中国語で事情を話す。 すると案外あっさりと理解してもらえ、無線で電車の車掌に知らせてくれた。 ラッキーなことに、私の乗ってきた車両には私しか乗っていなかったので他の乗客に取られることもなく、また次の駅が終点だったため20分程度ですぐに折り返してきたので、間もなく無事に取り戻せた。 駅員さん、車掌さんに大感謝。 ありがとうございます(^^
さてところで、水里駅前には、日月潭へ行く方法について何も案内がなかった。
一応バス停らしいものもあるし、日月潭の停留所がありそうなのもわかったけど、どのバスに乗ればいいかさっぱりわからない…。
仕方ない、ここもやはり誰かに聞くしかない。 手っ取り早い方法としては、ガイドブック見せて「ココに行きたい、どうすればいいか?」と聞くのがいいかな…。
んで、バス停の乗車券販売所に受付のおばちゃんがいたので、この方法と片言中国語で伝えると、「ホンロンコーインへ行きなさい」と教えられる。 …はて?
こちらが頭の上に「?」を出してるのを察したのか、おばちゃんはわざわざ受付から出てきて、「あの緑の看板のところに行きなさい」、と教えてくれた。 示された方向に、白地に緑で出ていた看板には、「豊榮客運」と書かれておりました。 つまりはバス会社ですな。
運転手らしきおっちゃんに聞いたら、16時発だから切符買って待ってろ、てな趣旨のことを言われる。
で、その「豊榮客運券売所」のおばちゃんに「16時発のバスに乗りたい」となんとか話してみると、そのおばちゃんは50元のコインを見せて、「出せ」と言う。 言われた通り出したら1元と切符が帰ってくる。
なるほど49元ですか。
そして16時、時間通りに発車。
同乗者にガイドさん付きの欧米人旅行者が1人乗ってたので、ちゃんと観光客がいることがわかって多少気が楽になる。 …その方と会話なんかは、台湾の方よりもっと出来ないけど。
次の停留所で、大量の学生が乗ってくる。 比較的空いていた車内は、突然超満員に。 途中何人か降りたけど、殆どは日月潭の先まで乗っていってた。
日月潭に至るまでの道は急斜面で、そこそこのワインディング。
4車線ある広い道ではあるものの、バスの運ちゃんは割とフランクに車線をまたいで走るのでなかなかスリルがある。
そして、バスの車窓から見る景観は最高。 雄大。 是非一度バイクで走ってみたいが、相変わらず我が物顔で走り回るスクーターが超怖いので多分無理w
それなりに続いた坂道が収まってしばらくすると、右方向に目的地の日月潭が見えてくる。
なんかよくわからないが、感動する景色。 幻想的、と言いましょうか… ちょっと霧がかった対岸の山々が、うっすらと折り重なってる様子が、なんか絵画のようで美しい…
ぼーっと見てたらどうやら観光客が降りる停留所に着いたみたいで、運ちゃんが「さむーんれい!さむーんれい!」とか言いながら降りるように指示された。 …なるほど、「日月潭」を英語に直して「Sun Moon Lake」ってことですな。
降り立ったその場所は、観光客向けのホテル街って感じのところ。 綺麗なホテルが立ち並んでおり、ここのホテルから日月潭越しの夕日とか見たら最高だろうなぁ… と思ったり。
でも通りに観光客はほとんどいなかった。 さっきの欧米人はさっさと最寄のホテルに入って行っちゃったし。
時間もないので(到着時16時半)、何はともあれ湖畔を散策。 それほど長距離ではないが、遊歩道が整備されており、時折観光客とすれ違ったりする。 静かでのどかで… 景色もよくてなんか癒されまくり。
ただ到着時間が遅すぎたのと、帰りにどれくらい時間がかかるか不明なので、ゆっくり見て回る時間がなくて… 本当に無念。 正直、ここを見るためにもう一度台湾に来たくなった。 阿里山の件もあるし。
水里駅のバス停にあった時刻表に、確か1730頃に帰りのバスがあるのを見たものの、正確な時間も待合い場所も判らなかったので、来るとき降りた場所にあったセブンイレブンの店員さんに聞いてみた。 すると店員さん2人とその場にいたお客さん?1人がこちらの片言中国語を分からないながらも必死に理解してくれたようで、丁度来たバスをわざわざ停めに走ってくれたりもした。 なんという親切さ。 ちょっと感動した。 ありがとう、店員さん&通りすがりのお兄ちゃん(^^)ノ゛
帰りのバル路線はいわゆるダウンヒル。 「豊榮客運」のバスは上りではパワー不足で全くスピードが出てなかったが、下りはそんなボロいバスでもかなり速度が出せるため、運転手さんが調子良くスピードを乗せて走ってくれる。
気分は、頭文字Dで拓海のハチロクに同乗したイツキの気分。
ドリフトこそしてないけど、大胆なコース取り(苦笑)でコーナーをクリアしていく。
ま、まぁいいけど、せめてコーナーの途中で料金箱の調子を確認するために片手運転しないで下さい。 とうふ屋の親父ですかアンタ。
水里駅には18:10頃着。 次の二水駅行きの電車は1900発。 豊原まで帰る電車を調べたら、これに乗らないと2200を越えてしまうことが判明。 日月潭を早めに切り上げて助かった。
この駅には自動券売機はなかったので、券売所で切符を購入。 さすがにもう慣れてきたので、特に問題なく駅員さんとやり取りをする。 駅舎のベンチでしばらく待ち、帰りの電車に乗る。
二水駅で電車の乗り換えしながらも、1時間強で豊原駅着。まだお土産を買ってなかったのでその足で市街へ。22時前だけどまだまだ店は開いている。台湾の夜は長い。
一旦荷物を親戚宅に置き、再度外出。屋台村へ。
出発前にある人に、「台湾へ行ったら排骨飯(パイコーハン)か排骨麺(パイコーメン)を食べろ」
と言われていたので、昨日Oさんが連れて行きたがっていた「清水排骨麺店」へ行く。 この日は開いてたよw ガイドブックに載るくらい有名だったから、それなりに行列が出来ていた。
んで、件の麺を注文。 80元。 屋台の料理としては高め…なのかな? 昨日の意麺は30元だったし。
いわゆる甘煮した骨付き肉が入ったラーメンで、台湾的な薬味は少なく、日本人にも食べやすい味だと思った。 なるほど、勧められるだけのことはある。
個人的にはご飯が欲しくなったが生憎その店に飯物はなく。
でもこういうときはあらかじめ別の屋台でご飯ものを買っておき、お店に持ち込んっしょに食ってもいいみたい。 実際、相席したお嬢さん2名は粽みたいなのを頬張りながら麺喰ってたし。
そんなこんなで台湾3日目も無事終了。 あとは帰るだけ、となった。
■
4日目は、2日目同様Oさんの案内とMさんの運転する車で台北桃園空港まで送ってもらう。
Oさん曰く、高速道路は結構混むので早めに出よう、と朝の9時前に出発するが、渋滞には全く引っかかることなく空港には11時頃到着。
飛行機の出発は14時くらいw
みんなで空港のレストランで昼食を取りながら雑談で時間をつぶし、出発1時間前くらいに名残を惜しみながらOさん、Mさんに別れを告げる。
そして、行きと同じキャセイパシフィック航空の便で帰路についた。
帰りの機内食はポークを選択。 今度はちゃんとコーヒーを入れてくれたw
そして、往路は飛行時間3時間かかったところを2時間ちょいで関空に到着。 全体的に曇っていたせいで、下の風景は雲しか見えなかったのが残念。
飛行機を降りて、日本語で書かれた順路案内の看板を見たら凄く安心した自分は、なんだかんだで心は日本人なんだなぁ、とか思ったりw 周りの会話もほとんど日本語だし携帯もちゃんと繋がってるし安心ww
ロビーに出たら父親が出迎えてくれた。 なんでも、現在は関空に降りる便に関しては現在地や高度とかがGPSで正確に分かるらしく、出口前のモニターで我々が乗っている便がどこを飛んでるかずっと見てたらしい。 テクノロジィってヤツだぁねw
そんなこんなで、初の海外旅行は無事終了。
正直海外に行く機会なんてほとんどないんじゃないかなぁ、とか思ってたし、今でも他国へはそんなに行きたいとは思わないけど、台湾にはまた行きたいな、と思わせるような場所や人がたくさんありました。 母の付き添いという形ではなく、いち旅行者として、次回は行ってみたいと思う。
何年後になるかはわかんないけどね(^^;;;