ドゥーダッドの息ぬき

ガラケーで綴る
十穴ハーモニカ、マルチブロック奏法の、花村ようかん
ライブ情報、こぼればなし

斧と十穴

2021-03-27 | 教室

電車の中で
急に
「ピッ、ピッ、ピッ」
と、
電子音が鳴り出した

ごめんなさい、そのミドルテンポ、
私のカバンの中からでした

ハッキリ言って
チューニングメーターにメトロノーム機能は
いらない

帰宅後すぐ、
接着剤で、
スイッチを「OFF」に固定


そもそも
持ち物は、
極力「単機能」がいい

ふしぎと増える、
引き出しの中の
「万能ナイフ」
キャンプでも行かない限り、
持ち出すことはない
自室でがしゃがしゃとギミックを弄って楽しむくらいだ




そう、
工具こそ、
単機能がいい

私のハーモニカ用の道具
は、
ひとつにつき、ひとつの使い方しかできない物を吟味し、選んでいる

楽器メーカーから出てるものを使ったことがないので、
ベストではないだろうが
いまのところの、
それで納得してやれてます


「道具は、シンプルな単機能の物が、使いやすい」
そういう信条です






いや、

信条でした、

結局
私の単機能主義も、
所詮モノが溢れている上で成り立っているだけのようなフシもある


つまり、
あるはなしを聞いて以来、
その信条がゆらいている


知り合いに
「カンボジアで学校を建てる」
仕事をした方がいる

「ハナムラ、向こうの大工はすごいぞ、釘打つのも、抜くのも、ぜんぶ手斧だけでやっとったわ」

~手斧で釘を抜くのはどうやるのか?

「それがな~、なんかクイッとやってた」

~クイッとやるのか!

「こっちはナグリとバールでやってたんやけど、なんかだんだん恥ずかしくなってきてなあ、向こうの手斧借りてやってみたけど、それが難しかった!」

「ナグリ」とは「トンカチ」のこと

写真を見せてもらうと、
乾いた褐色の平原に、
ちゃんと木造の学校が建っとった

手斧は確認できなかったが、
きっとほんまのはなしやな

手斧で建てた学校か~

通う子どもたちも、
いずれ手斧使ですか!



この、
「適応がら発生した応用の汎用化?」に、
ぴったりの単語はなんだろう?

とりあえず仮で
「応汎用」
とする、
します

カタログと通販の社会では、裏技程度の発見はあっても

この、
斧業のような応汎用は、
逆にうまれにくいと思う




一方、
楽器なら、
私たちにも
この「応汎用」に出くわすの可能性があり、
とアンテナをはっています


ドイツうまれ、
アメリカ育ちの、
10ホールズ

そして

ここは

〒5300903
東大阪やわ


掘り返すと、
複雑なアヤも


大きな目的は
概ね単純で明快だ

だから
改めて

主義や信条は
取り払って

シンプルを、
見直そうと、
思います



☆10ホールズで学校は建てられませんが、来月のライブの独奏コーナーでは
「10ホールズマンション」を建てます、いや、演ります、クイッと


☆因みに、そのチューニングメーターは、電源が入らなくなった
絶対、接着剤のせいや

いま新しいの探してるけど、
単機能のは、なぜか割高


カウントのミリョク?

2021-03-19 | 教室

数をかぞえるのが、
誰よりも苦手だ

お皿の枚数や、
プリントの枚数などを
「イチ、ニイ、サン、、、」
と、
カウントするのが苦手なのです

しかしながら、
生活のなかでは、
しょっちゅう
何かを数える局面にでくわす


物体を目で数えることより
苦手なのことがある

「ストローク」
を数えることだ





~今朝の腕立て伏せ

回数を数えながらすると、
ああ、やっぱり
だんだん不安になった

「ヨイショッ!12」は、

「いまからやる12」か?

「さっきやったのが12」かも?

いや、
「ストローク全体で12」とするべだったか?

気を抜くと、
だんだん分からなくなる

反復運動には
自分なりのカウントの型が必要なのだ


こんなことで引っ掛かるというのは、
なんとも情けないが、
劣等生ゆえの、
ちいさな発見もある

そもそも
「数える」という行為は、
誰にとっても難しいことなのだ

買い物の支払いや、
納税のプロセスを、
細かく見てみると、
じつに曖昧なタイミングが、
まかり通っている

買い物でいうと、
私の場合、
支払い後、
商品を手に取った瞬間が、
もっと印象深く、
興奮するのだが

社会的には、
支払いを済ませた瞬間に、
はっきりとしたカウントが存在するようだ





つづけます


「歩行」とはつまり、
一歩の繰返しだ

片足の一歩を、
3つの動作に分けると

「蹴る」「上げる」「踏む」


どの動作に
「一歩」を感じ、
どの動作に
「移動」を感じるかは、
人それぞれだし、
国や文化によっても違うかもしれない

この
「動きなかで最大に印象に残る」
ポイントのことを

ここでは
「力点」
と呼びます

仮に
同じ背丈のカップルが、
デートかナンカで並んで仲良く歩いていたとしよう

その1日、
同じスピードで、
同じ歩数を、
無事に歩き終えたとしても

内的には、
動作の力点のちがいが、
いづれ致命的な破局につながる?かもしれない

些細なことだろうか?

いや、
これこそ、
私のような者にとっては、
大問題、悩みの種なのです



では
《いまのところの結論と私なりの対策》
です

カウントは、
「全体の始点」
を狙うのが、妥当

しかし、

カウントとは別に
「力点」
というものがある

力点のタイミングで迷ったときは、
自分の型をしっかりもつか、
他人のケースを学ぶのが、
道理だろう

☆因みに、最近
右肩がいたいです
これはアレやな