映画「The farewell」
中国系アメリカ人のルル・ワンが監督を務め、余命わずかな祖母と
親戚が過ごす日々を描いた人間ドラマ。
末期がんを患う祖母のため、祖国を離れて海外で暮らしていた親戚一同が、
従兄弟の結婚式を理由に中国に戻ってくる。
ニューヨークで育ったビリー(オークワフィナ)は、祖母が残りの人生を悔い
なく過ごせるように病状を本人に明かした方がいいと主張するが、両親を
含めたほかの親族たちは、中国では助からない病気は本人に告げない伝統
があると反対する。
末期がんで有ることを祖母に伝えない、本当のことを伝えるべきだと言う
孫娘もおばあちゃんの事を思っての事だが、家族みんなで余命わずかな
祖母の最後を穏やかに過ごしてほしいと願う気持ちが優しい。
映画の終わりに6年後もおばあちゃんが元気で過ごしている事が解り
ほっとした。