今回はyou、oimo、koimo、H氏、そして初登場M氏による山行である。
浅間山は群馬県と長野県境にある標高2568mの活火山だ。
最近では2009年2月2日に噴火、しばらく警戒レベル2(火口周辺規制)となっていたが、
今年4/15に警戒レベル1(平常)となり、火口500m(前掛山)まで登山できるようになった。
しかし、あくまで自己責任の登山だ。
浅間山map
断面図
6/23
4:30自宅発→東関道→首都高→外環道→関越道→上信越道→佐久IC→8:00浅間山荘到着
久々の関越・上信越道、霧雲に浮かぶ山々が幻想的だ。
まだ雲は多いが日中は晴れ間もあるらしい。
さて、浅間山荘に到着すると駐車場は満車で、臨時駐車場に案内された。
料金500円。
普段は乗馬グランドのスペース。既に両脇はほぼ埋まっている。
帰る頃、画像左から右手の厩舎に向かって馬が数頭駆け抜けていってびっくりした。
8:16 浅間山荘出発 標高1410m
今回初登場のM氏はyouの昔の職場の同僚。
ツアー登山に個人参加経験が豊富で、この浅間山は2度目。頼りになる新メンバーだ。
昨日明け方までは降っていたようだが、ほとんどぬかるんでいない。
久々に会って会話も弾むようで、珍しくkoimoが放っておかれている。
ぼけているのは腕のせいでもカメラのせいでもない
霧が深いのだ。
エビネみたいな花
古くからの信仰の道でもあるこのコース、石の道標に歴史を感じる。
koimoの関心はこっち。
休憩で立ち止まると群がってくる虫・・・閉口している4人を尻目に、
こ、これから銀行強盗ですか?
虫に指されると後が大変だからとM氏は防虫ネットを愛用しているそうだ。
8:50 一の鳥居
一の鳥居を出てまもなく沢を渡る。
丸木が濡れていて滑りそう、
9:12-9:21 二の鳥居
休憩するも虫が煩わしい。アロマオイルの虫除けをつけるが、人に優しいのは虫にも優しいようで。
二の鳥居を出発してまもなく(標高1714)、薪が積み上げてあった。
写真は下山時に撮影
躊躇することなく1本手に取ったM氏。勢いでoimoも薪を取ってしまった。
『オーバースペックじゃないの。まだまだ先だよ、火山館は』 『まあ、背負えば大丈夫だよ』
途中にも2箇所ほど看板のない薪の集積があった。
『途中で放棄していったのかな!?』 『ここから持っていく人もいるのかも』
カモシカの姿は見えなかったが、カモシカは離れて見ているらしいよ。
薪の重さが徐々にこたえてきたoimo。浅間山に励まされる。
硫黄の匂いが次第に強くなってきた。
この辺りが最も硫黄臭が強い。さっさと通り過ぎる。
10:16-10:35 火山館 標高約1990m
『薪はあそこだよ』とM氏。薪を積み上げると、火山館の館長が顔を出してお礼をいってくれた。
ちなみに運び上げた標高差約280m。
火山館のテラスの下は噴火対策用のシェルターとなっているそうだ。
お手洗いは水洗、水場はかけ流しだ。
ベンチで休憩中、M氏のザックに珍しいものを発見。
M氏も霧島神社でしか見たことがないそうだ。
10:42 湯ノ平口
10:59 賽ノ河原
4月に警戒レベル1になるまで、(警戒レベル2の)登山はこの地点までだった。
11:12-11:16 樹林帯の出口付近で休憩
この後は火山礫のザレた道をひたすら登ることになる。
黒斑山稜を望む
形も質感も富士山みたいだ。
昨年の震災復興チャリティシャツだ。
登っても登ってもザレた道。
徐々に広がる展望に気持ちを奮い立たせて足を運ぶが・・・
う~~ん、oimoは自分のペースで行くよ。やっぱり薪が余計だったか?いや標高のせいさ。
一人旅かと思ったら、途中で休憩しながら待っていてくれた。
koimoはず~っとyouのザックにつかまって登っているのにoimoより疲れた顔をしているぞ。
ここでyouにカメラを託した。
再び4人の背中を見送り、oimoはゆっくり進む。足をとめては上を見上げ、少し登ってはとまる。
ここでやめたら楽だろう・・・・・・・
でも、あきらめず登るんだ。
12:09 浅間山分岐
youがこの撮影をしている頃、oimoは浅間山分岐通過。そこからは水平で(ラッキー♪)まもなく追いつけた。
シェルターの少し上(標高約2440m)で昼食休憩
大きな岩を風除けにしていつもの助六をほおばる。
あきらめずに登ってきてよかった。火山礫が日差しを蓄熱して温かい。
『頂上は行けそう?』
『自分のペースで行けると思うけど』
『じゃあオレはkoimoと下るよ、こいつかなり疲れているから』
標高差1030mはkoimoの最高記録だ。(最終的に歩行距離約14kmも最高記録)
『それなら私がkoimoと下るから、youは3人で登ってきたらいいよ』
ここだって山頂の一角、頂を極めなくても惜しくはない。
ということで、ここで2手に分かれる。
12:32 山頂アタック&下山開始
oimoとkoimoが電車ごっこで 下りは前でサポートしないと転倒の恐れがあるため 下山している頃
youたちは
12:44-12:52 前掛山頂 標高2524m
山頂標識は浅間山。今はここまでしか登れないからね。
本来のの山頂はあちら。今は本当に静穏で、風向きの関係で噴煙も目立たない。
2年前にkumaが登った湯ノ丸山、篭ノ登山が見えるよ。
頂上を極めたyouはM氏とH氏をおいて、koimoとoimoに合流すべく、超特急で下山したらしい。
13:25 標高2130m樹林帯の入口付近
oimoとkoimoが一息ついていたところにダブルストックで駆け下りてきたyou合流。
『なかなか姿が見えないから火山館まで追いつかないかと思ったよ』
他の登山者たちの下山と重なり、火山館まで列の一員となって下った。
13:47-14:24 火山館
koimoが軽い靴擦れを起こしていたので、裸足にさせて靴下と靴も乾燥。
youに似て湿り足だからなあ。
やがてM氏とH氏も到着。
雑談したり、
ツアーでは行程についてこれなかった人は翌日帰されてしまって、料金も戻らないとか
火山館の中に入って話を聞いたり
カモシカの話や噴火のたびにここからも退避し2004年の噴火のときは1年近く戻れなかったとか、今は平穏すぎる、とか
のんびりしていたら・・・
長居しすぎた。koimoの足元も乾いたので出発。
下山するほどにまた虫が多くなる。アゲハならばウエルカムだけど・・
14:59-15:04 二の鳥居
水分補給はしたいけど、虫が~~~。oimoはいつの間にか左耳とおでこを刺されていた。
15:19 一の鳥居
再び水分補給で立ち止まったら、アブまで群がってきたoimo。
ごめん、先に行くよ~。
15:42 浅間山荘到着
結局一番先に到着したのはoimoだった。登りのヘタレぶりはどこへ行った?
お疲れ様。ここで解散とした。
M氏、またご一緒しましょう。
さてこの後、高速の帰宅渋滞を避けるため
妙義温泉で汗を流し、下仁田のきよしや食堂で夕食。
相変わらずのボリュームと美味しさに感激。
高速は渋滞なく22:30頃帰宅。
一息ついてスマホをチェックしたyou
『これ・・今日の歩数かな。すごいぞ。』
『え?』oimoもチェックしてみたら
スマホの待機画面とヘルスチェッカー。
うわ~、27314歩!活動量もスマホ導入以来自己ベスト。
そりゃそりゃそうじゃん♪そりゃそうじゃん♪