言の葉・音の葉

名古屋バリガムラングループ
<スアラスクマ>かつのブログ

"続けたからこそ"の想い

2011年10月21日 | 公演・ライブ・個展見聞
栄のドリームキューブにライブを観に行った。
バリでガムランを本格的に習い始める前はバンドをやっていたのだが、バンド時代(ワタクシは15才の時にドラムを始めました)の最後にやっていたバンドでギターを弾いていたメンバーが出演するライブ。彼はずっとギターを続けており、昨年から加入したバンド加藤総本家は、名古屋でよくライブをやっているとのことで観に行った。地元(三河出身です)の昔のバンド仲間で音楽を続けているのは彼だけだ。ガムランをやり続けた今だからこそ彼のプレイがよく解る。無性に彼のギターを聞きたくなったのだ。彼はプロでも通用する程の腕前、でもそれは常に努力をしている故。子供がいて家族の時間を大切にする彼、家族が寝静まった夜遅くから毎日ギターの練習をするのだ。昔聞いた話だがきっと今も変わっていないだろう。驕らず常に吸収することを忘れない素晴らしいアーティストだ。
十何年振りに聞いた彼のギター、演奏はもちろん素晴らしいが、何かこみ上げてくるものがあった。ライブを観ているのだが、照明の灯りの向こうに過去のフラッシュバックを見てた気がする。
出演の合間やライブ終了後に彼と話した。たわいもない会話だが、音楽を続けた者同士だからこそ共有出来る気持ちみたいものを感じて嬉しかった。今度は彼とゆっくり飲みたいなぁ。

ラ・ファンファーラ人形劇

2011年08月04日 | 公演・ライブ・個展見聞
スペインから来日した【ラ・ファンファーラ】人形劇公演を観に行ってきた。


クリックで拡大します。

高さ2m×幅1.5m程の箱形の舞台。その上には丸い物(20cm程)が設置されている。照明に照らされ赤く、青く光っている。何だろうあれは、飾りだろうか?箱の中からは影絵、箱の上では人形劇とダブル演出。影絵は場面転換時などに巧みに浮かび上がる具合で、人形劇がメインだった。
これを【ラ・ファンファーラ】の設立者である【トニー・ルンバウ氏】が全て一人で演じる。バリの影絵芝居ワヤンクリ(以後ワヤン)の人形遣いダランと一緒だ。

主人公のプルチネラ(人形)の小犬のような声が愛らしい。人形はプルチネラの他に、仲良しの犬や警官。それに悪魔やガイコツ(少し間抜けな悪役と言った所か)がプルチネラと絡んで所狭しと暴れまわる。悪魔達はプルチネラを亡きものにしようと仕掛けるのだが、逆に散々やっつけられてしまう。
特筆すべきは、例えばプルチネラと犬が飲み物を奪い合う場面。押し合いへし合い、お決まりのドタバタ劇だ。お互いがぶつかり合う動きと、犬が、プルチネラが倒れる動き。その押し合いへし合いの動きで生じる音(ぶつかる、倒れる音)のコンビネーションできっちり16ビートを奏でているのだ。この演出は素晴らしい!
また、ドタバタ劇の時に人形が吹っ飛んで上記した丸い物に当たった。当たった瞬間丸い物が何か判明。太鼓だったのだ。左右高低差をつけた太鼓に、これまたコンビネーション良くぶつかっていく。暗くてよく見えなかったが、左右の太鼓の間にはミニ銅鑼があった。人形が太鼓にぶつかる。テンポ良く「ドンタンドンタンドンタン」。最後に銅鑼にぶつかって「ポワン」倒れる。面白い演出だ。
セリフは英語だったので全ては分からなかったが(日本語も結構駆使していました)、観ているだけで理解出来た。そして理解出来ない子供でも大喜びする演出。舞台はこうあるべきだ!と改めて思った。

どうしてもバリのワヤンと比較してしまうのだが、人形劇中は音は無し(時々ハープを入れてはいたが)だったが、場面転換して影絵になった時は音源を使用していたのが残念…生演奏だともっといいだろうなと思ってしまう。
人形も影絵も正直バリのクオリティには叶わないと思う。バリの影絵人形のクオリティ(芸術全般と言っても過言ではないだろう)は世界でもトップクラスなのでは。
しかし総合的にとても合っていたと思ったし、特にあの人形の愛らしいキャラクターは必須だったであろう。

インドネシアのワヤンは、ヒンズーの古代叙事詩ラーマーヤナやマハーバーラタを元に作られていて、人智を超えた神の世界。勿論そこから人間が学ぶべきことが描かれているのだが、その超絶さについていけないと感じてしまう時がある。(あくまで個人的見解です)舞台を作る者としては、もう少し人間寄りの設定がベストだなぁと思う。元がそんな視点なので、この芝居は人間と異界との設定のバランスが今の自分にはピタリとハマった。とても良く出来た人形・影絵芝居だと思った。
参考になったし、刺激にもなった。やはり影絵はいい、あのワクワク感が堪らない。機会があれば他の影絵芝居も色々観に行こう。

ソウルフラワーアコースティックパルチザン@得三

2011年07月15日 | 公演・ライブ・個展見聞
得三にライブを観に行った。
折り込みもしてもらいました~!

7/13(水)ソウルフラワーアコースティックパルチザン(以後アコパル)
ソウルフラワーユニオンのアコースティック小編成。
モノノケは昨年得三で観たが、アコパルは初めて。
それにしてもスゴい人、満員だ。

vo中川のソロアルバム「街道筋の着地しないブルース」レコ発ツアー。
いやー、素晴らしかった!
唄をメインに、アコギ二本とピアノの小編成。
シンプルだからこそ中川の唄が響き渡った。
歌を通して想いを伝える最高の編成、そして演奏だ!と思った。

東日本大震災の支援活動を続ける彼等。
阪神大震災の時に、どこでも出来る電気を使わない編成のアコースティックユニット
ソウルフラワーモノノケサミットをいち早く立ち上げ活動。
あの名曲「満月の夕べ」が出来たのもこの時。
詳しくはコチラ
このインタビューも是非読んでほしい。

ライブ半ばで、被災地で唄ってきた歌を唄う。
宮城の民謡、そして子供から年輩者まで楽しめる歌
オイラの船は三百トン・アンパンマンの歌はホントにカッコ良かった!

本当の音楽の在り方を改めて見直させてくれた。
感謝です。
頑張ろう!



いろあそび2011春@隠れ家ギャラリー「えん」

2011年05月18日 | 公演・ライブ・個展見聞
スアラ新メンバーNさんの個展が、
南区の隠れ家ギャラリー「えん」にて開催中。

早速行ってきた。


なかなか素敵だ!

この感覚結構好き。

期間中にWSもあるそうです。
詳しくはコチラを

展示してある絵を写真に撮るのは気がひけたので
ポストカードを買っての撮影。


隠れ家ギャラリー「えん」
このお店がまたいいのだ!
築75年の日本家屋。
一歩入れば、忙しい日常を洗い流してくれる。




以前「踊る大世界」のチラシを置きに行った。
お茶した後、店主さんとお話した。

さりげなく
「是非ここでしっとりしたガムランを!」
ちゃっかり宣伝してきた。

個展は22(日)迄です。
是非とも隠れ家ギャラリー「えん」へ!