再び筆を起こす

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方向音痴はつらいよ

2021-03-31 19:14:02 | 日記
 「ヨブ記のヨブが 主から長寿をさづかったのが
1番ヒドイと おっしゃるのですか?」
「そうなんです。
 非常に乱暴な考えですが、
寿命が25歳の時代に140歳まで生きる、
と言う事は、奥さんも 友達も
10人の子供達も、孫も、曾孫も、夜叉孫も
先に亡くなるということです。
 ヨブは又、奪われるのですよ。
長寿は、
ヨブをヨブと知る人が いなくなるということです。
 ヨブを介護する若者が言う事でしょう
『このお爺さんの名前は?
『知らない。もう本人に聞いてもわからない』
『このお爺さんの歳は?』
『わからない。本人もわからないみたい』
『耄碌しすぎて、死ぬの忘れたんだな』と。
 まるでヨブは 死刑執行を待つ死刑囚の様に
私は 思えてなりません。
 私は 人生は文章の様だと思います。
句読点を打って初めて完結するのです。
 例えば、
・怒るばかりの人生でした。
・不平不満ばかり言って憎まれ口を叩く一生でした。
・被害者意識の塊で泣いてばかりいました。
・何事にも感謝をする人でした。
・いつもにこやかに笑って居る人でした。
 この、文の最後に打つ、小さな丸。
この句読点こそ、死。人生の締め括り。
 私は惜しまれて亡くなりたい。
 その人が、その一生をどの様な文章にするのかは
その人の時間の使い方だと思います。
 ヨブは一人で6回分の文章を書かなければなりません。
それだけ大変だ、苦労が多いと言う事です。
 なのに、
 誰がヨブの死を惜しんでくれるでしょう。
 誰がヨブのお葬式で泣いてくれるでしょう。
『塵からは、災いは出てこない。
土からは、苦しみは生じない。
それなのに、人間は生まれれば必ず苦しむ』と
ヨブ記にあるではありませんか。」
「同じヨブ記に
『わたしたちは、神から幸福をいただいたのだから、
不幸もいただこうではないか』とありますよ。」
「それは…そうですね…」
     ┐(´д`)┌ヤレヤレ




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