ただ気になるところが一点。
試しにフロントとリアのデフロックの操作をしてみてたところ、デフロックを示す警告灯が点灯ではなく点滅になるそうで、ここに関しても点検して欲しいとのことです。
トヨタ ランドクルーザー FZJ80G 1995年式 250100キロ

外装は綺麗で状態は良さそうですね〜


まず外回りってことでライトの点灯関係を点検したところバックランプの明るさが左右で違いますね〜😅
LEDバルブに変わってるみたいですが

LEDバルブは見た目では全く不具合がわからないので

念の為、普通のバルブに交換してみたところ普通な明るさで点灯。

再びLEDバルブに戻して

点灯させると非常に弱々しく点灯😟
バルブ不良となると交換するしかないので



交換するとしっかり点灯しました😙
左右の光度が違うとダメなので左右とも同時交換してます。

続いてはフロントとリアのデフロックの点検。

続いてはフロントとリアのデフロックの点検。
フロントとリアをデフロックさせるには先にセンターデフをロックする必要があります。前期モデルはセンターデフロックのスイッチがあるんですが、後期モデルはトランスファーをローレンジに入れることでセンターデフがロックされてメーターにデフロック中を表示するわけですが、、、一切点灯せず💦
メーターバルブの球切れの可能性もあるのでイグニッションオンで点灯するのかを見てみると〜点灯せず💦
そしてトランスファーレバーは車が暖まっている時には動きは硬いものの切り替えができたんですが、冷間時は恐ろしく硬く切り替えれないという状態😅

一旦メーターを確認してみます。





該当のバルブを交換。

でも点灯せず😱
となるとセンターデフロックが効いてない可能性が高いですね💦
ちなみにこの状態でフロントデフとリアデフをデフロック操作するとお客様が言われてた通り表示灯が点滅します。
正常な車でも静止状態ではデフロックしないこともあるので軽く車を動かしてみましたが点滅のまま。そして車の挙動的にも全てのデフがデフロックしてないことを確認😮💨
結果としては、センターデフがロックしていないことでフロントとリアのデフはスイッチ操作でデフロックの指示を出してはいるけれど、条件が揃ってないということでデフロック側に作動せずデフロックしていないことを示す点滅になってるみたいです。
そしてイグニッションオンでセンターデフロックの点灯が無いことから、センターデフに付いているスイッチやその配線にも問題がありそうですね〜
センターデフロックをしない原因としてはトランスファーアクチュエーターの作動不良が疑われますが、車上では脱着すらできないっぽいです。
デフロックに関して上記の内容をお客様に説明して、普段使う機能ではないということで様子見となりました。
では他の点検へ〜

バッテリー、オルタネーターは問題なし。

前側のタイロッドのブーツが

根元でパックリと割れてました💦


反対側も同じく根元でパックリと😲
この車、納車時に車検通してるんですけどね〜😟

そしてエンジンオイル漏れ発見。

オイルパンの液状ガスケットの仕上がりが汚いので、オイル漏れ箇所はオイルパンを疑ってしまいたくなりますが、その上のオイルレベルセンサーっぽいですね😲

他にもフロントブレーキパッドの残量が少なさそうなので交換かなと。
ささっと点検を済ませたらお客様と打ち合わせをして交換部品を手配したところで整備スタートです🙌

発煙筒は交換。
1995年製造、、、
新車時装着の発煙筒だと思います😱
凄いですね〜
30年間誰も点検してないという😵💫

次はタイロッドエンドブーツ交換。


圧入を外してブーツを取り外すと、思ってたよりも状態が悪く錆が出てました💦


ワコーズのウレア系ハイマルチグリースを充填してブーツを取り付け。


反対側も交換なんですが

圧入が外れない😭
いくらやっても外れなくて⤵️

諦めかけた最後の一撃で外れました🙌


ブーツはパックリと割れてました〜

グリースは真っ黒かつ固形化。
反対側にも言えることなんですが、いつから破れていたのか、、、


そんなことを思いつつ、交換完了!

次はデフオイル交換ってことでフロントから排出。

真っ黒且つ大量の鉄粉。


オイルはワコーズのMG-90。

終わったらリアデフ。

リアも同じく真っ黒で大量の鉄粉😅


オイルも同じくMG-90。

トランスファーも排出。

鉄粉こそ少ないもののオイルは真っ黒。


オイルはRG75W-90で🙋

次はオイル漏れの修理。



オイルレベルセンサーを取り外し。
漏れ出してきたエンジンオイルが思ってたより汚いんすよね〜
そしてちょっとドロっとした感じ😨



ガスケットはセンサーから取り外す時にボロボロに砕けていきました😲

ガスケットだけ新品に交換して元に戻します。

オイル交換の交換時期はまだ先だったんですが、レベルセンサーの脱着で結構な量のオイルが排出されたのと、まだ新しいはずのエンジンオイルがかなり真っ黒だったので全量を排出。

オイル交換の交換時期はまだ先だったんですが、レベルセンサーの脱着で結構な量のオイルが排出されたのと、まだ新しいはずのエンジンオイルがかなり真っ黒だったので全量を排出。
このままオイル交換をしてもエンジン内部の汚れが酷い状態は変わらないので、エンジンクリーニングでエンジン内部を洗浄します👍


エレメントも取り外し。


アタッチメントを取り付けて


アタッチメントを取り付けて

アドバンテージのオイルプロに接続。

洗浄前のフィルターは当然ながら真っ白です。

エンジンクリーニングスタート!











エンジンクリーニングが終了♪

フィルターには目視で確認できるレベルのスラッジが大量に付着してました💦

アタッチメントを取り外したらオイルフィルターのガスケットにシリコングリースを塗布して取り付け。

アタッチメントを取り外したらオイルフィルターのガスケットにシリコングリースを塗布して取り付け。

オイルはワコーズのプロステージSなんですがいつもの0W-30ではなく10W-40です🫡

エンジン内部を洗浄したことで、エンジン始動後でもレベルゲージに付着してくるオイルは透明になってます😁

今までの流れで納車整備は特にされてないであろうと思ってたんですが


案の定、プラグはかなり酷い状態😮💨


新品のRXプラグにスレッドコンパウンドを塗布してから取り付け。


社外品に変わっていたプラグコードについてもいつから使用されてるかわからなかったので交換。

これまた社外品のエアエレメント。

これまた社外品のエアエレメント。
汚れがビッシリ詰まってます😱

洗浄可能なタイプだったので綺麗にしておきました〜

燃料タンクにフューエルワンを添加。



フロントブレーキパッドは交換。



フロントブレーキパッドは交換。
グリース塗れだったシムは綺麗にして

適量のシリコングリースを塗布して組み付けてます😗


プロペラシャフトのグリースは入れ替え

古いグリースは真っ黒でした⤵️😅


キャリパーのエア抜きブリーダーにキャップが付いてなかったので取り付けておきました。


キャリパーのエア抜きブリーダーにキャップが付いてなかったので取り付けておきました。



冷却水は変色していたので交換です。

ついでにサーモスタットも交換。

ちなみにですがラジエーターを覗くと汚れの蓄積がありました💦

ちなみにですがラジエーターを覗くと汚れの蓄積がありました💦


サーモスタットもかなり変色してますね〜😲


ラジエーターキャップも交換。


LLCは消泡性能が高くキャビテーションや電食の抑制効果も高いパワークーラントディーゼルを



LLCバキュームチャージャーで真空引き→充填🙌
色々と交換したので最後にテストドライブを実施して整備完了となりました🙇
後日お客様から「エンジンの調子が整備前と比べて明らかに違っててかなり良くなった」とご報告頂きました✨
プラグやプラグコード交換も影響しているとは思いますが、1番はやっぱりエンジンクリーニングとその後に充填した高性能オイルだと思います😙
エンジンの状態やエンジンオイルってかなり重要ですから🎊
皆様からの整備のご依頼をお待ちしています。
※重要※
最近は皆様から沢山の整備のご依頼を頂き、嬉しい反面、作業が立て込んでます💦
緊急の場合は問題ないんですが、点検整備などの新規の依頼や相談はメールだと助かります🙏
当店は基本的に一人で作業&接客をしてますので、急な来店や電話対応をすることで作業が止まり、予定していた引き渡し時間に間に合わなくなることもあります💦💦
皆様のご協力をお願い申しあげます🙇