いつかは・・・アルピニストと呼ばれ隊

我儘放題のあたし(へっぽこ登山隊・隊長)と
それを叶える
王子(へっぽこ登山隊2号)の四苦八苦な山登りを面白くお届!

初登山・乗鞍岳

2010年10月12日 | 登山1年生
ハイ登山といっても決して軽装で行くワケにはいきません。



なんせ虫嫌いのあたしのために



へっぽこ2号が用意した山はいきなり3000M級の山「乗鞍岳」という高い高いお山です。



山には森林限界と言うものがあり、これ以上は高い草木が生えない



という所から登山を始めるのですから、当然、夏でも驚く寒さなのです。現にが雪が残ってたしね



勿論、虫がいないかわりにストーブが必要な寒さ



「じゃ今週末にGOね」という簡単なものじゃなく、先ずは登山に最小限必要な



「登山靴・ズボン・UVカットのグッズ」等を買い揃えに走ります。



しかし・・・高いです



まぁ、服と言えども命にかかわるモノですから



素材は最高級で出来ていますし、使い勝手や機能性がかなりよろし



しかし・・・デザインが・・・ないわめちゃテンション下がるです



ってなことで、あんなこんなありましたが、なんとか晴れた日ならば登山できるモノを揃えまして



いざ、乗鞍岳へ出発です



おぉ...なんとこの日は快晴いやぁ 下界は朝から暑いっす。



がっ、早朝の山はうすら寒い。



マイカー規制の所まで行き、ここから上へはバスかタクシーしか登ってはいけません!



っちゅうことで、バスに乗り換え森林限界まで



一気に高度を上げます



夏スキー7月だというのに一部一面しっかり雪景色です



そしてまだまだズンズン上がると大きな広場へ。



終点、畳平!


しかしバスを降りた瞬間から あまりの寒さに震えが止まらない



とりあえずお店に入り、更に厚着するあたしでした



ここ「畳平休憩所」の建物は、いつぞや熊が乱入し立てこもった場所だったよ



  おっかね~~~っ



さ、身支度も整い出発です。



建物の脇に回ると・・・お花畑と呼ばれる高山植物の宝庫がありました



しかしここは今回パスして先へ進みます



数十分歩くと「落石に注意しながら急いで進め」と看板が申しております。



で少し足早に歩き・・・ここを抜けると景色が一転本格的な登山の始まりです。





目指すは・・・向こうに小さく見えるお山ですかね!?





こんな斜面を・・・





自分も斜めになりながら・・・





ひたすら黙って進みます





フト見渡すと・・・す・・・素晴らしい景色です






紫外線対策OK 完全防備のあたしです。。。誰???(笑)






しかし・・・歩いたなぁ!やっと到着です。






山頂はあまり広くはないですが、お弁当を広げた人や


コーヒーを入れる人カップメンを食べる人など・・・それぞれの登頂を楽しんでいました。


初登山・登頂記念にパチリっ




でも地味なおばさん姿に・・・がっくし

帰り道・・・何度もすべり落ちながら・・・ひたすら下るです

しかしこの山は、迷いたくても道はあるといった具合で

初心者のあたしでも、何とか余裕をもって行けた素敵な所でした。

因みに、かかった時間は3時間半でした

ん・・・・・・・

今回はサプライズな出来事が無くてつまんないってか

いやいや勿論用意されていましたさぁ

登山っていうのは無事楽しく下山してこそが「終わり」なのです

それがです、事件はここから始まるのでした。。。。。

下山途中のバスの中(チョット暑すぎたのか、はたまた車酔いか)

ギリギリまで我慢したのですが あたしってば、まさかの吐き気が

隣に座るへっぽこ2号に「ヤバいっ!」と言おうって・・・ン!?

えっどうした、へっぽこ2号

あたしも最大のピンチだけど、あんたは更にヤバい状態か~いっ

そうなの、2号はもう言葉も発せないほどの絶体絶命のピンチ



・・・を通り越して屍になってんのよぉ~~~



ただ、もう流れる汗だけが2号の生きてる証拠

その後の長い長い乗車残りの15分を無言で耐え やっと下車!自家用車に倒れ込む2号

もうあたしの吐き気なんてブッ飛んじゃったわ

しかし無情に流れる時間・・数十分・・1時間・・不謹慎とお思いでしょうが・・・おなか空いたです

「何か食べに行く?」と言ったら、蒼い顔して這うように2号がついて来た。

しかし、注文のもほとんど口にせず・・・あえなくダウン

ゴミの日じゃないので2号を捨てて行くワケにもいかず、かといって復活の兆しもない・・・

で、ここでやっと「高山病」を疑い山を下り高度を下げる作戦を思いつく

が、しかしですよ・・・ここからどうやって松本市内へ行くですか

瀕死の2号を揺り起こし、何とかナビを設定させる

その後言うまでもなく、後ろの車にガンガンあおられながら

「あぁ神様どうか最後までブレーキをお守り下さい

と・・・祈りつつ

いくつもの峠をフラフラと越える必死のあたしでした

まったくぅ2号のせいで、登山より全然疲れましたよっ

今回、機転を利かし高度を下げたあたしのお陰で へっぽこ2号の命は守られました



次回は八ヶ岳(硫黄岳)への挑戦です。



がっ、やはり今回に負けない生死をかけた物語ありっ



イヤ、別にアドベンチャーは求めてませんけど



・・・何故だかグリコのおまけの如くついてくるっす



お楽しみに~~~






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