スズキ スペーシア MK42S 2016年式 68800キロ

まずはシートヒーターから点検していこうかなと思うんですが、システム的に不具合が出ていないかスキャンツールで確認してみます。

重要なDTC(ダイアグノーシストラブルコード)は記録されてないみたいなので


消去しておきました。
B1504は屋内点検では出てしまっても問題ないので実質ゼロですね🫡
ちなみにですが!
現在はスキャンツールを使っての診断・点検が義務ではないので、車検や納車点検でメーターに警告灯の点灯が無かったらスキャンツールを使ってDTCの確認をしているかどうか?はその整備工場次第になります。
警告灯が点灯してもその後に消えてしまうと気付いていないこともありますし、そもそも警告灯が点灯しなくてもDTCとしてECU(エレクトロニックコントロールユニット)に記録してることもあります。
DTCの確認が義務ではないということは電圧低下などの理由で一時的に入力されて問題が無いと思われるDTCの消去も義務ではないので、当店で初めて点検をする車にDTCが入力されていてもいつ発生したDTCなのかわからないんですよね😅
車やDTCによってはフリーズフレームデータとして日時や走行距離を記録してることもありますが、それでも全てのフリーズフレームデータにそれらの記録が付いてるわけではないです。
過去DTCが全て問題ないとも言えないことを考えると、修理が終わったあとや車検や納車点検後にDTCは消去しといて欲しいな〜と思う今日この頃🥸
点検に戻ります🙋
点検に戻ります🙋

シートヒーターからと言いつつバッテリー&オルタネーターの点検🤣
オルタネーターは問題なし。
バッテリーは満充電に近いものの劣化により容量が減ってしまってるので交換の判定😱
189CCAってことでいつエンジンが始動できなくなってもおかしくないですね〜💦

バッテリーを取り外す前に予備電源を取り付けて

バッテリーを取り外す前に予備電源を取り付けて


電源の消失を回避しながらバッテリーを取り外して


当店お勧めのバルタ製バッテリーを取り付け。

交換後は安心の558CCA✨

で、やっとシートヒーターの点検。
運転席シートにのみヒーター機能が装備されてる車になります。
スイッチを入れてもシートが暖かくならないのは確認済みなので、念の為スイッチを入れない状態で

シート下にあるシートヒーターのコネクターに来てる電圧を確認すると約0V。

スイッチを入れると

約12Vってことでスイッチからシート下コネクターまでは問題ないと判断。

続いてシート側のコネクターから抵抗を確認するとオーバーレンジの表示ということで座面の何処かで断線してるものと思われます😟
部品を調べてみるとシートクッションASSYでしか部品供給がなく、しかも在庫が無いのか納期がちょっと先になるとのこと。
そんなわけで〜先に車検整備を進めていきます🫡

発煙筒、ワイパーゴム、エアコンフィルターの交換。

発煙筒、ワイパーゴム、エアコンフィルターの交換。
いつも通りですがワイパーゴムは撥水効果があり長寿命のシリコンタイプ。
エアコンフィルターはPM2.5やアレルゲンに対応した高性能タイプ。


プラグはまあまあ消耗が進んでたので


プラグはまあまあ消耗が進んでたので


NGKののRXプラグに交換。
スレッドコンパウンドを塗布してから取り付けてます。

冷却水には主に消泡性能を回復させるクーラントブースター、燃料タンクにはエンジン内部のデポジットを除去してエンジン性能を回復させるフューエルワンと、スラッジやカーボンなどの汚れの発生を抑制し燃焼状態を改善することでPMなどの発生も抑制するフューエルツーを添加。






エンジンルームと下廻りはこんな感じ。
錆は少ない方だと思いますが、だからこそ今のうちに防錆塗装を!っていう予防整備ですね😁

高圧洗浄で汚れを落としておきます。

高圧洗浄で汚れを落としておきます。
塗装をするには乾燥させないといけないので先に他の作業へ〜

エンジンオイルを排出してオイルフィルターも取り外し。

エンジンクリーニング(内部洗浄)のアタッチメントを取り付けて

洗浄剤を圧送するアドバンテージのオイルプロを接続。

新品のフィルターを取り付けて施工スタート!

右側のホースはオイルフィルターブロックに取り付けられていて洗浄剤の注入口となっているので流れている洗浄剤に透明度がありますが、左側のホースはオイルパンから洗浄剤を回収する排出口のため、汚れを取り込んだ黒っぽい洗浄剤が流れてます😲









施工完了。


所々にエンジン内部から出てきたスラッジが捕捉されてます👍
当店のエンジンクリーニング(内部洗浄)は基本的に圧送とはいえスラッジの固まりが出てくるわけではなく溶かす方向性なので、見栄え?的に派手なフィルターが真っ黒になったりスラッジで埋め尽くされることはないです😅
見た目は地味?ですが効果は体感できると思いますよー😙

オイルフィルターのガスケットにシリコングリースを塗布してから取り付けて

いつものワコーズプロステージSにスーパーフォアビークルの組み合わせで充填。

ボディが乾いたタイミングで防錆塗装を施工。






これで暫くは錆を気にしなくても大丈夫ですね〜✨

フロントブレーキ。

パッドの残量的にはもう少し使える感じだったんですが、ブラケットへの当たり面が錆で膨張してるせいでブラケットに固着していたので交換です。
スライドピンは綺麗にしてシリコングリースを塗布。
スライドピンは綺麗にしてシリコングリースを塗布。

リアブレーキ。

特に問題はなかったので綺麗にしてグリースアップ。

フロントのスタビライザーリンクのブーツが破れてグリース漏れしてました💦

反対側も💦💦

左右とも取り外し。

ロアボールジョイントブーツも破れる一歩手前だったので



左右とも交換🙋


スタビライザーリンクも取り付け完了!

茶色なブレーキフルード、、、いつから交換されてないんでしょうか😱


圧送で1Lを使ってしっかりと交換。

本来の透明なブレーキフルードになりました😀

ヘッドライトの表面が経年劣化でくすむと光度が低下したり、カットラインがボヤけたりして車検に通らなくなるので

そうなる前にヘッドライトのコーティングです🎊

そうなる前にヘッドライトのコーティングです🎊

施工完了♪

ハブボルトにスレッドコンパウンドを塗布してからタイヤを取り付けて

ハブボルトにスレッドコンパウンドを塗布してからタイヤを取り付けて

次はエアコンガスクリーニング。

規定量の320グラムに設定して施工スタート!

当店ではひと手間かかりますが充填の仕上げは自動モードではなく低圧充填で設定充填量通りにキッチリと充填してます😁

施工結果は回収量が105グラム😟って結構減ってたみたいです⤵️


パワーエアコンプラスを追加充填。


エアコンの効き具合としてはめちゃめちゃ効いてるわけではないですが、ボチボチって感じですかね〜



ステアリングの交換🙆


純正ナビゲーションの為、走行中に映像が映らないので

テレビキットを取り付け。
このあと車検を通して一旦お返し🚙
そして部品が入ったタイミングで再び車をお預かりして

最後にシートヒーターの修理です。


運転席シートを車から外して

分解。

そして更に分解。

新品のシートクッションASSYを


取り付け👍

車に戻してシートヒーターがちゃんと効くことを確認して全ての作業が完了となりました♪
今回の車検整備で色々とメンテナンスをさせて頂いたわけですが
「車検前と比べてエンジンの調子が良くなった。アクセルに対する反応が良くなって、走りに余裕がでた」とお客様から喜びのご報告を頂きました🤩
エンジンオイルや添加剤の効果も大いにあると思いますが、やはり1番はエンジンクリーニングだと思います😙
さすがに毎回のオイル交換時に施工する必要はないと思いますが、車検だったり中古車を購入したタイミングで施工するのが良いのかな〜と🙌
皆様からの整備のご依頼をお待ちしています。
※重要※
最近は皆様から沢山の整備のご依頼を頂き、嬉しい反面、作業が立て込んでます💦
緊急の場合は問題ないんですが、点検整備などの新規の依頼や相談はメールだと助かります🙏
当店は基本的に一人で作業&接客をしてますので、急な来店や電話対応をすることで作業が止まり、予定していた引き渡し時間に間に合わなくなることもあります💦💦
皆様のご協力をお願い申しあげます🙇