がうがう。のしっぽ

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もはや古い山行記録なので参考程度に 転載禁止

アイスクライミング納め

2015-03-24 17:26:10 | 2015山行

家族4人でアイスクライミング。

ところがこの週、一気に気温が上がって春本番。

いつもの年なら歓迎だけど、今年は違う。アイスクライミング危うしだ!

3/19、電話で確認。

このところ暖かい日が続いていますがアイスツリーはまだ登れるでしょうか。

『土曜日ですか?まだ大丈夫ですよ』

やった~~!!

3/21

4:55自宅発→中央道→kuma小屋→中央道→須玉IC→一般道→8:45岩根山荘着

前回は確か-6℃だったこの辺、今日は3℃。 ほんとに大丈夫か~。

前回の雪は跡形もなく。 ・・・アイスツリーは無事かしらん。

なんとか無事だった。

さあ今日も元気に登ろう!

今日初めてのkumaに模範演技?を見せるkoimo。おや?隣の方のアイゼンもBDかしらん?

さて氷の裏側は・・・・・あらら~随分痩せたね~

kuma、初アイスクライミング行きます!

アックスとアイゼンの先端に身を任せる感覚に戸惑いながらも、登っていくのはさすが。

各自2登して

ロープの支点を移動。

水しぶきならぬ氷しぶき!

ツリー下部に書かれている赤矢印より内側で登ってください・・・ということなのだ。

自分のロープワークってこんな感じなんだ~

アイゼンを蹴り込む!

氷は大分腐っているけれど、充分刺さる。

何度かビレイを繰り返して、かなり慣れてきた様子のkuma。

3人でビレイ出来るとゆとりが出来ていいね~。

非力なkoimoでさえも、氷のシャワーを浴びるほど、表面はシャーベット状。

アイスツリー全景。

下地が見えるほど痩せていた。この日登っていたのは我が家も含めて2組のみだった。

青空に向かって登る!

あらら・・・午前中のyouの勇姿はこの1枚だけだった。午後はもっと撮るからね。

早めに食堂で休憩。

今回はカップラーメンとおにぎりを持ち込み、お湯とお茶のみいただいた。

それでも快くこんな居心地のよい場所を提供してくれるのだ!

ありがたやぁ 家具は田渕義雄さんの作品。

さて午後はまたロープを移動して、新たな面を登る。せっかくなのでアックスを借りてみた。

カシンX-DREAM 本当はこれが欲しかったけど高いんだよなぁ~

お!koimoの腕力でもよく刺さるらしいぞ。

確かに軽くてよく刺さる。  いや・・刺さりすぎて抜けない・・・・

koimoが使うにはもしかして丁度いいかも。

午後は時折みぞれがちらついたが、大崩れすることもなく。

おや?

お昼寝かい!!さすが・・・

雫となる氷。

4度目の支点移動。

前回はこのルートを最初に登ったっけ。

kumaはX-DREAMよりBDバイパーが使いやすいようで。

koimoはXだね。

youもXで派手にシャワーを浴びる。

oimoは・・・Xは刺さるけど抜けないときにはストレスだ~

支点は変えず、ビレイと登る側を変えてみた。

氷が・・・といいながらも、大分大きな一歩を踏み出せるようになったkuma。

なんだかんだ言いつつほぼ毎回完登。

おっkoimo、片手保持からの打ち込みか!いやいや・・・・アックスが抜けただけ・・・

koimoは完登にこだわらない。あと少しというところでテンション!

アイスクライミングもいいけど、雪遊びが楽しいのよ。

kumaがビレイしてyouが登る。

見てみて~。目もつけたんだよ~。 わかったわかった。次は君の番だよ。

よくよく見るとボコボコだなぁ~~

えびぞりで上を狙う。

アックスを打ち込む。

ビレイに力が入る。

アックスは刺さったか?

蹴り込む!

ぐるぐるぐるぐる・・・各自10登して、シーズン最後のアイスツリーを堪能した。

16:00頃岩根山荘発→一般道→中央道→kuma小屋泊

あの山の向こう・・・

赤岳鉱泉アイスキャンディも登攀制限がかけられたほどの暖かい週末となった。

岩根山荘アイスツリーは翌日3/22に今シーズンの営業終了。

赤岳鉱泉アイスキャンディは3/29終了。

楽しい時間をありがとう。

次シーズン、またよろしくお願いします。


岩根アイスツリー

2015-03-08 22:23:48 | 2015山行

 山に登らなくてもアイスクライミングが出来るんだよ。

へぇ~~!人工氷壁はアイスキャンディだけなのかと思ってた。

ということで、3人で川上村の岩根山荘へ偵察に行ってきた。

2/28

5:00自宅発→中央道→須玉IC→増冨ラジウムライン→信州峠→県道68号線→8:40岩根山荘着

南アルプスの山々がすっきり望める絶好の日和。こんな日に山に行かないなんてね~。

須玉ICからは通常R141(清里・野辺山経由)で川上村に入るが、ナビくんの案内は1本東の増冨ラジウムラインへ。

ん?確か前に通ったことあるぞ。

あっ!瑞牆山に登った時だ!10年ぶりということになる。

10年前もこの峠を越えたのだろう。

瑞牆山下山後、川上村に移動して、金峰山に向かう林道を進んでマフラーを壊して、金峰山荘で車中泊した。

youは9年前にも川上村に訪れている。甲武信岳山行の登山口、毛木平は県道68号線終点から更に直進して行き止まりのところだ。

屋根岩の向こう、山頂が白いのが金峰山だ。

金峰山荘へ行く途中にこんな山荘があったなんて。

到着!うわ!ほんとに車を降りたらアイスツリーだ!

なんと一番乗り。館内に入り受付をする。

岩根山荘は1986年5月開業、アイスツリーは2010年度冬から登場したらしい。

高さ11m、幅25m。北、西面はアイス、南面はドライパートになっている。

アイスツリー登録申込の注意事項をよく読んでサインして、

アイスツリー登録料(シーズン初回のみ)各自500円、1日使用料大人2000円子供1000円で合計6500円支払い。

トイレは館内のトイレ使用。

お昼はどうしますか?カレーしかないけれどご飯を炊く都合があるので、って聞かれたから頼んでおいたよ。

おお、了解。南面は氷が緩んでいるっていってたよ。

そうしているうちに続々と車がやってきた。

ここは何の説明もないんだね。鉱泉だと初回はスタッフの説明を受ける手順になっているけど・・結構アバウトだね。

なにせ・・・3人だけでアイスクライミングをするのは初めてなのだ。

要領はわかっていても緊張するわけで・・・周りを見ながら慎重に。

ロープ:エーデルワイス AxisⅡ10.2mm 50m(福袋に入っていたもの)

トップロープの支点作りは安全確保の最初の要だからね。

身支度を整え用具を運んで椅子を段取り(先達に倣いテラスから拝借)して、10時過ぎにクライミング開始。

oimo、you、koimoの順番で2周してお茶休憩、更に2周して午前は各自4登。

本日最初のクライミングショット。

必ずyouかoimoがビレイ(確保)をしているため、なかなか撮影まで手が回らない。

しかもyouのビレイはoimoがするしかない。体重差およそ10kg、だが我が家の大黒柱相手に失敗は許されない・・・冷や汗ものなのだ。

小学3年生からやるの!?と受付の時、驚かれた。

今回は色々新調している。

共通装備アイスアックス:ブラックダイヤモンド バイパー ハンマー&アッズ

koimo上下:モンベル パウダーステップジャケットkid's&アルパインパンツkid's koimoアイゼン:ブラックダイヤモンド

youとoimoはお互いを撮影できないので・・・koimoカメラマン出動だ。

あぁぁ・・・どちらも足片方が切れているのが惜しい。

oimo下:モンベル スーパーハイドロブリーズ インシュレーテッドパンツw's oimoアイゼン:グリベル

おっ!このショットはいいんじゃない。

youバラクラバ:モンベル ストレッチクリマプラス200バラクラバ you下:モンベル ドライテックインシュレーテッドビブm's

youハーネス:アークテリクス(福袋に入っていたもの) you手袋:ブラックダイヤモンド パニシャー(今回は暖かくてあまり出番なし)

岩根アイスツリー北面全景

後で気づいたが・・この面はライブカメラサイトだった。

岩根アイスツリー 屋根岩ライブカメラ365日の記録 2015年2月11時

前回のアイスキャンディでは長時間氷と格闘していたkoimoだが

今回はかなりスムーズ。

見上げるyouは余裕のビレイ。撮影したのを見直すのも勉強になるな。

他にも男女ペアでバディを組んでいた女性のビレイの姿勢も参考になった。

おおっ!?隣の人を抜いている。 いや・・・別に速さを競うものではないけれど。

アックスも重すぎずアイゼンも刺さるようだ。

完登してクライムダウン。アイスキャンディで学んだ姿勢をしっかり再現しているね。

氷の落下があるため、やや壁から離れてのビレイとなる。

12時過ぎから昼食休憩。一応12:00~13:00はアイスツリーも休憩時間となっている。

館内の食堂でカレーを食べる・・・あら!美味しい!丸太のテーブルも居心地いいし。

カメラを忘れたのが悔やまれる~

カップラーメン用の湯の無料提供もあり、食事をしなくても休憩利用できるようだ。

この日は穏やかな日和だったが、バラクラバなしではまだ寒い。

午後は場所を変えた。

どっちもどっちかな。 こっちのほうが登りやすいな。 登りにくい・・・

もう少し!

そんなに脱力しなくても・・・・

oimoのビレイでyouのクライムダウン時、ちょっと体制が崩れたら体が前方に引かれて、非常にヒヤリとした1本があった。

この後から、テンションの声と同時に思いっきり腰を落とし、ロープワークも変えて✽コツがようやく掴めた感じだ。

✽非力な場合はATCのビレイ側ロープを両手で操作するといいと講習会で学んだが、通常通り、クライマー側ロープ左手、ビレイ側ロープ右手で操作したほうが制動できるようだ。

積極的にkoimoのビレイもoimoがやる。 何事も経験を重ねるのみ。でも軽いと楽だ~。

カメラ目線の余裕あるじゃん。

午後も各自2登してお茶休憩、更にkoimo1登oimo2登you2登半。

休憩中、『使ってないときロープを借りていいですか?』と他の組から申し出がありOKしたが、結局使用することはなかった。

というか、他人のロープをそこまで信用していいものだろうか・・・とちょっと思った出来事であった。

これがkoimo最後の登り。

合計でkoimo7登oimo8登you8登半で15時頃終了。

朝は凍りついていた駐車場の地面がぬかるみになっていた。

汚さないように撤収して15時半頃、岩根山荘を後にした。

一番最初に来て一番最初に撤収だね。

15:30岩根山荘発→R141(野辺山・清里経由)→須玉IC→中央道→kuma小屋泊

 この日は赤岳鉱泉アイスキャンディカップ予選。天候に恵まれていい大会だったろうな。

次回はkumaと共に。アイスツリーかアイスキャンディへ。