遺伝子組み換え作物ではなくてもグリホサート(ラウンドアップ)が使用されているという驚愕の事実
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収穫直前のグリホサートの使用 |
遺伝子組み換え作物の栽培 |
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小麦 |
大豆 |
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日本 |
使用できない |
許可 |
していない |
アメリカ |
許可 |
許可 |
大量に栽培 |
「グリホサート+遺伝子組み換え作物」は1セットであり、遺伝子組み換え作物ではない通常の作物ならば、グリホサートは使用されておらず安全だと思っていました。
恐らく、大多数の日本人は、このように思い、遺伝子組み換え作物を避けて、安心だと思っていたはずです。
しかし、雑草を除去して収穫作業を効率化させるための「収穫直前の除草剤グリホサートの使用」は、遺伝子組み換え作物も、そうでない作物も、両方とも実施しています。
グリホサートのこのような使用実態は、「農民連食品分析センターの調査報告書」を見て初めて知り、非常に驚きました。
次のブログ記事を参照
「日本産の大豆でも一部で収穫前にグリホサートを使用」
https://blog.goo.ne.jp/gadamski/e/44895f399dbe1aa96eb7e9ab5536d159
こんなことは、一般には全く知られていません。
これまでは、遺伝子組み換え作物でなければ安全だと思っていましたが、そうではなかったのです。
つまり、食品の表示に「遺伝子組み換えではない」と表示されていても、それは、グリホサートを使用していないことを意味しているのではないのです。
グリホサートは、遺伝子組み換えをしていても、していなくても、使用されています。
食品表示には、グリホサートの使用の有無は全く書かれていません。
「農民連食品分析センターの調査報告書」によれば、アメリカ・カナダ産の小麦、大豆は、グリホサートは全て使用していると考えるべきです。
輸入された小麦・大豆は、大部分がアメリカ・カナダ産なので、全てグリホサート汚染があるとみなしておいた方が良いと思います。
ただし、農林水産省の推進する「有機JASマーク」の表示のある製品ならば、グリホサートは使用されていないから、使用しても良いと思います。
日本産の大豆でも一部で収穫前にグリホサートを使用
農民連食品分析センターの調査報告書によれば、日本産の大豆でも一部でグリホサートを収穫前に使用しています。
今現在、どの程度の割合で使用されているのか、数値化は難しいようです。
恐らく、日本産大豆全体では、外国産の大豆よりは安全性が高いと思われますが、不安は消えません。
現時点で私に分かる範囲内では、農林水産省の推進する「有機JASマーク」の表示のある製品ならば、グリホサートは使用できませんから大丈夫だと思われます。
しかし、このマークのついている製品は、まだまだ少ないのが現実です。
農林水産省 有機食品の検査認証制度
http://www.maff.go.jp/j/jas/jas_kikaku/yuuki.html