モペッドライフ

神奈川県の小さなバイク屋によるトモスやチャオなどのモペッド(自転車バイク)などの話とか。

煩すぎず、静か過ぎず

2009-04-19 12:28:50 | Weblog
最近、ここ藤沢では暖かかったり、寒かったりと寒暖の差が有る日が多いようです。
ツーリングに出かける日ぐらいは「熱すぎず、寒すぎず」であってもらいたいものですねえ。(^^)

エンジンあたりを改造したりすると、上手くいけば馬力やトルクが上がります。
「上がるだけ」なら良いのですが、発熱量というのも同時に上がります。また、同時に音量も上がります。

今回は音に関する対策(?)です。

モペッドに限らずバイクが発生する音といえば、排気音、吸気音、作動音(エンジン音)、走行音などがあります。
何かを改造すると、それに付随する音を中心に音量が上がります。

マフラーを変えれば排気音、エアクリーナをパワーフィルターに変えると吸気音という感じです。

さて、例によって「うちのトモス」ですが、改造に伴ってキャブレターのセッティングを変えます。
燃料を増やすのは、燃料を供給する部品であるメインジェットを変更すればいいのです。
では、混合気の相方である空気を増やすには・・・となると、キャブレターの構造上、大型のキャブレターに交換するか、
エアクリーナーを何とかするしかしかありません。( ̄~ ̄;)

大型のキャブレターは存在しますが、部品のレイアウト状何かしら加工するか、加工しない場合はわずかに大きい程度の物しか取り付けできません。
キャブレターを交換するとお金が掛かりますし、大体物が手元にありません。ということで、エアクリーナーを何とかしました。

撤去すると、吸気量は非常に上がりますが、同時にとても煩くなります。ですから、撤去はしません。
次に、吸気側についているダクトを外す。多少煩くなるものの簡単です。当初はこれを行ないました。

今回、適当な部品が出てきたのでこれを取り付けました。
この手の改造は、特に珍しい事ではないのですが「やってみよう」という人は余りいませんねえ。
おそらくは、改造の醍醐味の一つである「音」があまり感じられないからでしょうか・・・?

これを行なうことのメリットとして、吸気量が向上するのが一つ、もう一つは音量、音質が「それほど変らない」ことです。
正直なところ、ダクトを外したときの音は個人的に「品がない」と感じてました。(^^;)

結果としては、ダクトを外したときよりも吸入量は上がっていますが「多すぎず」というところです。プラグの焼け具合もメーカーホームページにある
「良好な焼け具合」の範囲です。音質も「ダクトを外したときよりは綺麗になったかな?」と。


画像は、作業の結果です。白いダクト口(純正:上側)の反対側に付いている黒いダクト口がそれです。
しかし、改造を行なうと最初に挙げた「発熱量」も上がります。トモスは「強制空冷」ではなく「自然空冷」なので対策を考えなければ・・・