スバル レガシィアウトバック BR9 2011年式 130900キロ

それでは12ヶ月点検から♪


右ポジションランプ、左ナンバー灯が点いてません(^_^;)

2箇所ともバルブが断線してましたので交換。

充電が100%なのにSOHは0%で172CCAしかありません(;´Д`)
判定も交換と出ていますがお客様に相談すると、準備もしてなかったこともあり後日ということになりました。


発煙筒とエアコンフィルター。

ほぼ間違いなく新車装着の発煙筒と、とても1年前に交換したとは思えないエアコンフィルターです(^_^;)
1年前の購入時には車検受け渡しだったみたいですが、、、まあ車検が付いてお客様の元に納車されてるので受けてはいますが、整備はされてない予感がしますね(>0<;)

たまに運転席のパワーウインドウをオートで閉めると、途中で止まって下がることがあるということで点検。
ドアランチャンネルに切れと変形があり、ここでガラスがズレて抵抗が発生して、挟み込み防止機能が働いてるみたいですね〜
これも後日となりました(^^)/

イグニッションコイルを外すと嫌な予感が、、、

プラグホール内がめちゃめちゃオイルまみれです(^_^;)
これも後日ですね〜

オイルパンのドレンプラグ周辺にオイル滲みがありました。流石に納車整備でオイル交換はしてるんだろうけども、ガスケットは交換されていないのか??
そういえば前にお客様から指摘?お問い合わせ?頂いたんですが、当店でエンジンオイルを交換した場合(国産車)は請求書にはガスケットの記載をしてませんが交換してますので(^^)/
交換するのが当たり前過ぎてサービスになっておりますm(_ _)m
で、ここは後でオイル交換をした際に綺麗にしておきます!

タイヤにガッツリと何かが刺さってました(^_^;)

恐る恐る抜いてみると〜思ったより短かったので、これだと中まで届いて無さそうですね〜

エア漏れは大丈夫でした(^^)/

それではエンジンオイル交換に取り掛かります。ドレンアウト〜

エレメントはガスケットの当たり面を綺麗にしてシリコングリースを塗布して取り付けです。

ワコーズのプロステージSを充填♪

ホイールボルトにはスレッドコンパウンドを塗布しておきます。

点検の最後にスペアタイヤの空気圧を確認すると

ほぼ0ですね(^_^;)
1年前に規定値に合わせてあればパンクしてない限りここまで減ることはないです。つまり、、、点検されてないですね〜(;´Д`)
これで12ヶ月点検が終わったので次はCVTフルードの交換ですが、距離が距離だけにオイルパンを外してストレーナー交換をしたうえで、圧送交換でミッション内部まで綺麗にしたいと思います(^^)/
その前に現状を把握するために試乗へ(^^)/
シフトショックがちょっとあるのとアクセルの踏み直し加速のレスポンスが悪い感じですね〜(>ω<)

リフトアップしてミッションオイルパンを確認。

ドレンアウト。
最近の車はレベルゲージがないので排出量を元に充填します。そんなわけで排出は一旦容器で回収してます。

排出が終わったらオイルパンの取り外し。

スバル車は液状ガスケットを使っていることが多いですね。つまり接着されててボルトを外すだけでは取れないので、オイルパンカッターでガスケットを切りながらの取り外しとなります。


バルブボディからストレーナーを取り外しました。


フィルター部分には鉄粉と思われる物が多数見えます(^_^;)

残ってた液状ガスケットを取り除いてバルブボディも出来るだけ綺麗にして


新品のストレーナーを取り付け。

液状ガスケット仕様のオイルパンは歪みや綺麗にする手間を考えると、新品のオイルパンに交換することをお勧めしてます。
で、今回も新品オイルパンに交換。

鉄粉吸着用のマグネットは再使用するので


綺麗にして

オイルパンに装着。
液状ガスケットを塗布したら

ミッションに取り付けます(^^)/

ミッションに取り付けます(^^)/

ちなみに排出量はドレンアウトで4.4L。

オイルパン、ストレーナー交換で2.1L。
合計で6.5Lですので全容量の半分程度です(^_^;)

フルードウォーマー付きの車両になりますがクーラーラインホースがあるので、圧送交換用のアタッチメントは必要なく、クーラーラインホースに割り込みをしてトルコン太郎と接続。

使用するフルードはワコーズのCVTFセーフティSです(^^)

初期充填をしてからエンジンスタート(^^)/

左 これから充填される新油のワコーズCVTFセーフティS
中 最初にドレンアウトした使用済みフルード
右 現在ミッション内を循環しているフルード
約2倍希釈で若干赤みが見えるので走行距離の割りには綺麗なほうかなと思います♪
それでは圧送交換スタート!















圧送交換が終わりクリーニングモードへ〜















圧送交換が終わりクリーニングモードへ〜

クリーニングモードが終わると再び黒みが出てきました(^_^;)
設定量を減らして2回目の圧送交換スタート!
















再びクリーニングモードへ〜

だいぶ綺麗になりましたが、やはりまだ黒みが残っているので〜
3回目の圧送交換スタート!
















クリーニングモードへ〜

クリーニングモード終了!
今回はクリーニングモード前後で色の変化がほぼ無くなり、新油同様に中のフィルターがしっかりと確認出来るところまで綺麗になったので圧送交換終了です♪

一旦ミッションを冷やして油温が規定範囲になったところで

オーバーフローさせて油量調整も完了。

交換前後の比較。
当然ながら右が交換後のフルードです。透明度のある綺麗な赤色になりました(^^)/
交換後の試乗ではシフトショックの軽減、踏み直し加速のレスポンス改善を感じることが出来ましたが、それ以上に思ったのは加速が伸びるようになり、加速が気持ちいいってことですねー(≧∇≦)b

続いてはエアコンです。

まずは施工前の状態を確認。
圧力、温度ともに問題ないような感じもしますが、、、
去年の8月に某ガソリンスタンドで真空引きとエアコンガス充填をしたステッカーが貼ってありました。

規定量に設定してエアコンガスクリーニングスタート!

結果は220グラムの不足(^_^;)
約半分なので真夏だとちょっと物足りなく感じても不思議じゃないですね〜

ちょっと減るのが早い?(去年の作業時に正確に充填されていればの話ですが、、、)のでガス漏れチェックです!
負圧でのリークチェックはエアコンガスクリーニング時にSnap-onのマシンがしてくれてるので、正圧(エアコン作動時)の点検をリークテスターを使って確認しましたが特に大きな漏れは無し。
負圧でのリークチェックはエアコンガスクリーニング時にSnap-onのマシンがしてくれてるので、正圧(エアコン作動時)の点検をリークテスターを使って確認しましたが特に大きな漏れは無し。
しばらく様子を見る必要がありますが、ん〜前の施工者がちゃんと仕事をしたのかどうか、、、気になります(^_^;)

ちなみに施工後は吹き出し口温度が7℃に下がって

回転数を上げた時には

6℃!となってますがコンプレッサーがON-OFFを繰り返してるので、備え付けの温度計では反応出来てないだけで

実際は4.5℃まで下がってます(^^)
ここで予定していた作業が終わったので一旦お返しして、今回気になった箇所については頃合いを見て作業依頼しますってことだったんですが、、、お返ししてから数日後に出先でバッテリーが上がったのかエンジンが掛からないというトラブルが発生(^_^;)
0%でしたからねぇ(>0<;)
その場はなんとかなってバッテリーは出先で急遽交換となりましたが、その他の部品については交換をお願いしますとのことで再び入庫となりました(^^)

まずはヘッドカバーガスケット、プラグホールガスケット、プラグ交換から(^^)/

水平対向エンジンなので左右にありまして、右側はエアクリーナーボックスの取り外しで

全体が見えるのでまだ楽ですかね〜

イグニッションコイルを取り外し


2本のうち1本がオイルでベタベタです(^_^;)

ヘッドカバーを取り外し

スラッジの溜まりや焼き付きなどが無く、綺麗な状態でした(^^)

シリンダーヘッド側に残っていたガスケットを

取り外し〜
プラグホールガスケットはカチカチでした。


プラグは工具もろともオイルで酷い状態です(;´Д`)


プラグは工具もろともオイルで酷い状態です(;´Д`)

過去に交換歴があるみたいですが、お客様の希望もあり交換です(^^)/

取り付け前にはスレッドコンパウンドを塗布してます!

ヘッドカバーを取り付けて

イグニッションコイルを取り付けてカプラーを取り付けたんですがロックが掛からない(^_^;)

外して見てみるとロックの引っ掛かりになるツメが無くなってました┐(´д`)┌
このまま使用するとエンジンや路面からの振動で接触不良を起こして、ミスファイア=エンジン不調に陥る可能性があるので

新品に交換しておきます。

新品に交換しておきます。

新品はツメがしっかりありますね〜(^^)

続いては左側。
バッテリーが邪魔をして手が入らないので取り外す必要があるんですが

車に取り付けられているナビを確認するとパナソニックのCN-HW890D。
バッテリーを外して再取り付けすると最悪の場合、ナビに過電流が流れて内部回路がショートしてナビが壊れるという系統のナビです(^_^;)
なのでバッテリーを取り外して作業するために

バックアップ電源を接続しながら作業をすることにします。

そんなわけでプラス端子には絶縁処理を施してバッテリーを取り外し。


こちら側も1本だけオイルまみれでした(^_^;)

他の水平対向エンジンでもそうでしたが左側のヘッドカバーは微妙にフレームに干渉して外れないんですよね〜(>0<;)

なんとかエンジンをずらして取り外しました〜

プラグも交換。

元に戻してバッテリーも取り付けてガスケット交換完了(^^)/

次はドアランチャンネルの交換。

ドアトリムを外して


ドアガラスも外します。

で、ドアランチャンネルを取り外し。

きっかけはわかりませんが、クセがついてしまってるので交換しかないですね〜


元通りに戻すと綺麗にガラスが閉まるようになりました(^^)/
これで全ての作業が終わりお客様にお返しとなったわけですが、CVTフルード交換の感想を頂きましたのでご紹介。
「言葉では言い表しにくいが、前よりも楽に運転出来るようになった」とのことです(^^)
皆様からの整備のご依頼をお待ちしています。