ドゥーダッドの息ぬき

ガラケーで綴る
doodad,十穴ハーモニカ、マルチブロック奏法の、花村ようかん
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十穴のアナ「骨なきコツ」

2021-11-10 | 教室

いつ何をするにも、
立ちはだかるのが
「コツ」



コツの語源は
「骨」「骨子」

おそらくコツという言葉を初めて知ったのは、
子供時分の体を使う遊びからだったはず

私は、
瞬間的なコツを使うボール遊びが明らかに苦手だ、あんなんキライや、イーダ



筋力や柔軟性とは違い、
コツという言葉には
「機転」
「コントロールの発見」
「ひとたび会得すればその後も再現可能」
というようなニュアンスをもつ、タブン



さて
実際は、
骨があるということは、その周辺には、
必ず関節がある

関節は、
筋肉によって、円の動きをする


大きい円運動は、持続性のある強い動きが得意で、
小さい円運動は、繊細で瞬発力のある動きが得意だ、

スイカ程の大きさのサッカーボールを、
片足で蹴ると、
フィールドの端までビューンと飛んでいくのは、
いつ見ても実に不思議だが、
両足を使って大きな遠心力を加えているのだろう
すみません、憶測です


大きな紙に定規をあて、カッターで真っ直ぐ切断する

慣れていないと、
カッターが身体に近くなるにつれ、
コントロールを失いやすい

カッターと身体の距離が変わるからだ

しかし今度は、
足腰を使って大きな弧を維持するようにすると、最後まで真っ直ぐ切れる

これは確信、私でもできるぞ



運動のコツとは、
円運動と重心移動の複雑な組合せなのだろう



さて
改めて10穴を見てみる

10穴は他の楽器と比べて、
演奏するのに、
円運動と重心移動をあまり必要としないようだ

これは小さな大発見です

熟練者の演奏をみていても、
主要なコツといわれる殆どは、
やはり、
お腹と気道、
つまり内蔵に集中しているな、と思う

内蔵は骨とは違い
無意識下での伸縮が得意

つまり、
私が知りたい10ホールズの演奏に必要とされるコツたちは、
想像以上に運動や骨格から離れたところあるようなのだ



そして、
その内蔵の末にあるのは
「舌」です

つづきます

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