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ガレージSMAK

ランクルプラド(150系)ATフルード圧送交換

高岡市のお客様からATF圧送交換のご依頼です。
つい先日のブログで紹介したヒーター修理のプラドになります🙂
その前からずっとATF圧送交換に関心を持たれてたんですが、ざっくりと10万程度掛かるということで悩んでおられました。このお客様に限らず圧送交換の値段を聞いて悩まれる方は多いです💦
普通に考えて10万円のメンテナンスってそりゃ躊躇しますよね😟
特にATFやCVTFなどのミッションのフルード交換に関してはネットで調べるとしないほうがいい、すると逆に調子が悪くなる、無駄、、、などネガティブな情報が大半を占めてます😵‍💫
数少ないフルード交換を肯定する意見はなぜか叩かれて否定派に押し潰されてる印象🥲
そして現実世界?でもフルード交換を拒否、否定するお店と整備士も多く存在してるも事実。

肯定派である当店からすると故障予防として非常に大事な作業だと思いますし、施工前後の加速や変速のスムーズさの違いは明らかなことを考えると10万円の価値は十分にあると思ってます。
フルードの圧送交換を体感した多くの方からは「こんなに変わるんならもっと早く交換すれば良かった」と言われます🎊
それでも最終的には自分で体感しないと信じれないと思いますが、、、今回のお客様は当店を信じてくださって、今回の施工依頼となりました🙇

トヨタ ランドクルーザープラド GDJ150W 2016年式 113300キロ

施工前には必ずテストドライブをしてるんですが、今回の車は変速に違和感はなし。加速も特に不調らしきものは感じず。この状態だと交換したら逆に調子が悪くなるかもしれないと巷で言われてるフルード交換を敢えてしなきゃいけないのか?って思うのは当然かな〜と思ったり😗
でもそれって圧送交換を体感したことのない人だったり、キチンとした作業ができないお店で圧送交換をした人の考え方なのかな〜とも思ったり😟
ただ重量のせいもあるとは思いますが、なんとなく加速が鈍い、伸びない感じはあります。

まずはリフトアップ。

アンダーカバーを取り外し。


このミッションのオイルパンにはプラグが2つあるんですが、後方にあるのが排出用のドレンプラグってことで外してドレンアウト。


全容量が9.6Lもあるミッションですが、オイルパンに溜まっていたフルードはたったの2.1L。
ドレンプラグからの排出って大した量が抜けないとは言うものの、さすがにちょっと少な過ぎるような😟


次はオイルパンを取り外して


ストレーナーも取り外します。


磁気を帯びているソレノイドバルブなどはフルードに含まれている鉄粉を吸着してこんな色になってますが


パーツクリーナーで汚れを落とすと本来の輝き?を取り戻します✨


取り外したオイルパンとストレーナーは



鉄粉、汚れが酷いですね〜💦



オイルパンは再使用するのでガスケットのみ交換で、ストレーナーは交換。


バルブボディにストレーナーを取り付け。



鉄粉を除去して綺麗にしたオイルパンに再び取り付けたら


ミッションケースに取り付け。

オイルパンとストレーナーの脱着で約2.0Lが排出され合計で4.1L。
やっぱり少ないっすね😲
漏れた形跡はなかったので〜そうなると自然消費で減少したか、過去にフルード交換をした際に量の調整が正しくできていないかのどちらかだと思いますが、自然消費で減った量ではないですね😅


今回の圧送交換は最初にセーフティSを使って洗浄、洗浄後にプレミアムSで仕上げる流れになります🫡


エンジンを掛ける前に排出量を元に初期充填をするんですが、今回はいつもより多めに充填しておきます🙋


左 新油のワコーズATFセーフティS
中 最初にドレンアウトした使用済みATF
右 現在ミッション内を循環しているATF
計算上は60%ほど新油に入れ替わった状態なんですが、若干赤みが見られるけども基本は黒色です😗


それでは圧送交換スタート!
















1回目の圧送交換とクリーニングモードが終了。
まだ少し黒みが残っているものの汚れの蓄積はなさそうなので

プレミアムSに切り替えて


2回目の圧送交換スタート!
















2回目の圧送交換&クリーニングモードが終了🙌
中のフィルターが完全に見えるぐらい透明度が上がってるので、もう十分ですね〜🙆
色が新油と違ってるのはプレミアムSが着色されてないために、少量でも前のフルードが残っているとその色に引っ張られてしまうのでしょうがないのです😗
ちょっとでも混ざってるのは嫌だ!って言われたらやりますが、その為にはここからあと1〜2回の全量圧送交換が必要になるかと思われます🥸
こだわりといえばこだわりですが、圧送交換の交換率を考えるとフルードの性能的にはほぼプレミアムSになってますからね〜
というわけで今回はここで終了!


油温を調整して適温になったところで


オイルパン中央にあるオーバーフロープラグを外して余分なATFを排出。
ですが実はこの前に追加で1.0Lを充填してます💦
元々入っていた量が少ないと判断していつもより多めに初期充填してたわけですが、それでもまだ少なかったみたいで最初オーバーフローしてこなかったんです⤵️
そんなわけでエンジン止めて追加充填して再度温度調整してのオーバーフローになります。


この車のATF交換後はコントロールモジュールに記録されているATF熱劣化推定値のリセットをする必要があるので

リセット👍


0になりました〜が、この数値って何処まで役に立ってるのかわかりません😅

最後に交換前と交換後のATFを比較。
雲泥の差ですね〜😁

で、交換後のテストドライブではどうだったかと言うと、、、
めっちゃ変わってます✨
加速がグングンと伸びていく感じで走ってて気持ち良いです🤣
これは圧送交換の効果は勿論のこと、プレミアムSの性能によるところも大きいのかなと思います🙋
今まで何台も施工してますが、プレミアムSとセーフティSでは交換後の体感レベルが全然違うんですよねー
お客様にはそれを乗り比べてもらうことができないのが残念です💦
ん?セーフティSに交換後に一度作業を終わらせてお客様に乗ってもらい、再度預かってプレミアムSに入れ替えれば出来なくはないですね😲
無駄に工賃と部品代が掛かりますけど🤣

もしそんなことをしてみたいお客様が居られましたら作業依頼時に申し出てくださいませ😁

そして今回のお客様から後日、感想を聞いてみると〜
「想像してたよりも加速が全然変わって驚いた。燃費も良くなってて更に驚いた」とのことです👍

信じるか信じないかはあなた次第です🤫

皆様からの整備のご依頼をお待ちしています。
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