再び筆を起こす

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方向音痴はつらいよ

2021-02-23 19:14:58 | 日記
 「お義母さんはどうして なんでも駄目!ダメ!って言うんだろうねぇ。」
「私にだけ言うんじゃないのよ。
 自分の子供達にも、ジーパン履いちゃ駄目って言うのよ。
 なんと、大学も家から通える所じゃないと駄目。
 就職も、家から通勤できる所じゃないと駄目!って、言ってやった!って
得意がってるの。自慢してるの。
 

 我が子の世界を 小さくして居るのが、分からないんだね。

 自分に自信がないから、我が子も
信じられ無い。

 あれはダメ!これはダメ!って言えば、
私って なんてエライのかしら!って、
思えるし…

 損だし、幸せとは とても思えない。
気の毒な人だと思う。

 誰も、悪口と批判ばかり言う人と
仲良くなりたい人は居ない。

 編み物教室・煎茶教室 が終わると、
今 来ていた、生徒さんの悪口。

 不平不満の国から、不平不満を広めに来た、不平不満の申し子だ。」
     ┐(´д`)┌ヤレヤレ

方向音痴はつらいよ

2021-02-22 19:20:48 | 日記
 「お義父さんに、父と母は逓信講習所卒業です、と言ったら
『そりゃ!スゲエ!』って言ってたよ。」
「逓信講習所は それはスゴイ倍率で、学校でも一番二番目じゃなけりゃ、合格出来なかったからね。」
「お母さんなんか、放課後 
先生に言われて、女学校に進学する人に 勉強を教えたんだよ。
 貧しくて進学できない。こんなに辛い事は無いよ。
 
 お父さんの父親は、働かないんだからね!?
 給料 渡すとか、渡さない、とかじゃ無いよ。稼がないんだから…
 朝起きると もうお酒を飲んじゃうんだから。
 母親は、家中のハサミや包丁を隠して回るし…
 お父さんが小学校へ行く頃は、
地べたに 寝転がって
『オンヤ?若旦那お出掛け?』って
声書けるんだよ。
 帰って来れば 
まだ地べたに寝転がって
『オンヤ?若旦那 いまお帰り?』って
声掛けて。イヤでねぇ…
「おばあちゃんは、御主人が働いてくれなくて、どうしたの?」
「花街に駄菓子屋だしたの…
駄菓子屋とは表向きで、女郎屋。」
「お父さんと結婚が決まった時
お母さんの父親が
『新しい娘が来ましたよ。って
楼(みせ)に出されるんじゃないか?』ってからかうんだよ。悔しいねぇ。
 子供は長男だけ!」女の子なんて人間扱いしてくれないもの。」
 
 その言葉の裏には、お義母さんなんか良い方だ!と 言う心が見え隠れして…
     ┐(´д`)┌ヤレヤレ


方向音痴はつらいよ

2021-02-21 21:06:49 | 日記
 「お義母さんは、可愛そうだったよ。
母親に炊事・洗濯・掃除 家事全部
やらされたって。
5人兄弟の真ん中、女の子は自分だけ。
嫁に行って苦労しない様に、
アンタの為だからって、母親が言って、
朝ご飯の支度。兄達、弟達の弁当作り。
掃除・洗濯してから出勤。
帰ると夕飯の支度。
仕事からの帰り道、母親の笑い声が近所のお宅から 聞こえて来るんだって。
母親は金棒引きだったのかしら…」
 「また、よせば良いのに、お義母さんたら 自分の娘に それをやったんだよ。
アンタの為だからって、家事全般を…
 又、自分の旦那さんにも、
私が先に死んだらどうするのっ?!って言って 
お義父さんに掃除・洗濯・食器洗いさせてるんだよ。」 

 「お義父さんも、漁具を扱う会社で。
船に乗っては、行くあてのない 船乗りを、連れて来ちゃって。
 ご近所に、男の人が出入りするものだから、下宿屋さんかと思った。とか
あまり洗濯物が 多いから、洗濯屋さんかと思ったって、言われたって。
 冷蔵庫も洗濯機もテレビも まだ一般家庭には無い時代。
 赤ちゃんを 産んだばかりで、
見知らぬ 船乗りを家に泊めて、
お義父さんは 仕事に行っちゃって、
大変な事だったでしょう…
「だけど、お義母さんは、女学校に行けただけ幸せよ。
 お母さんは尋常小学校しか、行かせてはもらえなかったもの。」
「鷹乃羽家も、妹二人は女学校に行けただけ、良い家なんだね…」

 母娘の話は尽きない…
     ┐(´д`)┌ヤレヤレ

方向音痴はつらいよ

2021-02-20 20:35:44 | 日記
 「なんで、お義父さんは 給料を 
お義母さんに、渡さなかったの?」
「お義父さんは 給料を 
自分の実家の お母さんに
渡してたのよ。」
「結婚したのに?」
「お義父さんは
一番上の兄さんを 特攻隊で亡くし。
二番目の兄さんを 養子に出てたのが、病気で戻って来て、療養してたし。
自分は三番目でしょう。
下に、女学校に行ってる妹が二人。
学生の弟も二人居て、
お義父さんの給料が無いと…ね。」

「どうして お義父さんとお義母さんは
結婚する事に成ったの?」
「お義母さんの 一番上の兄さんと
お義父さんが、水産講習所で 同級生。

お義母さんは 一番上の兄さんに
『鷹乃羽と一緒になれ。』って言われたんだって。」
「へー。」

「今でも、お義父さん、
二番目の兄さんが住んでる家の、
固定資産税、払ってあげてるんだって。
 だから鷹乃羽のお墓に入っても、 
良いって、二番目の兄さんに
言われてたんだけど、
 二番目の兄さんの長男さんが、
一緒の墓は、駄目だって言い出して…
 長男さんは、まさか固定資産税を
叔父さんが出してくれている、なんて 知らないものね…
 二番目の兄さんも、
自分の都合の悪い事は、
奥さんや子供に言わないものね…

「笑っちゃうのがね、
私達と同居するって、決まったら、
真っ先に金庫、買ったんだよ。」
「なにそれ?」
「なんでも、同居のお嫁さんが、
登記とか権利書とか、
全部自分の名義にしちゃった人が
居たらしくて…
 それが どう言う 損とか得とか、
分からないけど…
 鷹乃羽さんも、気を付けなさいよ!
金庫に入れて 鍵かけて置きなさいよ!
取られちゃうわよ!土地と家!って…
 キット 編み物の生徒さんに
言われたんだと思う。
土地は借地なんだけどね。
 ハハハハ 金庫 床の間に置いて、
右にいくつ、とか、左にいくつ、
とか、書いた紙も、鍵と一緒に、金庫の前に 置いてあるんだよ。」
「アラー。」

「見る目無いよね。私がそんな事 するはずが無いのにねぇ。」
「ケメコチャンは 結婚して、毎月 
御主人の実家に帰って、
孫の顔を見せてたから、
仲良しになれると 
思ってたんだけどねぇ。
「お母さんもそう思うよね。
毎月一回は行ってたのにねぇ…
 お義父さんもお義母さんも 
喜んでくれてたし、太郎も華子も 
それは可愛がって、大事にしてくれて…
 お邪魔すると、まず 近くのオモチャ屋に連れってってくれて、
欲しい物を買いなって言って、
買ってくれて
 近くの公園に連れて行ってくれて、
砂山作って トンネル掘って 遊んでくれて…」

 母娘の話は尽きない。
     ┐(´д`)┌ヤレヤレ

方向音痴はつらいよ

2021-02-19 19:46:16 | 日記
 「鷹乃羽さんはエライよ。お義母さんの話を聞くもの。
僕の妹なんか、お姑さんからの電話切るからね。」
「今日も出掛けは、お説教なの?」
「ハイ、行ってきますって、声を掛けると、玄関まで出て来て、お説教10分です。」
「それを聞くからエライよ。」

 越して来て、この度開店!と言うスーパーマーケットのオープニングスタッフに雇ってもらうことに成功!

 精肉に配属、そのチーフと仕事仲間が、良く話を聞いてくれる。
 
 「子供達に廊下・階段 拭き掃除をさせろって、言うんですよ。」
「毎月 実家に帰るのも駄目だって言うし。」
「夏休みに子供を置いて働きに行っては駄目だって言うし。」
「年末年始の家族スキーも行っちゃ駄目だって言うし。」
「そのうちに、息もしては駄目って言われないかしらハハハハ。」

 子供達は健気に毎日 廊下・階段の拭き掃除をやってくれた。

 実家には、なんとか仲直りしたくて、毎月帰っていた。

 せっかく見つけた仕事だけど、夏休みの問題があり、数ヶ月で辞めてしまった。

 年末年始の家族スキーは、私は残って大掃除もします。夫と子供達は、スキーに行かせて下さいと哀願した。

 まだ息をしては駄目とは言われてはいない。
     ┐(´д`)┌ヤレヤレ