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ガレージSMAK

BMW ミニクーパー(R56)購入して2ヶ月。調子が悪くなる前にATF圧送交換

射水市のお客様から中古車を購入したので軽く点検と早めにメンテナンスをってことでATF圧送交換、RECS施工のご依頼です。

BMW ミニクーパーS SV16 2013年式 68000キロ

低速でのアクセル踏み直しによる加速で、シフトダウンの変速ショックがありますね〜
それとコンパクトなボディの割りになんとなく加速が重いかなと(^_^;)


お客様が気になってるというバッテリーはオルタネーター共に問題なし(^^)


リフトアップして下廻りの点検。





エンジンオイルパン周辺にオイル漏れがありました(^_^;)
結構な広範囲にオイルが付着してます(>ω<)
納車時はどうだったのか、、、
程度や箇所がはっきりしないので〜


一旦綺麗にして様子見ですね〜


ではATF圧送交換に取り掛かりってことで


ドレンアウト


オーバーフローチューブも外して更に排出。


ミッションオイルパン後ろからもドレンアウト。


で、オイルパンの脱着に進むんですが

このミッション、左後方の取り付けボルトがかなり外しにくいんですよね(⁠>⁠0⁠<⁠;⁠)
メンバーが邪魔をしててほとんど隙間がないうえに、この1本だけトルクスを使ってらっしゃいます┐⁠(⁠´⁠д⁠`⁠)⁠┌


なんとか取り外し(⁠。⁠・⁠ω⁠・⁠。⁠)⁠ノ⁠



鉄粉まみれのマグネットを



綺麗にして



同じく綺麗にしたオイルパンに装着。



ストレーナーの取り外し。

新旧比較。
もちろん元々は同じ色です(^_^;)



フィルターには何やらカスが溜まってますね〜
手で触ったところは地の色が出てます。


バルブボディも鉄粉で汚れてるので



綺麗に洗浄(^^)/
圧送交換をする時にオイルパンを外すのはフルード交換だけでは汚れを取れないからです。取れなかった汚れはある程度の時間をかけて新しくなったフルードに溶け込むので、せっかく圧送交換でぱっと見綺麗になったとしても、ある意味すぐに鉄粉を含み劣化した状態のフルードになってしまうので、交換して綺麗になったつもりが実際にはなってないっていう(>ω<)
そんなわけで必ずしもオイルパンを外さなきゃいけないわけではないけど、圧送交換を2〜3回するつもりならばやらないと意味がないというか、勿体ないし結果が伴わないことになるということでオススメしてる次第です。


ストレーナーとオイルパンを取り付け。


追加で1.1Lほど排出してます。
これで合計約6.0L。
あれ、、、このミッションのATF容量は4.5Lのはずなんですけど、、、しかも全量が抜けるわけないので、、、(⁠゜⁠o⁠゜⁠;

圧送交換のアタッチメントを取り付けるフルードウォーマーはエンジンルームからのアクセスってことで

エアクリーナーBOXを取り外すと


ミッション後方上部に見えます(^^)/


取り外してアタッチメントとホースを接続。


フルードはワコーズATFプレミアムSを


圧送交換専用マシンではありませんが、圧送交換の代名詞?となっているトルコン太郎にセットして初期充填。


エンジンを掛けるとミッションとトルコン太郎の間をATFが循環します。
左 新油のワコーズATFプレミアムS
中 最初にドレンアウトした使用済みATF
右 現在ミッション内を循環しているATF
かなりの量がすでに入れ替わってますが、まだこの程度(^_^;)


それでは圧送交換スタート!











1回目の圧送交換が終了〜
まだ汚れが残ってるので〜


2回目の圧送交換スタート!











2回目の圧送交換終了(^^)/
中のフィルターが普通に見えるぐらいに透明度ぎ上がったので、もう十分かなと思います(^^)


外していたフルードウォーマーを元に戻して


スキャンツールを接続。
納車されて間もないのに沢山のDTCw⁠(⁠°⁠o⁠°⁠)⁠w


ん?現在進行系のDTCがありますね。







あとは過去履歴だったので〜一旦消去!


そうこうしてる間に油量調整の温度になっていたので

余分なATFをオーバーフローさせて油量調整完了です。
前に触った方、入れるだけ入れてオーバーフローしてないんですかね〜(^_^;)


左 最初にドレンアウトした使用済みATF
右 最後にオーバーフローしてきたATF
真っ黒だったのが綺麗になってます♪


そして再びスキャンツール。


スラストバイパスバルブ制御配線断線がやはり残りますね〜(⁠゜⁠o⁠゜⁠;
ちなみにスラストバイパスバルブとは国産車でいうところのブローオフバルブです。


とりあえず依頼事項のRECS施工に移ります(⁠。⁠・⁠ω⁠・⁠。⁠)⁠ノ⁠


準備万端でスタート!ってなったところで


エアインテークのタービンとの接続部が千切れてました(⁠>⁠0⁠<⁠;⁠)



よく見ると接着し直した跡がw⁠(⁠°⁠o⁠°⁠)⁠w
販売したお店がしたのか、その前からなってたのかはわかりませんが┐⁠(⁠´⁠д⁠`⁠)⁠┌


仮補修して



RECSを終わらせました〜


フューエルワンを燃料タンクへ(^^)/

スラストバイパスバルブを見てみようと


覗き込んでみると、、、ん?


せっかく?取り付けたエアインテークを外してみるとスラストバイパスバルブに繋がるカプラーが抜けてます(⁠゜⁠o⁠゜⁠;
そりゃ断線って出るよねー


取り付けて

DTCが過去履歴になり消去も完了(^^)/

ここで一旦お返しして、後日部品が入荷したタイミングで来店してもらい、エアインテークを交換しております!

ちなみにATF圧送交換後の状態は加速が軽くなって軽快な加速感。そして問題の変速ショックは若干残ってはいるものの明らかに弱くなってますね。交換したATFが馴染むことでもう少し改善する可能性もあります。

今回は依頼された作業以外にも色々と悪いところがなくなり良かったです♪

皆様からの整備のご依頼をお待ちしています。
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