ラマダンが19日で終わり、20日はIdul FitriあるいはLebaranという、断食明け祭を迎えました。日本でいえば、お正月のような感じです。数日前から帰省ラッシュが始まり、その様子がテレビで報道されていました。
第三世界の都市でよくあるように、パダンも近年に都市化が急速に進んでいるようで、生粋のパダンっ子というのはそれほど多くはないよう。私の友人たちも多くは田舎、周辺の地域へ里帰りしています。
私もこの機会に、3月にパダンへ来て以来ずっと行きたくて行けずじまいになっていた、パイナン(Painan)へ行くことにしました。
パダンからパイナンへは、バスで2時間から2時間半。何種類かのバスがありますが、今回私が利用したのでいえば、料金は片道2万ルピア(約200円)。行きはデキがバイクで送ってくれて、1時間40分ぐらいでした。今回は1泊2日でしたが、日帰りもできそうです。
パイナンはパダンの南東にある、海辺の小さな町です。町の南西がインド洋に面して入り江になっています。他の三方は丘や山に囲まれていて、小ぢんまりとした、たたずまい。だいたい2km×3kmぐらいの範囲におさまるでしょうか。
私が初めてパイナンを訪れたのは2006年。その当時は、その1年前に日本での仕事を終えた友人のドナがパイナンの実家にいて、地元の高校で日本語を教えていました。
初めてパイナンを訪れた時、強い印象を受けたのを今も覚えています。それ以前に見たパダンの町とその周辺、あるいは高原の観光地となっているブキッティンギと比べても、きれいな町だなと思いました。道路もパダンよりはるかに整然としてきれいです。落ち着いた雰囲気で、町に気品があるように感じました。
私の印象では、私の知っている日本の町に例えると、西スマトラの州都であるパダンは、ゴミゴミして騒がしいのが大阪や名古屋のようで、パイナンは、小ぢんまりと落ち着いた感じが鎌倉のようです。
海へ向かって右手、町の北側の丘に登ると展望台があって、町が一望できます。町の反対側、パダンの方向もずっと見渡せ、そちらの海岸は砂浜が砂嘴状になっていて面白い。バリサン山脈の緑豊かな山々が幾層にも重なって見えます。そして真っ青な空とインド洋の海とが遥か彼方まで広がり、そこに点々と島が浮かんでいます。
この景色だけでも、私はすっかりパイナンが気に入ってしまいました。ドナの話によると、毎年この丘で、パラグライダーの大会が催されるそうで、オーストラリアやヨーロッパからも多くの人が来るのだそう。今回訪れた際には、3人の人がちょうど飛ぶところを見ることができました。
丘のふもと、入り江の口の先に当たるところには砂浜があります。入り江の湾内もずっと砂浜になっているようですが、そこには漁業者がメインで、あまり一般の人は入らないよう。
私が知っているこの3年間だけでも、ちょっと様変わりしたほどに、ここの浜辺は観光スポットとして整備が進められています。今回は少し海が埋め立てられて、100m四方ぐらいの駐車スペースができていました。かなり広く見えますが、レバランという、日本の正月休みのような時だからか、車とバイクでいっぱいになっていました。
砂浜から海上には遊歩道が設けられていて、すぐ向かいの、干潮時には歩いて渡れるようになる小島にもつながっています。そこからさらに、2、300mほど沖にある島まで、いくつもの渡し船が行き来しています。これも私が前回に来た、約1年前にはありませんでした。
このレバランにはパイナンを訪れる他、日本に絵はがきを送ろうと思っていました。ですが、ずっと前から気にしていたし、ラマダン以降は積極的に探すようにしていたのに、パダンでは絵はがきが見つかりません。いろんな人に聞いて、郵便局、文房具店、お土産屋などを探し回っても、ない。たかが絵はがき程度の物と思うのですが、それが見つからない。
パイナンにならあるかも知れないと思ったのですが、すでに述べたように、駐車スペースがいっぱいになるほどの人出で、飲み物、食べ物を売る人や店は多いのに、土産物を専門に扱う店は近辺には見当たらないし、民芸品なんかを並べて売っている人も少ないのです。あまり探す時間もなかったのですが、パイナンでも手に入りませんでした。
どうも、土産物屋の品揃えを見る限り、ここでのお土産はお菓子類が最もポピュラーで、形が残るものはマイナーなようです。
第三世界の都市でよくあるように、パダンも近年に都市化が急速に進んでいるようで、生粋のパダンっ子というのはそれほど多くはないよう。私の友人たちも多くは田舎、周辺の地域へ里帰りしています。
私もこの機会に、3月にパダンへ来て以来ずっと行きたくて行けずじまいになっていた、パイナン(Painan)へ行くことにしました。
パダンからパイナンへは、バスで2時間から2時間半。何種類かのバスがありますが、今回私が利用したのでいえば、料金は片道2万ルピア(約200円)。行きはデキがバイクで送ってくれて、1時間40分ぐらいでした。今回は1泊2日でしたが、日帰りもできそうです。
パイナンはパダンの南東にある、海辺の小さな町です。町の南西がインド洋に面して入り江になっています。他の三方は丘や山に囲まれていて、小ぢんまりとした、たたずまい。だいたい2km×3kmぐらいの範囲におさまるでしょうか。
私が初めてパイナンを訪れたのは2006年。その当時は、その1年前に日本での仕事を終えた友人のドナがパイナンの実家にいて、地元の高校で日本語を教えていました。
初めてパイナンを訪れた時、強い印象を受けたのを今も覚えています。それ以前に見たパダンの町とその周辺、あるいは高原の観光地となっているブキッティンギと比べても、きれいな町だなと思いました。道路もパダンよりはるかに整然としてきれいです。落ち着いた雰囲気で、町に気品があるように感じました。
私の印象では、私の知っている日本の町に例えると、西スマトラの州都であるパダンは、ゴミゴミして騒がしいのが大阪や名古屋のようで、パイナンは、小ぢんまりと落ち着いた感じが鎌倉のようです。
海へ向かって右手、町の北側の丘に登ると展望台があって、町が一望できます。町の反対側、パダンの方向もずっと見渡せ、そちらの海岸は砂浜が砂嘴状になっていて面白い。バリサン山脈の緑豊かな山々が幾層にも重なって見えます。そして真っ青な空とインド洋の海とが遥か彼方まで広がり、そこに点々と島が浮かんでいます。
この景色だけでも、私はすっかりパイナンが気に入ってしまいました。ドナの話によると、毎年この丘で、パラグライダーの大会が催されるそうで、オーストラリアやヨーロッパからも多くの人が来るのだそう。今回訪れた際には、3人の人がちょうど飛ぶところを見ることができました。
丘のふもと、入り江の口の先に当たるところには砂浜があります。入り江の湾内もずっと砂浜になっているようですが、そこには漁業者がメインで、あまり一般の人は入らないよう。
私が知っているこの3年間だけでも、ちょっと様変わりしたほどに、ここの浜辺は観光スポットとして整備が進められています。今回は少し海が埋め立てられて、100m四方ぐらいの駐車スペースができていました。かなり広く見えますが、レバランという、日本の正月休みのような時だからか、車とバイクでいっぱいになっていました。
砂浜から海上には遊歩道が設けられていて、すぐ向かいの、干潮時には歩いて渡れるようになる小島にもつながっています。そこからさらに、2、300mほど沖にある島まで、いくつもの渡し船が行き来しています。これも私が前回に来た、約1年前にはありませんでした。
このレバランにはパイナンを訪れる他、日本に絵はがきを送ろうと思っていました。ですが、ずっと前から気にしていたし、ラマダン以降は積極的に探すようにしていたのに、パダンでは絵はがきが見つかりません。いろんな人に聞いて、郵便局、文房具店、お土産屋などを探し回っても、ない。たかが絵はがき程度の物と思うのですが、それが見つからない。
パイナンにならあるかも知れないと思ったのですが、すでに述べたように、駐車スペースがいっぱいになるほどの人出で、飲み物、食べ物を売る人や店は多いのに、土産物を専門に扱う店は近辺には見当たらないし、民芸品なんかを並べて売っている人も少ないのです。あまり探す時間もなかったのですが、パイナンでも手に入りませんでした。
どうも、土産物屋の品揃えを見る限り、ここでのお土産はお菓子類が最もポピュラーで、形が残るものはマイナーなようです。