言の葉・音の葉

名古屋バリガムラングループ
<スアラスクマ>かつのブログ

脱・活字拒否症

2011年07月20日 | 音楽・本・映画など
やっと活字拒否症から抜け出せた。
元々本好きで常に何かを読んでいた。
読み漁っていた頃などは、運転中信号待ちの時まで読んでた。
(危険だからやめましょうね
2月公演の準備で忙しくなった昨年秋頃以来今に至るまでずっと読めずだった。
何度も読んでみようと試みたが、何を読んでも自分の中に入っていかない。
だからすぐにやめてしまう。

抜け出させてくれたのは、前にもよく読んでいた尊敬する【梅原猛】大先生。
来年公演のシナリオ制作にあたって色々調べていたら、
偶然、梅原先生の【小説集】に行き着いた。
久々の衝撃。
シナリオ制作にヒントを与えてくれただけでなく、
再び本の世界へと引き戻してくれた。
感謝感謝です!

梅原先生の作品は鬼気迫るものがある。
言魂がびしばしと響く。
表現者たるやこうあるべきだ、との良き見本だ。
大いに見習わねば。

チラシ配布【本・レコード編】

2011年07月08日 | 音楽・本・映画など
サンディアムルティのチラシ撒きついでに本やCDを買った。
まぁ、それ以上に胃袋に収まっているが
チラシを置かせてもらう時はその店で必ず何かを買う、または飲む・食べるようにしている。
持ちつ持たれつの世界だからね。
50件も行くとかなりお金を使うが…考えない、考えない。

本山のバナナレコード。
ここは穴場だ。民族音楽のレコードが結構売っている。
チラシを持って行くと必ず買う。
過去にもバリ・ジャワ・インドのレコードを買っている。
今回、日本芸能のレコードを発見。初めて見た。
能や長唄が入ってるアルバム。
トルコ音楽とどっちを買おうか迷ったが、日本を選んだ。

今池ピーカンファッジでヴァンモリソンのCDを購入。
好きなアーティストのCDを中古で買うのは気がひけたが…
(作品は新品で購入する主義。そのアーティストに敬意を表する為に)


書店も何件か行った。
本山シマウマ書房・本山ヴィレバン・今池うにた書房。
どこも個性派好みな書店。

去年からずっと本が読めない。元々本好きで常に何かを読んでたのに。
そこで視点を変えてみた。長編物の方が好きなのだが、詩集を選んだ。
島崎藤村・ポー詩集、そしてトルストイの短編ものを買った。
今の自分に読めるかな?
(まだ読んでません)

るつぼCD

2011年06月28日 | 音楽・本・映画など
東京で活動するティンクリックのグループ【DARMA KARYA】のCD【るつぼ】を購入。





DARMA KARYAのブログはコチラ↓
http://darma.blog.ocn.ne.jp/

一曲一曲ゲストを迎えてのオリジナル盤。

買おうと思っていたがつい買いそびれていた。
メンバーのNちゃんは、サンデイアムルティ9月公演のメンバーとして参加してくれており、
週末の名古屋練にも参加してくれたので、頼んだら快く持ってきてくれた。

早速聴いた。
いや~素晴らしい!お世辞抜きで。
正統派のティンクリックに様々な楽器が彩っているのだが、
やりすぎていないそのサジ加減が絶妙。
これは、いざ作るとなると難しいものだ。
そしてティンクリックと他の楽器が上手く溶け込んでいる。

一曲目のチェロとの共演が印象的だった。
聞き応えありますよ。オススメです!

頑張ってるなぁ。
スゴい刺激になった。

アレクセイの泉

2011年05月12日 | 音楽・本・映画など
新栄にあるライブラウンジ<bio>で、
ドキュメンタリー映画<アレクセイの泉>を観てきた。

ベラルーシ共和国の小さな農村ブジシチェ村。
ここはチェルノブイリ原発から北東に180キロ。
政府によって移住勧告が出され住人のほとんどが村を去った。
残ったのは55人の年寄りと、1人の青年アレクセイだけ。
村の中央には「泉」がある。
村人達は、この泉の水を毎日汲んで生活する。
チェルノブイリ原発事故によって村の全てが汚染されてしまった。
大地も、そこで育ったジャガイモも、きのこが採れる森も。
しかし、その泉だけは放射能が全く検出されなかった。
村人達はこの泉を「百年の泉」と呼ぶ。
百年の泉は、たんなる水汲みの場としてだけでなく、
いつの日も村人達の心のよりどころとなってきた。


未曾有の大震災が起こった日本、原発に対する意識は高まってる。
自分もその一人でこの映画を観に行った。

チェルノブイリ原発事故が背後にある映画なだけに、
陰鬱で重くるしい感じを想像していたのだが、
いい意味で期待を裏切ってくれた。
気分が重くなるような雰囲気は全くと言っていいほどない。
放射能に汚染されてはいるが、
美しい自然に囲まれた中での村人達の表情が素敵だった。


プログラムより

「姫君、美人だね」とカエルを手のひらに乗せ無邪気に戯れる、
唯一残った若者アレクセイ。


プログラムより

収穫祭の日に行われた久しぶりのパーティー。
スカーフでお洒落をしたお婆ちゃん達。
陽気にステップを踏み、肩を組んで歌い踊るその姿は
まるで少女のように可愛らしい。

そして、爺さん達男連中は、
ウォッカですっかり出来あがっちゃってる。

「運命からも、自分からも、どこにも逃げられない。
だから僕はここに残った」
原発の災害にあって、それを「運命」と受け止めることが
果たして今の自分に出来るだろうか?

常日頃「何があっても乗り越えてみせるぞ」と思い生きているが、
今迄の日常を全て失うような災害や事件が起こった時、
ここの村人のような表情が自分に出来るだろうか?


ラストのアレクセイの言葉

「僕はどこにも行かなかった。
もしかしたら、泉が僕を
村にとどまらせたかもしれない。
泉の水が僕の中に流れ、
僕を引き止めている。
泉が人々に故郷に戻るよう、
引き寄せているのだろう。

そう…そういうことだ」

グッときた。

本当に豊かな生活をするのならば、
自然の中で自給自足の生活した方がいい。
だが、それを選ばず都会の中で生きている。
それを自ら選んでいるのだが、
文明社会に矛盾を感じ、憤りながらもその恩恵を受けている。
時には自ら求める時さえある。
矛盾だらけだ。
この映画は、真の人間の在り方を考えさせてくれたが、
同時に自分の矛盾をも突きつけられた。
痛い。でも、目をそらしちゃいけない。

「人間が生きていることが一番の罪」
そんな自らの問いに対して自ら
「いや、そんなことはない!」
と胸張って言える明日を目指して!

本当に観て良かった。











ヘビーローテーション

2011年04月29日 | 音楽・本・映画など
今池にTokuzoというライブハウスがある。
海外からのアーティストも来るし、
日本のプロミュージシャンもライブをやる。

そのTokuzoから記事投稿依頼がきて書いた。
毎月のライブインフォメーションのフライヤーで連載している
<ヘビーローテーション>というコーナーだ。
所謂「あなたの好きなアルバム紹介」のコーナー。

「名古屋にバリガムランをもっと広めなかん!」
と、勝手に使命感に駆られて、

全てバリガムランのCDを紹介した。
グンデルはもちろん、ゴン・ルアンにジェゴグなど。
もっと色々紹介したかったけど、文字制限がある為断念。

しかしガムラン以外の音楽を紹介出来なかったことに
やや消化不良。
ということで、
勝手にヘビーロテーション!



●CAROL KING/TAPESTRY
'71年作。永遠に残るであろう名作。40年経った今でも色褪せていない。
大好きです。
11曲目「TAPESTRY」のキーボードがジェゴガンみたいに聞こえるよ。




●TOM WAITS/CLOSING TIME
'73年作。酔いどれ詩人トム・ウェイツのデビュー作。
だみ声&摩訶不思議なサウンドの現在も好きだが、
やっぱりこれが一番好き。酒飲みながらどうぞ。




●VAN MORRISON/ASTRAL WEEKS
'68年作。孤高のシンガー、ヴァン・モリソン。カッコよすぎる!
静かに、しかしとてつもなく熱い。




●佐野元春/SOMEDAY
'83年作。中学の頃によく聞いていたが、最近ラジオで久々に聞いて
「いいなぁ、やっぱり」と思い再購入。
元春ワールドに引き込まれまくり。まさに現在のヘビーローテーション。




●SOUL FLOWER UNION/CAMP PANGAEA
日本で一番好きなバンド、ソウルフラワーユニオンの昨年に出た新作。
Vo中川の歌がいい、歌詞も好き。独自のチャンプルサウンドも好きだ。




ハイテンションを追い求めた2月の公演の反動からか、
今は静かに熱いもの(特に歌モノ)ばかり選んでしまう。
なぜ歌モノばかりか?
それは、9月に共演させてもらうチャンドリさんの歌の衝撃が大きい。
今自分にとってのキーワードが「歌」なのだ。


いやぁ、面白かった。
って自己完結かよ
時間ある時にまたやろうっと。

ドラマ「女王の教室」

2011年04月17日 | 音楽・本・映画など
ドラマ「女王の教室」を見た。
ウチはほとんどテレビを見ないのだが、
天海祐希が出るものは例外だ。
夫婦揃っての天海好き。
けーが借りてきたのに便乗した。

「女王の教室」は、'05年に放送されたテレビドラマで
鬼教師・阿久津真矢(天海祐希)と六年生の生徒との
一年間にわたる「闘い」を描いたドラマ。

ドラマ開始早々様々な議論が巻き起こり、
PTA等からかなり批判があったそうだが、
どんどん視聴率が上がり、最終話では30%を越え、
ドラマ最高視聴率を記録した、何かと話題が尽きない作品だ。


ちょっとスゴいよ!!!
見て良かった。
教師ものはあまり好きではなく、初めはあまり気乗りがしなかったが
みるみる引き込まれて最後まで見た。

最後の方ではもう号泣

覚悟を決めた人間の究極といってもいい姿勢と行動。
見習うべきだ。
頑張ろうっと。



別ドラマ「離婚弁護士」もお勧めです!
先週から「BOSS2」も始まったね。
天海熱高まる最近の我が家です。