ちょっとした山歩きと有馬温泉周辺の勾配を行ったり来たりしたため軽くケツが筋肉痛になっておりますが(笑、続きですよ~
今回利用したクーポン券は、神戸高速鉄道からの1200円のヤツです。 一応、阪神・阪急の三宮から乗車・下車することもできます。
行きは鵯越から乗って、帰りは三宮で降りたんですが、よくよく考えたら神鉄からの1000円のほうがちょっと安かったか。
クーポンの内容は、往復乗車券と、「金の湯or銀の湯入浴券」、それと土産屋などの割引券、あとはチラシですね。 入浴券は1枚しかないので、金か銀のどっちかしか入れません。
三宮から有馬温泉まで、神鉄経由だと片道690円なので、すでに電車代だけでもモトが取れています… ただし利用できるのは平日のみ。 あとは、金・銀の湯の定休日も気をつけなければですな。
さて、鵯越から普通列車に乗って有馬口へ、そこで乗り換えて一駅で有馬温泉駅です。
実はワタクシ、有馬温泉へ”温泉に入りに”来たのは初めてだったりするのです。 近所にありて遠き場所。 たかだか六甲山を一つ越えるだけで行けるところなんですがこれがなかなか機会がありませんで。
というか、最近まで「外湯」の存在を知らなかったんですが。 単なる思い込みでしたが、有馬の温泉は全て各ホテル&旅館が管理してる「内湯」しかなくて、入るためには泊まらなくてはならないのでは、と…
でもちゃんと外湯があるんならいっぺん行ってみないといけませんですよ、ってことでここまで来たわけですな。
平日にも関わらず、温泉客と思われる人たちがそこそこ行ったり来たりしておりましたが、所謂「浴衣を着て歩き回ってる『いかにも』な温泉客」というのは全然見ませんでした。 当然、ほとんどは爺様婆様… いや、婆様が多いかな。 浴衣姿のおにゃーのこを期待してたのですが玉砕~ orz
さて、まずは周辺散策をしようか、と思ってた矢先、懸念してた雨が降り始めてしまいました。 今日はロクに準備もせず行き当たりばったりで出てきてしまったので、傘は持っていませんでして… かといって、土産屋で傘を買うほどの降り方でもなかったし、山歩きでしこたま疲れてたので早速ながら駅に近めの「金の湯」に入ることにしました。
パンフレットによると、泉質は含鉄ナトリウム塩化物強塩高温泉というヤツで、古来より有馬の名物となっている「金湯」だそうです。 見た目の色は赤茶色。 鉄分と塩分の味がキツかったです。
建物の外には「足湯」があり、ここは無料で利用できます。 私が来たときは雨宿りをする人も含めて結構盛況でした。(上の写真は帰りがけで誰もいないときに撮ったものです)
「金の湯」の中は思ったより狭く、1Fがロビーで2Fが温泉になってました。 結構混みあっていて、2、30人くらいの客がおりました。
男湯の内部もそれほど広くはありません。 浴槽も、通常の温泉と高温風呂、そしてかけ湯用の上湯の3つのみ。 普段、某世界の大温泉やらクアハウスやら、HAT神戸にある「
なぎさの湯」なんかに慣れてるせいか、ちょっと物足りない感じです。
ただ、金湯独特の赤茶けた湯は「温泉気分」を盛り上げてくれます。 …ぱっとした見た目は、「
赤だし味噌汁」そのものなんですけれども(笑、なんか「温泉に来たなぁー」という雰囲気は出てきます。
ただ、
浴槽内で歯を磨くオヤジがいたのでぶち壊しでしたが。
■ ■ ■
さて、「金の湯」前の道を挟んだ東側に「
有馬玩具博物館」というのがありました。 昔ながらの、木やブリキで作ったミニチュアや積み木、オートマタやTIN-TOYなどを集めた博物館です。 通常入館料は1000円なのですが、3/14まで半額だったのでこっちも回ってみることに。
博物館は3F~6Fになっており、各フロアごとにブリキの玩具、からくり玩具、現代の玩具、ドイツ伝統の玩具、とジャンル分けされておりました。 ミニチュアやブリキの玩具は触れませんでしたが、オートマタは動かすことができ、5Fではスイスの「
ネフ社」が製作している「積み木」で遊ぶこともできました。
このネフ社の積み木が結構面白かった。 従来の積み木とは一線を画した「数学的かつ工業的なデザイン性や機能性」があり、大人でもかなり遊べる積み木と言えます。 館内員のデモを私を含む数人のお客さん(老若男女含む)で見てから、全員で遊んでみたんですが、全員で結構ハマって2、30分くらいいろんなもんを作ってましたw
で、作ってみたもの
幼児教育にオススメしますよ~、おとーさんたちっ(微笑
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雨もだいぶまとまって降ってきてたのですが、せっかくだからということで「銀の湯」にも入ってみました。
こちらは「金の湯」からさらに南にあり、割ときつめの斜面を上っていかなければなりません。 ところどころに立て看板が立っているので迷うことはないですが、普通の民家が建ち並んでる道を上っていくので、ちゃんと道は合ってるのか?と多少不安になったりもします…。
泉質は炭酸・ラジウム泉で、こちらは「銀湯」と呼ばれる比較的新しい湯のようです。 ちなみに、入浴料は「金の湯」が650円に対して、「銀の湯」は550円なので、両方入る場合は「金の湯」でクーポン券を使った方がお得ですな。
さて、こちらは平屋で、ロビーの受付の奥に風呂場があります。 入ってまず思ったことは、ロッカーが小さいこと… 持って来てたリュックが折りたたまないと入りません。 もしこの日が結構寒くて、ダウンジャケットでも着てたら絶対入らなかったでしょう…。
風呂場はぱっと見、割と広め。 ただ浴槽は一つしかなく(一応奥の方は泡風呂になってましたが)、泉質的にも無色透明なので今ひとつ面白味がありません。 ただこちらはサウナ(スチームサウナ)と打たせ湯(というより水量の多いシャワー)が利用できるので、そっちを楽しみにするのがいいかも。
面白味にかけるせいか、それとも日がだいぶ傾いて来てたせいか、こちらはほぼ貸切で入浴できました。 …いいんだか悪いんだか…。
個人的にはどうせ入るなら、「銀の湯」→「金の湯」がいいかな。
そんなこんなで時間切れになったので、この日はこれで引き上げました。 それなりに楽しむことはできましたが、物足りなさは残った感じです。 やはり有馬を堪能するには「内湯」も経験しなければいけないのかも…。