亀田世界チャンプに見る「やらせメディア」と『群衆の叡智』

昨日の亀田世界戦　平均視聴率 関東地区42.4%　瞬間最高視聴率52.1%。

いやあ、TBSを初めとしたメディア各社の事前の仕込みの効果も
あってよく稼ぎましたねぇ。

かくいう僕も試合前にYahooの亀田特集ページを読んでいたら、
ついつい、ほんとに強いのではないかと信じかけてました。

試合運びの稚拙さ。パンチのヒット数。
どう見てもランダエタページの試合運び。

そして、判定発表。

判定発表後の会場の異様な静けさ。
解説陣の１部を除いた冷静なコメント。
対称的にしらじらしく妙にアツイ、アナウンサーの叫び声。

いやはや、僕の亀田さんに
これまで使ってしまった２時間を返して欲しい。

亀田もメディアとしては、扱いやすいキャラクターなばかりに、
御輿に担ぎ上げられちゃってかわいそう。

で、ここまでは今までのメディアでも繰り返されてきたことなので、
まぁ当たり前っちゃ当たり前なのですが、
あぁ、世の中変わるなぁと思ったのは、

下記のインターネットサイト達。

kizasi
newsing
Yahoo 投票

メジャー通信社のインターネットサイトでは、
「微妙な判定」「辛勝」といった言葉に留まっているのに比べて、
大衆の見る目の厳しいこと、厳しいこと。
まさに「大衆の叡智」を可視化していて、とても爽快だった。

大メディアの思惑にわ、そうカンタンにはのらんのですね。
大衆をなめちゃいかんですよ。

でも、これはボクシングという明解なルールがあるわかりやすいスポーツだから。

これが政治となると、
けっこうカンタンに大衆は扇動されてしまうようですね。
だって、難しいんだもん。
わかりやすい言葉を言えばひびくんだもん。

政治家はもっとわかりやすい言葉で話すことができる人達が集まって、
わかりやすい言葉で議論しないと、いかんですねぇ。

そうしないと大衆の叡智が生かせない。
煽動されるだけのコマになっちゃう。