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ALK-MiN's Die-Early ~ただれた日常を徒然に生き抜く~

台湾滞在記・一日目

2008年03月31日 | ただれた日常
遅ればせながら台湾のお話をつらつらと。
細かく書いてたら随分長くなりそうなのである程度分割してうpするですよ(^^


■1日目


今回の旅行メンバーは私と母の2人と、同日別便で向こうへ行く母の友人でSさん(台湾出身者)とその娘さん2人。
ちゃんと台湾語を喋れるのはSさんのみ。あと私が20年使ってない片言中国語を少しと、Sさんの娘さんのうち1人がNOVAに通ってた関係で英語を喋れるというところ。
残りの二人は日本語オンリー。

さてナニゲに初めての海外旅行。
正直あまり気が乗らなかったが、さすがに当日となると興奮してくる。
不安と緊張も多いが。

三宮からバスに乗って関西空港へ。
往復3000円。1時間ほどで到着。
Sさん達とは空港で会えたが、飛行機の時間がすぐだったので慌しく別れる。桃園空港で再度待ち合わせ。

飛行機に乗るのは2回目なので、出国手続きまで割とスムーズに通過。荷物検査も問題なし。
パスポート取り扱い関係は初めて。再入国用の書類を書かなきゃならんのが面倒。

利用した航空会社は「キャセイパシフィック航空」。直前まで中華系の航空会社と思っていなかった。機内での案内が中国語と英語、たまに日本語という感じ。

座席は非常口前窓側の最悪なポジション。窓側なのに窓が頭の左後ろ辺りしかなくて、外を見るのに首が疲れる。
一応前に席がないので、足を伸ばせるのが唯一の救い。
しかし、隣の欧米人?が妙に足開いて座るのでちょっと狭い。

機体が宙に浮く瞬間の感覚に慣れない。 ぞくっとする。

あっと言う間に淡路島を抜けて四国へ。高めの山の斜面にはまだ雪が残っていた。
室戸市から一旦土佐湾へ抜けた後、四万十市辺りで四国再上陸。 日向灘を抜け、鹿児島・桜島上空を通過。 桜島はちょっと北側上空を抜けたので、左側の窓から火口まで見えた。噴煙はなかった。

機内食はチキンを選択。チキン南蛮ライスと酢の物一品、パンとお菓子に果物とアップルジュース。
結構美味だったが、隣の白人は酢の物を一口加えてしかめっ面をしていた。
コーヒーサービスは、私のコーヒー欲しいサインをアテンダントが華麗にスルーしてくれた。 覚えてろ。

九州を抜けた後はずっと雲の上ばかりで海は見えない。沖縄は遠く北の方を抜けたので全く見えず。

仕方なく各席に取り付けられた液晶TVで、唯一日本語放送してた「椿三十郎(織田裕二版)」をぼーっと眺めて過ごす。 最後の居合い合戦は三船敏郎版に遠く及ばない。

台湾の地上が見えてくる。遠目には日本とさほど変わらなく見えるが、近づくにつれ建築物が旧日本の雰囲気をそこはかとなく醸し出しているのが見えてきて、海外に来たことを実感。 なんかそれっぽい廟もいっぱい見えた。ザ・台湾。

着陸時の振動にも慣れない。たぶん一生。結構揺れたと思うんだけど、おそらく普通なんだろうな。

桃園空港の税関のおっさんは日本語が喋れない。 何やら入国書類を指して私に何かを言ってるのだが、それが渡航目的を聞いてるということと分かるのにしばらくかかった。 勉強不足。

空港を出て、案内板等を見たら中国語と英語のみで書かれていた。日本なら、自国語と英語、特定アジア語で案内板が書かれているところ。 日本の案内って親切。


しばらくして、Sさんと、現地でお世話になるSさんの妹さんと合流。 VolksWagenのミニバン的士で、一路目的地である台中縣豊原市へ。

それにしても、たった3時間で行ける国なのに日本と違ってることが多くて興味深い。 右側通行だったり、標識のフォントが違ってたり、当然だけど看板も中国語だったり、地名のアルファベット表記が日本のローマ字と違ってたり…(「新」は日本では「shin」、台湾では「hsing」とか) とにかく面白い。

台湾で走ってる車は、日本車も多いがベンツとVWもやたら多い。 ただ、高速道路上で二輪車は一切見かけなかった。 後で聞いた話によると、550cc以上のバイクでないと入れないらしく、また台湾ではそういう大排気量のバイクは本体価格も税金も高すぎるのでほとんど走ってない模様。

高速道路のICは、合流するところに信号があった。 あったけど、本線のほうには信号ないのでそこで停める意味が分からない。 何台もの車が一気に合流することになるけどいいのか?
そして、車のすり抜け走行が結構強引。 少しでも隙間が開いたら強引に車線変更してくる。 怖い…

が、あとでもっと凄い状態なのを街中で目の当たりにすることになる。

豊原市には2時間前後で到着。 高速から市街地へ下りていくと、妙にたくさんのスクーターが走ってるのが気になる。
街中は看板だらけ。 よくTVで見る香港の街みたいw …いやあれよりはまだ大人しいかな。

街の中心地辺りに行くと、いよいよその交通事情の激しさが見えてくる。
何このスクーターの量!
街中を縦横無尽に走り回り、沿道は全ての店がバイク屋に見えるほど大量のバイクが停まっている。

昔の中国で、やたら自転車が走り回っていたのが全部スクーターに置き換わった状態のよう。 とにかくカオス。そしてフリーダム。信号無視こそそれ程ないものの、隙間があったらすり抜けまくり。 歩行者が横断歩道に歩行者がいようと遠慮なく突っ込んでくる。 といのも、台湾では「歩行者は車が来たら通らせてあげましょう」というのが慣例なんだそうな。

歩行者に必要なスキル、それは「かもしれない歩行」。

交差点で信号を渡るとき、スクーターが赤信号を飛び出してくるかもしれません。 お店の前を通る時、店の中からスクーターが飛び出してくるかもしれません。 っていうか飛び出してきた。
大阪の運転手は運転が荒っぽいとかよく言うけど、可愛いもんだよあんなのw

なんだかんだで無事に滞在先に到着。 なんというかまぁ、古いビル。 装飾品が実に中華系。 そしてトイレの大便器は扉の中だけど小便器は外。 用を足してる時はがっつり見られてます。横から。

来ていきなり、お腹空いたろ、ラーメン買ってくるから喰え、と薦められる。 で、近所の屋台から買ってきたラーメン、一食ずつ何の容器にも入れずビニール袋にそのまま入ってる。 それをお椀にあければOK。 合理的。 日本も真似するべき。

平麺のラーメンは、漢方っぽい薬味が効いてたけど美味。 トッピングの肉団子が弾力があって美味しい。

その間飛び交う台湾語会話。 中国語を中途半端にしか使えない私には、全く理解できないやりとり。

やべぇ、母親の通訳役が務まらない。 その辺はもうSさんにまるなげ。 というか、Sさんのお母さんは片言ながらも日本語が喋れるのでなんとかなってる模様。

そうこうしてるとSさんの家族親戚関係がぞくぞくと集まってくる。 総勢20人以上、来ては去り来ては去り。 そして家柄なのか国柄なのか、とにかくやたら姦しい。 ぶっちゃけ会話が五月蝿い。

そして、やたらめったらお茶と果物を勧めてくる。 お茶は烏龍茶とプーアル茶か。 これが美味しいんだまた…。 果物の方は、ピーマンがちょっと変に膨らんだようなのを薦められた。 「レンブ」というらしい。 リンゴとヘチマを合わせたような食感。 あとグァバとか。
個人的には本場のパイナップルを喰いたかったけど、季節的にはもう少し後らしい。

分からないなりになんとか会話しつつ、もそもそとお茶と果物を食べてると、「晩飯が出来たから喰え」と薦められる。凄いご馳走。鳥の丸焼きとかビーフンとかごった煮スープとかすげーんだけど………すいません、ついさっきラーメンとか果物とかいっぱい喰ったトコなんですけど…。

でもあんまりにも薦めてくれるもんだから喰ってみる。
…うめぇ、マジうめぇ。でも腹いっぱいで入らない。

なんとか一口ずつでも口に入れて、一服。 母親が分からないなりに日本語と身振り手振りで頑張って喋っている。こういうハングリー精神は見習わないといかん。

その後あてがわれた部屋で休むまで、延々とお茶と食べ物を薦められ続けた。 ある意味兵糧攻めw 有難いんだけど、有難いんだけど…

そしてふらふらしながらシャワーを浴びて、ベッドに横になった瞬間に眠ってた。 かなり疲れていた模様。

■続く…

祖国から帰還

2008年03月29日 | ただれた日常
ただいま戻りましてー(^^

いやはや、大変でした。
いろんなところでいろんなカルチャーショックを体験しましたよ~


そういえば大切なことを書いてなかったけど、我が祖国は台湾ねw
正確には違ってたことが判明したんだけど…


とりあえず分かったこととして、

・特定の場所以外の一般人に日本語会話はほぼ通じないと考えていい
・交通事情がものすげー
・喰う所には困らない
・街中に自販機は殆どないけど、どんな田舎にもセブンイレブンがある
・とにかくみんな親切

こんなところ。
いいところです、とっても。今度はちゃんと旅行したいな。

詳細はまた~

ちょっと祖国へ

2008年03月26日 | ただれた日常
4日ほど里帰りしてきます~
日記ほとんど書いてない人間がたまにする書き込みがこんなっていうのもどうかと思うけど(^^;
mixiのバイク日記はそれなりに書いてるのにね(^^;;;;


さて、こっち生まれこっち育ち、母国語なんざこれっぽっちも喋れないエセ外国人なワタクシ、祖国の土を踏むのはン十年生きてきて今回が初めてでございます。

それなりに楽しみではあるものの…渡航目的が旅行というより墓参りってのが微妙なところ。

んでわ~