スズキ スペーシア MK42S 2016年式 67400キロ

走行距離がまだ67000キロ程度ということもあり、テストドライブでは特に違和感を感じることもなく、極々普通の状態かと思います🙂

リフトアップしてミッションオイルパンを確認。

ドレンプラグを外してオイルパンに溜まっているCVTフルードを排出します。

排出量は約1.7L。
ということはドレンアウトでの交換は勿論のこと、レベルゲージから吸引する上抜きでも一度の交換でこの量しかできないってことです😟
ちなみに全容量は5.7L🫡

ドレンアウトが終わったところでオイルパンの取り外し。

続いてストレーナーも取り外し。

取り外したオイルパンとストレーナーですが

鉄粉吸着用のマグネットには鉄粉がビッシリ

ストレーナーは元々何色?って感じの汚れ具合

オイルパンを外すことで直接見ることができるようになったバルブボディを洗浄して


ストレーナーは新品に交換


マグネットは綺麗にして

綺麗にしたオイルパンに装着して


トルク管理をしてミッションケースに取り付けます🙂

このミッションにはストレーナーの他にもフィルターが取り付けられているので交換しますよー🙋



予想通りですが真っ黒に汚れてます💦



予想通りですが真っ黒に汚れてます💦

新品のフィルターに交換するんですがその前に

フィルターケースも綺麗にしてから

取り付け

この車にはクーラーラインが無いので圧送交換をする為にはフルードウォーマーを取り外して、専用のアタッチメントを取り付ける必要があるので

取り付けてホースを接続。
ちなみにですがこのミッションのフルードウォーマー近辺はめっちゃ狭くて脱着が非常にやりにくい⤵️
手が擦り傷だらけになったり、指が攣りそうになったり😱

そしてここまでで排出量は3.3Lになりました〜
それでもまだ60%程度の排出なんですよね〜

使用するフルードはワコーズのCVTFプレミアムS
セーフティSでも純正フルードより高性能なので十分違いを感じれるんですが、プレミアムSは更にその上をいくので明らかな違いがありますよ👍
初期充填をしたら圧送交換の下準備が終わりなので

RECSを準備して

エンジンスタート!

RECSの効果が最大限になるように吸入スピードを微調整😙

左 これからミッションに注入される新油のワコーズCVTFプレミアムS
中 最初にドレンアウトした使用済みフルード
右 現在ミッションとトルコン太郎を循環しているフルード
現在は初期充填をして希釈された状態ですが、ちょっとだけ中のフィルターが見える程度になってますね〜🙂

それでは圧送交換スタート!












圧送交換が終わると自動的にクリーニングモードに切り替わります🙋

トルコン太郎の設定ではクリーニングモードは10分なんですが、当店では30分循環させてミッション内部の汚れをしっかりと回収させてます🙆
ここで汚れが酷い場合は2回目、3回目の圧送交換に進むわけですが、今回の車は1回の圧送交換で十分綺麗になったので終了ですね〜✨

RECSも吸入が終わってます😁

フルード温度の確認が必要なのでスキャンツールを接続したついでにDTCをチェックするといくつか記録されてましたが、電圧効果や部品の脱着時に入力されたと思われるDTCばかりだってのでそのまま消去を実行!

日射センサーのDTCのみ残りましたが、これは室内点検では入力されてしまうDTCなので問題なし👍

RECSの効果を引き上げるためにフューエルワンを燃料タンクから充填。

あーだこーだしてる間にフルード温度が規定温度に達したので

レベルゲージでフルード量を確認&調整🫡
これでCVTフルードの圧送交換は終了となったので、吸入されたRECSの余分な溶剤を飛ばすためにレーシングを繰り返してRECSも終了✌️

左 圧送交換前のフルード
右 圧送交換後のフルード
真っ黒だったフルードが透明度のある綺麗なフルードになったのがわかりますね〜😙

最後の最後にドライブレコーダーを取り付けて全ての作業が完了となりました〜♪
交換後のテストドライブでは加速が伸びるように変化してましたね〜🙌
ちょっとしか乗ってない自分が感じるぐらいなので、いつも乗っているお客様自身が乗られたらもっと明確に感じて貰えると思います🙋
皆様からの整備のご依頼をお待ちしています。