セーフ編の続き
9/26
4時頃起床、準備開始。乾燥室で荷物を整理して玄関へ。
夜中の雨は止んでいたが、雨具の下だけは身に着けた。
4:48 阿曽原温泉小屋出発
真っ暗な中、廃道分岐までの急登を進む。
5:08 水平歩道分岐(廃道分岐)
そうそう前回はここにテントがあって、分岐を見逃して、阿曽原峠まで登っちゃったんだよな。
かつての仙人谷ルートは今や藪の奥だ。
2006年に雲切新道が完成し2007年7月~供用開始、同時に仙人谷ルートは廃道となった。
youはまさに廃道になる直前、少し歩いたのだった。
阿曽原温泉から1960mか。
まもなく大岩のところから急な下りとなる。
ここの下りの後はほぼ水平だから。
下りきったところが関電人見平宿舎。
ロープに導かれ、高熱隧道へ。
途中、トンネルの『親分』に会った。
6:03-6:24 仙人谷ダム 朝食
高熱隧道を抜けて朝食とする。
行動再開。
ワイヤーロープのある沢沿いの道を進み、河原の踏み跡を辿り、沢の橋を渡り、急登へ・・・・
・・・あれ?これって違う。雲切新道じゃないか?どこかに分岐がなかった?
ええ~!?なかったよ・・・
引き返そう!
ここは気を付けて下らなければ、と思ったところで、左足が滑り、右足でしゃがんでしまったoimo。
痛い!! どうした!捻挫か?
右膝激痛!しばし動けず・・・やっちまった・・・ったく経験者なのになんで道間違えるの?
大丈夫・・歩ける・・ でもテンションは最悪。
ダムサイトまで戻り分岐表示を確認したが『雲切新道→』のみで『旧日電歩道』の案内はない。
が、youは思い出したようで反対側に進み林道へ。すると『旧日電歩道』の案内看板があった。
まだ未整備部分があるため、表示がなかったのかもしれない。
追い打ちをかけるように雨が降ってきた。
7:23 東谷吊橋
橋は高度感があってスリル満点だ。
橋手前の下りは右足から降ろすようして慎重にクリアしたoimo。なんとかいける。 それにしても、なんでまた仙人谷に引いて行かれるかなぁ
仙人池が呼んでいる!?
橋からは急登で水平歩道へ。
ここが10年前に休憩した岩小屋か?番線などあり、道の修復作業の物置になっていた。
小雨模様だが峡谷は青く美しい。
youもkoimoも気遣ってoimoに声をかける。楽しんで行こう。いずれ仙人池へも行かねばなるまい。
岩壁なりにへつられた道が続く。
8:28 作廊谷合流点
ここも資材置き場になっていた。
同じアングルで10年前も撮影していた。
経験者だからといっておんぶにだっこじゃダメなんだ。
9:21 十字峡
足はすくむが絶景なり。
吊橋先の広場で休憩。
阿曽原温泉小屋の佐々木さんから注意された箇所を慎重に進む。
丸太の高巻きを越え、
しばし普通の山道、小沢を渡渉。
また岩壁をへつるようになると
桟道の残骸のあるザレ。この辺りから未整備区間のようだ。
更に気を引き締めて進む。
10:45 白竜峡
いよいよ核心部突入。既に道標のワイヤーがヨレヨレだ。
高巻きを越えた向こうが最初の難関。
右上図の角を曲がってすぐの、かぶりぎみの岩壁の通過が怖かった。
手がかりのロープが微妙に伸びるので、安易に掴むと岩から体が離れてバランスを崩しそう。
10年前の画像のかぶりぎみの岩壁部分。
難関は絶景でもある。
続いて、残骸が散乱したガレ場。雪崩跡か?今後ここも整備するのだろう。
桟道が傾いていたり・・
ワイヤーが緩んでいたり・・
気の抜けない箇所が続く。
未整備でも水平ならノープロブレム。
11:34 黒部別山谷出合
山と高原地図では『仮設丸太橋・梯子 足元注意』とあるが未整備。
ロープで河原に下り、適当に渡渉して、ロープで登る。
次の高巻きはパスして下のへつりを通過。
11:50-12:23 岩屋 昼食
すると高巻きの下は岩屋。資材置き場になっていて雨宿りもできる。
昼食にしよう
持参したアルファ米に阿曽原温泉小屋で昨夜もらったお湯を注ぎ15分待って。
熱湯じゃないからちょっと固いけど食べられる 温かい・・ 美味しいよ♪
お腹も心も温かくなって、行動再開。が、試練はここからだった。
絶壁のへつりの後は細かいアップダウンの連続となる。
登るだけならいい・・
また下るんだ・・・右足からそろそろ下るoimoを見かねてyouが肩を貸す。
ありがとう。 そう何度言ったことだろう。
登るだけならいいのに。
koimoもyouもさすがにお疲れか?
登り=下りの恐怖になっているoimoは、もう登りを見ただけでウンザリ。
体力的にというより精神的にやられていた、アップダウン区間。
15:04 内蔵助谷出合
橋の先の急登をやり過ごすと、以降はアップダウンの高低差も小さくなる。
とにかく歩けば着くんだ。
おお!ようやくアップダウンから解放だ。
16:23 黒部ダム下
やった~~!まだ放水していた~~
さすがに皆、ガッツポーズはない。koimoは後ろも振り返らず前へ前へ。
ダム上までの最後の急登。 亀足でもいい。自力ではいあがるんだ。
17:07 黒部ダム上
亀足ながらほぼコースタイムで登っていた。
ここからトロリーバスの黒部ダム駅構内に入る。
最終バスの到着(17:16)前に構内通過。17:35発の扇沢行に乗れば座れるし下界に降りられる。
しかし今夜はロッジくろよん泊予約済み。まだコースタイム45分ほど歩かねば。
黒部湖駅を出てかんぱ谷橋を渡るとすっかり暗くなった。
もうすぐか、というあたりでyouのスマホに着信。
あっ!きっと宿からだ。koimo、歩けるなら先に行って。わかった。
後から思えば、暗いのが怖いkoimoがよく先行したものだ。途中の分岐表示もきちんと確認してすんなり到着して待っていた。
思わぬところで、10年の子供の成長を強く感じた。
18:00頃 ロッジくろよん到着 TOTAL13:12
到着が遅くなったことを詫びてチェックイン。
まさに夕食開始していたが、入浴後の夕食の勧めをありがたく受けた。
浴用タオルと歯ブラシセットのアメニティを受け取り2階の部屋へ。
階段がきつい~~ えっ?koimoも? あらyouも・・
ストーブを炊いた乾燥室に濡れ物搬入後、入浴。そして夕食。
うわぁ豪華だ。
でも食欲より・・・水分!行動中の1.5L+αを飲み干してなお足りない。体中の水分が右膝周辺に集まっている感じでパンパンだ。
食事中、遭難騒ぎの人が捜索隊と共に到着、道迷いか?怪我はない様で何より。
一歩間違えばoimoも!?あきらめず、見捨てられず、良かった。
祝杯もなく就寝。とにかく踏破できたぞ~~~zzz
9/27
6時起床。始発のトロリーバスに乗るので、さっさと撤収。
7:40頃から食堂脇で待機して、一杯100円のコーヒーを飲んだり、漫画本を見たり、外を散策したり。
『朝食どうぞ』の声とともに入室。今朝のoimoは食欲復活で完食。
7:20頃ロッジくろよん出発。
まだ右足は腫れているが筋肉痛はないしサクサク歩ける!昨日の亀足が嘘のようだ。
朝日が美しい。
ロッジくろよんの撮影を忘れた!せめて看板だけでも。
あああ・・・・あの白馬三山の麓からずっと歩いてきたのだ。
最後に渡った橋が見える。
いつかは歩きたい黒部源流域。
立山三山は紅葉が始まっているようだ。
東の空にうろこ雲を望み、黒部ダムを後にした。
8:05黒部ダム駅→8:21扇沢駅→タクシー→9:34信濃大町駅→10:37松本駅11:08→スーパーあずさ14号→11:33新宿駅→中央快速→御茶ノ水→総武線→浅草橋→都営浅草線→15:20頃自宅着
その後oimoの右膝は・・意外に経過良好。腫れが引くのが早いような?下ノ廊下に鍛えてもらったのが良かったのか。温泉効果か?
やっぱり山が呼んでいる~