2回目の沢もツアーで。
梅雨明けからの猛暑が一転、8月下旬からは雨模様の冷夏になってしまった。
沢登り的には暑いくらいが丁度いいんだけどなぁ。
この日も曇りのち雨の予報。今回の沢登りのテーマは濡れないように歩く、だ。
9/6 5:00起床5:20自宅発→東関道→首都高→外環道→関越道→圏央道→青梅IC→7:40頃水根駐車場着
将門交差点から多摩川南岸道路を利用の場合、最終コンビニはセブンイレブン奥多摩古里店。
集合時間のかなり前に到着。ヨシキの車は8時頃到着した。
中山トンネル先で『秩父多摩国立公園』の看板が見えたら左折してすぐに駐車場入口。
『水根バス停』も確認できるので間違えることはないだろう。
到着時には8台ほど先着あり。
その後OL風の人が運転する車が2台ほど到着し上方へ。水道局の施設に勤務する人も利用しているのかもしれない。
沢装備のパーティも他に一組あり、8時半頃には出発していった。
駐車場奥にトイレあり。水洗ペーパーあり。よく清掃されてあった。
さて、8:48水根バス停着のバスでツアー参加者が全員到着。
装備レンタル利用の方が今回は多い。装着完了後、準備体操をして出発。
9:37 水根駐車場出発
リーダーは前回と同じくトキオさん。
『水根沢は水と遊べる沢ですが、この天気で気温も低いので、なるべく濡れないように遡行します。』
サポートで山仲間1人。参加者はがうがう隊3人+若い女性8人+若い男性1人。
うち以外の9人は友達の友達などで皆顔見知り、うち2人は経験者らしい。女祭りだ~。
今回、youとkoimoはサワタビ+サワーサンダルで行動。
前回わかった不具合を改良すべく、かかと側に靴紐を通して引っ張り上げた。
登り坂でもかかとから外れない。大丈夫そうだ。
舗装道路を少し登ると『水根沢口』分岐標識あり。左折して下る。
すぐに橋があるが、その脇から踏跡を辿り、沢へ向かう。
9:45 入渓
『しばらくは沢幅も広いし人数も多いのでなるべく2列で行動してください』
まずは足慣らし。
oimoはサワタビのみで行動。さてこの沢はどちらのソールが有効かな?
2度目ともなると、このくらいの小滝は問題なし。
いつの間にか今回もリーダーのすぐ後ろにつくkoimo。
前方に水根沢キャンプ場が見えてきた。
沢の本やブログなどではキャンプ場付近から入渓しているようだ。
樹林の緑と苔の緑。
癒されるなぁ~。
この小滝は右から巻く。
あの擁壁!懸垂下降の練習できそうだね。
まだまだ序の口、足慣らしが続く。
大きな木だね。
今日は正面突破はほとんどなく、へつり気味に進む。
『この先に釣師がいますので静かに通過します。』
2m小滝を右から登り、リーダーが釣師に挨拶。すると釣師が先行することになったようだ。
大勢が通った後じゃ、魚が逃げちゃうものね。
サワタビで滑る石もあれば、サワーサンダルでも滑る石がある。万能な靴はないようだ。
足で感じながら慎重に行動すればいいということかな。
この小滝は右からでも左からでも突破できる。
ここは流木が流れを塞いでいるので右の岩を登る。 静かにね・・釣師の背後に忍び寄る・・・・
10:44 CS3m
最初の難関。
左側をへつり、這い上がるのだが・・・・釜が深い上、這い上がる岩に手がかり足がかりが乏しい。
リーダーは勢いをつけて這い上がり、後続はリーダーの手を借りて這い上がった。
アクアグリッパーのサワタビだと足がかりは出来るので、もう少し手がかりを探せば登れたかも。
しばし滝上で通過待ち。
先はまた緩い遡行だ。
大分年季の入った橋をくぐり
小さなナメ滝は左右からへつって。
11:01 2条CS3m
リーダーは右側をへつり右側から登る。
youは途中から流れの中央の岩に取り付く。続くkoimo。
中央突破の場合、頂部の岩の手がかりが乏しい。右に巻くようにして流れに片足を突っ込むと意外に簡単に登れる。
リーダーがサポートして後続も中央突破がほとんどとなった。
上流はまた緩やか。前回のように適当に高さのある滝の連続、というコースではないようだ。
今回はカメラのレンズにガラコを塗って臨んだ。
いくらか水切れは良くなったが、ポケットに入れた後のくもりはどうしようもない。
このあたりで小休憩。
11:23 ゴルジュ最初の2m滝
盛夏なら正面突破の滝のようだが・・
今日は濡れを嫌って、かなり上をへつるつもりのリーダー。
残置ロープが2ヶ所あり。2ヶ所目にテンションかけて先へ進もうとしたら・・・
『わっ』
リーダーもたまには落ちるんだ・・・・ 結局、正面突破に変更。
リーダーに続いて登っていたkoimoはリーダーの指示で高巻き。後にyouが続きサポート、oimoも高巻きしてみた。
多分koimoは登り過ぎたようだ。結局リーダーもkoimoを助けにきて、難なく降りた。
そのルートをyouもoimoも登り下ったが、急だし手がかりはもろいし、とんでもないルートだった。
高巻くならせいぜい、上の画像でリーダーが立っている位置くらいまでか。
残置ロープのある岩の上部も適切な確保があれば安全に通過できそうだ。
しばらくリーダーは高巻きルートを工作していたが・・・
結局、後続は全員正面突破。
それはそれで大変なようで、ロープを伸ばして一人一人確保して・・・
全員通過まで30分の苦闘。うち以外の参加者はここでしっかり濡れねずみになっていた。
11:59 次の3m滝
続く3m滝は左側をへつる。
滝にかかる木での登攀を何度もチャレンジしていた男性参加者も。スラックラインみたい。一度濡れたら何度濡れても同じ?
手がかり足がかり豊富で難なく突破。高巻きで汚れた手袋やお尻もきれいになったかも。
しばし通過待ち・・・少し寒くなってきた。
続く小滝も左側をへつる。
大岩は右の流れ伝いに進む。
小休憩。
ネコパンチで体を温める2人。
12:20 4mナメ滝
ここはどう進む?
リーダーは釜なりに右側をへつり気味に進み、流れの右の岩を登る。
oimoもそのルートで。
岩登りの最後は左右のどちらかに避けて登る。お助けロープを出してサポートするリーダー。
濡れたくないyouとkoimoは高巻きで。
10分ほどで全員クリア。先へ進む。
12:35 CSトイ状4m
CSトイ状4mは通常、突っ張りで登るらしい。
『ちょっと待っていてください』
しかし今日は高巻く様子。リーダーがルート工作に向かう。
高巻き中のkoimo。残置ハーケンがあることから高巻きもルートの一つのようだ。
koimoは小さいので自己確保したロープを掴んでいるが、岩の手がかりを掴み足元に注意して進めば問題ない。
が、確保ロープに取り付く前の岩登りで足を滑らせ女性が1人、釜に落ちた。
落ちる途中で岩にお尻をぶつけたそうで一時騒然となったが、結局大丈夫だということで、続行となった。
いや、ここで中断しても登山道は遥か上部。続行するのが一番の近道ともいえる。
13:13 2段3m+5m大滝
2段3m+5m大滝は無理せず右から巻くのが常道。
上から見るとこんな感じで高巻く。
25分で全員通過。先ほど落ちた女性も問題ないようだ。先へ進む。
この小滝はすぐ左の岩を登って進んだり、
右側(上の画像では左)をへつり気味に進み滝の左を登ったり。
ナメ小滝は右側を登り
次の小滝は右からでも左からでも。
通過待ちで、行けそうなところは先に進んで待っているyou。
追いついた。
予報通り雨も降ってきた。
2段続く小滝は左側、
左側で進む。
この辺りがわさび田跡か。
半円ノ滝はまだか。
大分明るい感じになってきたが、登山道はまだ遥か上。
予定ではもう水根駐車場に着いている時刻だが。
まだか・・・まだか・・・
・・・小石?・・・・カエルだ!でかい!!
あんまりじっとしているものだから、危なく踏んじゃうところだったよ
無事かえるよ、ということかしらん。
ナメ小滝は右の岩を登る。
そして・・・
『この先が半円ノ滝なのでここで昼食にします。私はルート工作に先行しますので、昼食を終えた人から登ってきてください。』
気づけばもう15時に近い。
皆お腹はそこそこ減っているが、先が気になるという感じ。そそくさとカップラーメンなどすすっって、すぐに向かっていった。
その間15分ほどか。
うちはお湯がなかなか沸かなくて・・・・湯を注いで3分待って、3分で食べて、片付けて、go。
休憩場所から一登りして
15:08 半円ノ滝6m
水根沢のシンボル、半円ノ滝6m。ここは突っ張りで登る。
巻く場合は左の岩場から。
youに続きkoimoも岩場へ。koimoの確保がてらoimoも。
突っ張りで登るのにチャレンジしたい気分はあるけど、次があるさ。
岩場上から滝壺を望む。
半円を描いて流れ落ちるトイ状の滝だから半円ノ滝。
滝上にある倒木にアンカーをとり、トップロープとお助けロープを出して登ってもらう算段だ。
参加者の1人の男性がいつの間にかサポートに加わっていた。
滝の登攀開始。ガンバ!ガンバ!
確保ロープを投げる動作一つとっても、投げ方と受け取り方のタイミングが合わないと、再チャレンジとなる。
突っ張りは最初の一歩が高すぎると手足がギリギリでにっちもさっちもいかなくなる。流れ近くまで下がれれば先が開ける。
そしてお助けロープを掴めばなんとか自力で、あるいは引き上げてもらえる。
ロープ確保でチャレンジしたのは女性7名。うち1人は途中でギブアップ、左の岩から引き上げた。
時間がかかっても最後の一人まで、思う存分にチャレンジしてもらおう、
そんなリーダーの心意気が、皆にも伝播した感じで、皆が皆を応援していた。
ガンバ!ガンバ!ナイス!!
1時間近くかかったが全員無事通過。すぐ先の終了点へ向かう。既に薄暗い。ヘッデンが欲しいくらい?
16:09 終了点
終了点はこんな感じのところ。踏跡を辿り樹林帯へ。
結局サワタビのみで困るところはなく、岩の登攀ではかえって有利だった。
ジグザグの踏跡を辿る。かなりの急登だが不思議と息切れはない。かえって体があったまっていい感じ。
登り始めて5分ほどで登山道へ。まだ明るかったんだ。
登山道といいつつ、崖をトラバースする細い道なので、ヘラヘラしては歩けない。
しかし柔らかい土で、足当たりが優しい。
標識にも『通行注意!』とある道だった。標識なりに90度に曲がってキャンプ場へ。
キャンプ場の建物群を通り抜けると舗装道路になる。
ペタペタぺたぺた・・・本降りの雨の中、あっという間に入渓地点上の『水根沢口』通過。
サワタビ+サワーサンダルも最後まで脱げることなく機能した。
16:43 水根駐車場到着
6時間半ほど沢にいて、下りはたったの30分・・・これが沢歩きだ。
今回もいい勉強になった。
『皆さんお疲れ様でした』
挨拶のあとさっさと撤収。17時頃水根駐車場を後にした。渋滞にはまっちゃうだろうから風呂なしね。
他の参加者たちは今回も入浴後、帰路についたようだ。
17:00水根駐車場→青梅IC→圏央道→関越道→外環道→首都高→東関道→千葉北IC→19:40~夕食→20:20頃自宅着
おっ意外に空いていたね。 予報が悪かったから皆控えたのかもね。
大きな渋滞にはまることなく帰宅できて幸いだった。