Q．マリンバンドクラシックを、一槽式の洗濯機に入れて、脱水までのフルコースをした後、取り出すと、どんな変化が起きるでしょうか？
A．現代アート的な造形物になります
これは、
20年以上前の出来事です
ショックでした
それ以来、
楽器をズボンのポケットには入れないことにしています
「破壊なくして創造はなし」
などという台詞を見かけますが、
この事件をきっかけに、
マリンバンドは、
私にとって、
商品からパートナーと云えるようになるのです
洗濯槽に激しく揺られた
マリンバンド
バラバラぐちゃぐちゃになった塊をションボリ眺めて気づいたことは
「この機種は凄くローテクな加工のユルい楽器なんや」
ということでした
「シンプルな物」
それは
「無駄なく完成度が高いもの」
あるいは
「素朴で手を加えやすい、素体」
の、
いずれかだろう
洗濯機事件以降の、
私にとって、
マリンバンドは、
後者だ
それを
「長所」と捉えてみると
メーカーさんが、
最後まで仕上げてないのが、
いいのです
切りっぱなしの木部や、
削り痕を磨かず、
釘でチョイチョイと
めっそで組み立てているのが、
いいのです
角が尖っていて
奏者の口や手が痛くなっても
「イッヒ、キニシナイ、ドルフ」
という、
ドイツメーカーの大らかさが、
いいのです
ちょっと
言い過ぎかな？
いや、
大丈夫
10ホールズは、
楽器の面積の大半が、
奏者の手と口にすっぽり覆われる特殊な楽器です
購入したまま、
授かり物のように有りがたく使用するのも良いが、
もし、
自分の身体や挙動に合わせて「フィッテング」しやすい
機種があるのなら、
それは、
音や演奏とは直接は関わらないながらも、
その機種の隠されたスペックになると云えます
次回は、
マリンバンドがなぜフィッテングに向いているかの、
はなしです
☆では、蛇足
洗濯の
ミスで見えた
選択肢
誰しも、
多くの場合
食べ物の
「好き嫌い」は、
初めて口にしたときの瞬間で、
決まっていくもんです
だが、
その一方
「好き嫌い」
が、
いまいち分からずに食べ続けていたものが、
ある時期を境に、
「大好物」に殿堂入りするケースもある
皆さんにも、
心当たりはありませんか？あるやろ？
よく考えたらあると思うよ
きっとどっかに、
そんな四字熟語か諺もあるはずです、多分
多食至旨とか？
では、
自身の具体例を挙げます
「パイナップル」「胡麻豆腐」「ピクルス」
などは、
自分のなかで、
好きか嫌いかが定まらない歴史を折り重ねた後に、
ある時期から、
好物に仲間入りした食べ物です
～ここらで、
大体何を云わんとしているか、
ご理解頂けたと信頼し、
そして続けます
近頃は、
パイナップルのように、
好きか嫌いかの揺れを経た後に
「好き」
に振り分けられたものこそ、
環境や印象に左右されない
「わたしの真の好み」
であると、
強く思うようになってきている
それの良い点は、
時間をかけて好きになったものって、
「苦手だ」という人の感覚もある程度許容できることにあります
～本当はこの後、
音楽や映画や戦車を例にして書くつもりでしたが、
とてつもなく長くなる予感がするので、
やめておきます
こういうのは是非酒席で語り合おう
続けます
私は長年
「マリンバンド」
という機種のハーモニカを、
使っています
ひと昔前は、
大変入手しやすく、
値段も安かったので、
それが主な理由だったように思う
なにも考えず、
使い続けていると、
次第と扱い慣れするので、
特に不満も感じなくなります
つまりこれは、
「マリンバンド」の
特徴を深く考えず、
好きか嫌いかも、
ハッキリしていない状態で、
選び続けてたことを意味します
いわば長期間
「揺れる保留状態」
だったと云えます
で、
結局のところ
私の場合、
マリンバンドは、
ある時点で
「好き」に
しっかり殿堂入りした機種になったのです
～今日はここまで
次回は、
そのきっかけと、
カタログ等には記載されていない、
この機種ならではの可能性に触れていきます
ぜひ「食べ物の好み程度」のはなしとして、
見て下さいや
☆一応、
やや気が引けるが
「苦手」側に入った食べ物も最後に挙げとこっかな
「オレンジジュース、きな粉、味噌ラーメン」
あと
「濁ったお酒」
無理ではないが、
今となっては、
なんか苦手なんよ
以下は
この夏、中止になってしまった発表祭のことを考えて書きためていた文のひとつです
しかし10月にできそうになったので、吐き出します
この時期に作ったものを、今後のネタにしようと考えてます
「ひとかけら」
打ち上げばなしは
星になり
かぞえるまえに
夜が明けた
うつむいて
あしもとの
ちいさな双葉を
ポツポツかぞえ
あごをあげて
天気をよむ
草木は
日の長さを
葉っぱで感じるそうな
ひとは
時の長さを
目で信じる
通じ合えば
計らずとも
増えていくことがある
名を知れば
信じずとも
始まることがある
この朝も
双葉も
時間も
天の川のひとかけら
きっとおそらく
誰それの
些細で
はずかしい
打ち上げばなしの
ひとかけら
歴史を振り返ると、
社会情勢や地球の環境が
安定したことなど、
これまで一度もなかった
我々が使う言葉のニュアンスも、
然りです
さて、
大阪では
「行けたら行くわ」
という、
言葉のニュアンスは
「ほぼ行かんわ」
だそうな
そういう空気を読む
セカイ、みたいな(意味不明)
無理してスミマセン
まあ、
これまでは
「ほぼ行かんわ」
だったとしても
本日から、
まあオレ的にですが、
「行けたら行くわ」
のニュアンスを、
少し変えようと、
思うことにした次第です
というのは、
この夏に、
中止になった
教室の発表祭を
この秋に、
開催することに決めたからです
ただし、
状況次第では、
当日になって
「中止」になったり、
私も熱が出て
「不参加」になる懸念は、
あります
というわけで
会員さんには、
明日以降、
私から、
お誘いの連絡をしますが、
諸々ご理解の上、
参加を希望される方
ぜひ
お返事は
「行けたら行くわ」
で、
お願いします
☆ワンチャン、
もしやれたら、
ムネアツの、
ヤバイ内容になるよう、
がんばります
ガチで(汗)
