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Best of George Worst (仮)

レッズサポーターで亜弥マニア。うだつの上がらぬ中年男の特に面白味のない日常を適当に晒す。のか?

アルカセルツァー。

2006-09-08 22:58:27 | Weblog
頭痛になる事が多い。

酒には弱いくせに結構呑んでしまった後とか、寝起きになにかのきっかけでズキンと痛み出してそのまんまとか。

頭が痛くなり始めたらまずそのままでは治らない。軽い痛みで眠る事が出来れば、起きてみたら引いていたなんた事もあるが、大抵は頭の痛みのせいで眠る事もできない。

そうなると薬に頼らざるをえない。
でも、「胃に優しくて早く効く」というキャッチフレーズのBという薬。空腹には良くないので無理して物を食べてから飲む。頭が痛い状況で物食べるのって、非常につらいのだけど仕方がない。で、Bを飲むわけなのだが...。
俺の胃ってとりわけ弱いのかもしれない。このBを飲むと、その時の頭痛は治るのだが、その先一週間以上、胃の痛みに悩まされる事になる。しかも、普通の痛みではなく、空腹になるとキリキリと痛むという、如何にも胃壁が荒れましたという痛みなのである。食えば痛みはなくなるものなのだが、これを治す為に胃薬を飲み続ける。頭痛のたびごとに、一回分の頭痛薬と一週間分の胃薬が必要だったのである。

で、もうかなり昔。
薬局の店頭で見つけたのがアルカセルツァー
外国の映画とか、小説とかによく登場する、水で溶かして飲む薬。最初は、そんなイメージがおしゃれじゃんとか、そんな理由で購入した。
で、頭が痛くなったきっかけでこの薬を飲んだら...。胃が全く平気なのである。呑み過ぎた夜中に目を覚まし、中途半端に酔いが覚めた二日酔い状態のひどい頭痛で、まるっきり空腹なまま飲んでも大丈夫な事に気づく。
こうなるともちろん愛用。
ところが、そのうち扱っている薬局が極端に少なくなり、やがて店頭から消える。日本での販売はしなくなったのである。

こうなると困るのは俺。また頭痛の後の胃痛に苦しむのか。
薬局で買い漁ったデッドストックが切れたら、またそんな日々が始まる。

そんな時。
会社の同僚がハワイに行くという。
そこでアルカセルツァーの購入を頼んでみた。
やっぱりアメリカ。ちゃんと売っていた。

彼女から意外な事を。頭痛薬じゃなくて胃薬のところにあったというのだ。確かに効能を見ると、Headaceの前に、Sour Stomachって書いてある。胃薬だったら、胃に悪いわけないじゃん...。
そういえば、映画「カジノロワイヤル」でジェイムズ・ボンド役のピーター・セラーズが、「Alka-Seltzer...」って呟くのは、二日酔いとかじゃなく妙な食べ物を眼前に並べられた場面だっけ。
もちろん、主成分のアスピリンの鎮痛効果で頭痛にも効く。

で、毎年ハワイに行く彼女に、その度に俺はアルカセルツァーを頼み、安定供給を受ける事になった。
そのうち、彼女も面白がっているのか、普通の"ORIGINAL"というものだけでなく、こんなのも見つけたと、いろんな種類のアルカセルツァーを買って来てくれるようになった。

甘ったるい"LEMON LIME"フレーバーとか、アスピリンが入っていなくて俺には全く意味のないただの胃薬である"GOLD"とか。

今年は、西に流れた俺の夏休みと入れ替わりに、彼女が夏休みと取ってハワイに。そして今日、職場に帰ってきた。

実は、今年に関しては、俺がMizooのいるロンドンに行った2月に、カムデンで見つけたドラッグストアで購入していてストックは十分。だけどロンドンには"ORIGINAL"しかなかったので、彼女にはアスピリンの含有量が多い"EXTRA STRENGTH"を買ってくるようお願いした。

要望どおりに"EXTRA STRENGTH"ゲット。パッケージが変わっていて、ちょっと迷ったとの事。
で更に、赤い箱のアルカセルツァー。

アルカセルツァー。MAUI STYLE POTATO CHIPSを差し置いて...

見ると"Honey Orange"とか書いてある...。フレーバーとして、かなり怖いんだけど...。

成分を見ると、アスピリンは500mgと"EXTRA STRENGTH"と同じ含有量(ちなみに"ORIGINAL"は325mg)だが、その他の成分が全然違う。
効能を見たら、胃薬ではなく、風邪薬版アルカセルツァーだった。なるほど、ハチミツ味は咽喉にもいいかもしれない。
バイエルン製薬の商品であるアルカセルツァーは、アメリカで売っているのもMADE IN GERMANYなんだが、この赤いのはMADE IN MEXICOって書いてある。やっぱ胡散臭い。
飲む機会はあるんだろうか。これだと、胃にきちゃう危険性もあるかも...。

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