仏典、聖書、ジョージ・アダムスキー氏により伝えられた宇宙精神文明(空=言葉=天の父=宇宙の英知=真如=法・ダルマ=灯明)

ワクチン薬害、祈りの科学的研究、人体構成分子によるオーソモレキュラー医学、医学の大罪、太陽系惑星文明の科学的証拠

No.1地球の戦争と悪魔教: アダムスキー氏の解説に基づく考察1 古代バビロン、旧約聖書、新約聖書の悪魔教

2019年08月24日 22時38分35秒 | 金融権力、地球の戦争と悪魔教: アダムスキー氏の解説に基づく考察

地球の戦争と悪魔教: アダムスキー氏の解説に基づく考察1 古代バビロン、旧約聖書、新約聖書の悪魔教

 

 

アダムスキー氏が太陽系惑星評議会の土星会議の報告第2部で述べられていたように、同盟惑星軍(火星、水星、木星)の地球占領により地球に持ち込まれた悪魔教が地球を支配し、地球の宗教と言えば全て悪魔教であったという時代があったと考えられます。

このため、地球の様々な民族や地域に存在する古代からの「神」というものは、悪魔教か又はその影響を強く受けたものと考えておくべきです。

 

各種の古代の記録を読んでみると、古くから続く宗教の神とは、悪魔信仰をしていた人間を意味する場合が非常に多いと思われます。

それらの記録は、古代バビロンや中東の記録、ギリシャ神話、エジプトの神話、インドの神話やヒンズー教の神話、旧約聖書に見られます。

 

アダムスキー氏は、同盟惑星軍の地球撤退後には、悪魔教の改善のために同盟惑星軍側の人間が様々な工作をしていることを述べられていました。

また、イエス・キリストを地球に派遣したのは金星であるとも述べられていました。

 

旧約聖書、新約聖書やインドの記録を読んでいると、悪魔教の改善に動いたのは、2つの勢力があり、1つは同盟惑星軍、もう1つは金星・土星系であると私には思われます。

 

同盟惑星軍側が説くのは、人格神的な神であり、ユダヤ教、イスラム教、インドのヴェーダ、バラモン教とそれに連なるヒンズー教がこれに当てはまり、多神教の日本の神道もこの系列に似ていると思われます。

 

恐らく、キリスト教と仏教は、金星・土星系であり、アダムスキー氏の活動はこれに連なるものと考えられます。

この系列は、人格神的な神ではなく、万物を創造・展開する根源的な非人格的な存在を説き、それを、釈尊は「空」、イエス・キリストは「天の父」、アダムスキー氏は「宇宙の英知」と呼ばれています。

 

今回は、このような視点から、地球の宗教と悪魔教と戦争に関して、簡単にまとめてみました。

 

 

 

1.アダムスキー氏による戦争と悪魔教の解説

 

アダムスキー氏は、1962年3月26日から30日に土星で開催された太陽系惑星評議会の土星会議に地球代表として出席され、その報告書の第二部で、過去の地球の戦争の歴史と悪魔教の問題の起源を、次のように書かれています:

 

土星旅行記 ジョージ・アダムスキー/久保田八郎訳

http://www.gasite.org/library/dosei/index03.html

http://www.gasite.org/library/dosei/index04.html

 

『地球と同様に火星もその惑星上に存在した多くの文明を破壊したことがあるのです。実は地球にやって来て地球人に戦争というゲームを教えたのは火星人でした。現在火星人は地球人よりもはるかに進化して戦争という点を克服していますが、また、さほど進歩していない面もあって、事あれば防衛態勢に立ち返るかもしれません。彼らはそうするべき立腹の原因を持たざるを得ないでしょう。

 

 一方、金星や土星にはこんな傾向はありません。火星は金星や土星と違って一方の頬を打たれたら他方の頬を差し出すことはしないでしょう。

 約一万年前に多数の進化した金星人が、当時地球で行なわれていた火星人の慣習に反対するために地球ヘ移住してきました。そして人類の進化の方向ヘ向かってその悪慣習のいくらかを変えさせることに成功しました。実際この太陽系内の各惑星から来た人々は地球に定住し、地球人を支配するために互いに戦ったのです。戦争を否定した人たちはそうでない人々によって殺されました。そのなかには金星人が含まれています。

 

 このようにしてさまざまの主義が混ざり合い、地球上に混乱が広がり、それ以来多種類の神々が礼拝されてきました。これが他の惑星の人間が地球人のあいだにまいた悪を正すために現在地球に関心を注いでいる一つの理由です。

 これはまた、古代の(別な惑星からの)訪問者たちが地球人の想像力をあおりたてて「地球人は他の惑星の人間を尊敬してそれに奉仕しなければならない」という考え方を起こさせたときに地上に残された誤った物語をなくそうとして多くの救世主が(転生して)やって来た理由でもあります。

 

どのようにして地球は裏切られたか

 

 はるかに遠い大昔、この太陽系中の三つの惑星だけが地球人を裏切りました。それは水星、火星、木星です。木星人は木星こそ宇宙の神の住家であるという印象を残したのですが、これは誤っています。こうして神話においては木星は神の星として知られていました。

 

 土星は悪魔の星とみなされていましたが、これは木星から来た人々がウソを教えたのです。土星は審判の惑星です。惑星間のこうした不和は長くつづき、争いのほとんどは右の三つの惑星によって起こされました。

 

 火星は宇宙船を最初に開発した惑星で、この宇宙船は太陽系内のバランスを破るために同盟惑星群と共に使用されました。しかし現在までの五〇〇〇年間は右の三つの惑星によって修正が企てられています。

 

 地球人を意のままにするために、空想的なものにすぎない”悪魔”がどのようにして導入されたかについて、土星の会議で説明されました。

 

 前記の三つの惑星に住む人間すべてが、地球ヘ来た人々と意見が一致していたわけではありませんので、そのためにすさまじい見解の相違が生じました。ちょうど今日地球の各国間に見られる状態と同じです。それ以来地球にとって一つの実態になった”悪魔”が宗教的な分子によって恐怖の手段として利用されてきましたが、これはその分子の指令に従わせるために信者を抑圧するかまたは懲罰するためです。

 

 初め人々はこの懲罰法を問題にしなかったので、宗教の指導者たちは従わなかった人々のために”地獄の罰”を設けました。この地獄というのは地下ではなく天空にあり、その場所として彼らは水星を選んだのです。当時地球では太陽が熱いと考えられたように水星も熱いと考えられたので、水星上の物はみな煮えたぎっているにちがいないと地球人は思っていました(訳注=現代の地球人もそう思っている)。こうして”地獄の火の責め苦”という概念が生じたのです。人々は太陽が地上に熱を生じさせることを知っていたため、このことをきわめて簡単に信じました。”地獄ヘ落ちる”という言葉が用いられたとき、それは人が元の信仰からはずれてしまい、それによって罰を受けるという意味を持っていました。

 

 もちろんこんなことはみな間違っていますが、今日でもその言葉の持つ目的は生きています。実際には地獄というのは人間が生命の法則(宇宙の法則)に反して生きることによって作り出すものを意味するのです。

 

 右の偽りの教えが人間に伝えられて以来ずっと創造主と悪魔との戦いがつづいてきています。これはまた大昔に地球人を裏切った”堕落天使”の意味でもあります。しかし近代においては次第に光明にむかい、人間は生命の真実の生き方の意味を求めて自然を直視し始めています。それはこの生き方こそ創造主の真の表現であることを人間が知っているからです。』

(引用終わり)

 

アダムスキー氏の論説を要約するとつぎのようになります:

 

(a)同盟惑星群(火星、水星、木星)が地球を占領した時に、悪魔を宗教として地球に導入した。

 

補足: 旧約聖書・外典の「エノクの黙示録」には、次のようなことも書かれています:

・地球人の娘と交わって巨人を産ませ、巨人は人間や動物を貪り食い、終には共食いを始めた

・刀、武器、楯、鎧の製法、金属の製法、腕輪・装身具・化粧品の製法、様々な呪文、薬草、野菜、天文学、占いを教えた。

 

(b)悪魔は、実在せず、空想的なものだが、地球に宗教的信仰、つまり悪魔教として定着させられた。

 

(c)堕落天使、つまり「堕落した天(他の惑星)からの使い」とは、同盟惑星軍(火星、水星、木星)の人々のこと。

 

(d)木星人は、木星は神の星、土星は悪魔の星と嘘を教えた。本当は逆である。その嘘により、土星=サタン=悪魔として地球の宗教に定着している。

 

補足: アダムスキー氏は述べられていませんが、金星は悪魔ルシファーであると旧約聖書イザヤ14章12節(ラテン語版)では書かれています。

これも同盟惑星軍が地球人に嘘を教えたものと考えられます。

 

(e)創造主と悪魔の戦いは今も続いている。つまり、悪魔教は今も存続し活動している。

 

(f)火星が地球に戦争を持ち込んだ。「火星人の慣習」が何かは不明。

 

補足: 古代の宗教遺跡の学術調査では、人の命を生贄(人身御供)としてささげる儀式の存在が数多く確認されているため、「火星人の慣習」は、恐らく「人の命の生贄(いけにえ)」のことを意味していると推定されます。

 

(g)古代の別な惑星からの訪問者たちが地球人の想像力をあおりたてて「地球人は他の惑星の人間を尊敬してそれに奉仕しなければならない」という考え方を起こさせ、他の惑星の人間を神として崇拝させた。

 

補足: 同盟惑星軍の悪魔教の人間は地球人に、自分たちを「神」、「主」として崇拝することを教え込んだと考えられます。

同盟惑星軍の宇宙船、軍事力、兵器、科学技術力を見せつけて圧倒し、地球人を騙して、自分たちは神だ、自分たちを信じろ、自分達の教える悪魔教こそが本当の神だからそれを信じろと騙して教え込んだのだと思われます。

 

一方、金星・土星系の人たちは、自分たちを神とは呼ばず、メッセンジャー(使い)と称していたと考えられます。

その様子をアダムスキー氏は、次のように書かれています。

 

UFO問答100 ページ 81

問49…宇宙人の来訪のことが聖書の中に述べてありますか。

 

答……たしかに述べてあります。私は個人的に正確な言及回数を知りませんが、牧師たちは四百カ所以上も見られると報告しており、その調査はなおもつづいています。大切なのは、古代人の言語は宇宙船やその乗員を記述する言葉を持たなかったという事実です。そこで彼らはだれもが知っている言葉や譬などを用いました。その譬のなかには、「火のような戦車」「語る雲」、鳥のように空中を飛べることを意味する「肩に羽のついた人間」などがあります。この羽のある人間を彼らは天使と呼んでいますが、元の意味は「メッセンジャー、すなわち遣わされた人」です。

 ちょっと考えてごらんなさい。かりにあなたが飛行機のことを全然聞いたことがないとし、そんな言葉も持たないとして、それが突然あなたの近くに着陸したとすれば、あなたは飛行機とパイロットをどんなふうに表現しますか。だれしも鳥は飛ぶことができることを知っていますから、それで彼らは羽のある人間を描いたのです。しかしこの人々はあらゆる点で肉体的に正常であったのです!

 雲も空中から現れます。そこで宇宙から来た訪問者たちが地上の人々とコミェニケートしたときに、彼らは宇宙船を「語る雲」と描写したのです。

 戦車は当時の彼らの輸送手段でした。それで宇宙船が色を変化させながら輝いたとき、彼らは「火のような戦車」と言ったのです。彼らは人間がこの船体内に乗っていたことを知っていたからです。

彼らは宇宙からの訪問者たちを地球人と区別するために「主」とか「神」などと呼びました。

 聖書を研究するときには、記録されている”天空”からの来訪のほとんどすべては、地球人が非常に難儀な状態におちいったときに発生していることに注目するとよいでしょう。当時は現代と同じように、多数の人がコンタクトされたのではなく、あちこちで個人が選ばれたのです。古代においては来訪者たちは地球人に助言を与えましたが、地球人がその助言に従ったときは危険のせまった文明を救うことができましたけれども、助言を無視したときは、その文明は結果的に忘却の中に沈んでいます。

 今日、私たちはまたも重大な岐路に立っています。スペースピープルは私たちに警告し、援助しようとして最善を尽くしていますが、最終的な決定は私たちの手にかかっています。

 

(e)宇宙、森羅万象、万物を作り動かす存在に関して、非常に混乱した状態が作られた。

 

(f)備考

同盟惑星軍の地球占領が中止され、占領軍が撤退した経緯については、アダムスキー氏は何も説明されていませんからわかりません。

アダムスキー氏は、「現在までの5000年間は右の三つの惑星(同盟惑星軍)によって修正が企てられています」と書かれています。

このため、火星、水星、木星の同盟惑星軍による悪魔教の修正が行なわれていると思われますが、具体的にどのような活動なのか書かれていませんから詳細は分かりません。

また、同盟惑星軍だけではなく、金星・土星人による改善活動もあり、イエス・キリストは、金星から派遣されたことが述べられています。

(備考終わり)

 

 

アダムスキー氏によれば、最初は戦争も悪魔教もなかった地球に、これら2つの諸悪の根源を持ち込んだのは、同盟惑星軍の地球占領軍でした。

その点では、地球占領が開始された時点では、火星、水星、木星の住民は、地球の住民よりレベルが低くかったのだと思われます。

 

地球に持ち込まれた戦争と悪魔教が既に消えていれば良いのですが、現実には地球では今も悪魔的な戦争が続いており、20世紀には2度の世界大戦もやり、この世の地獄(インフェルノ)を作り出していますし、悪魔教と呼ばれているものも今現在も欧米に現実に存在しています。

つまり、戦争も悪魔教も今も存在し、地球は数千年前と同じような戦争と悪魔教の惑星なのです。

 

 

2.古代バビロン、旧約聖書、新約聖書の悪魔教の記載

 

古代の宗教に関する各種の文献を見ると、「神」を意味する言葉で呼ばれているものは、アダムスキー氏の解説と地球の各種宗教の知識を元に分類すると、次のようになります。

 

(a)悪魔教の奇怪な魔神

(b)同盟惑星軍の地球占領軍の人間 (これに対して、金星・土星の人々は「神の使い」と呼ばれているようです)

(c)地球人の支配者(皇帝、王)

(d)地球人の軍人や文化人

(e)自然の存在物(太陽、蛇、山, 木, 岩など)を神とみなしたもの(アミニズム、悪魔教の崇拝対象・シンボルも含む)

(f)宇宙意識(宇宙の英知、万物の創造主)

 

このように、嘘と真実がごちゃ混ぜになって使われ、非常に混乱しており、今の我々には理解できない手のつけられない部分が多くて困ります。

 

 

(1) あらゆる宗教の原型となった悪魔帝国バビロンの奇怪な宗教

 

あらゆる宗教の原型となった古代の悪魔帝国バビロンの奇怪な宗教の様相と、その形式がキリスト教に取り入れられていった経過に関しては、一時期アダムスキー氏の仕事を引き継いでニュースレターを出されていたC.A.ハニー氏の記事があり、それらは下記のアドレスにあります。

 

現代の宗教の起源

http://www2.adamski.jp/pdf/ucon/013.pdf

http://www2.adamski.jp/pdf/ucon/014.pdf

http://www2.adamski.jp/pdf/ucon/015.pdf

http://www2.adamski.jp/pdf/ucon/016.pdf

 

この記事によれば、悪魔帝国バビロンの帝王ニムロドの死後、妻のセミラミスは、ニムロドが唱えていた「太陽と蛇の崇拝教」を「救世主の出現教」と結び付けて両者を融合させ、ニムロドを救世主としました。

さらに、セミラミスは、超自然的な神の力で身ごもって子供を産み、その子はニムロドの生まれ変わりであるとし、セミラミスとその子は、直接神につながっているとされました。

このようにして、神=ニムロド=太陽=蛇、聖母セミラミス、神の力で生まれた子供、の3つからなる信仰形式が作られました。

現代のキリスト教で見られる聖母子像の原型は、古代バビロニアの聖母セミラミスとその子供の形式にありますが、意味しているものは全く異なります。

 

ハニー氏の記事によれば、古代の悪魔帝国バビロンの悪魔教のこの形式は、様々に名前を変えて、バビロニア、ペルシャ、インド、エジプト、ギリシャ、ローマにまで広まっていたことが分かります。

 

悪魔教がバビロニア(今のイラク)からインドまで広まっていれば、後の時代の仏教と同様に、シルクロードを通って、カシミール、中国、チベット、朝鮮、日本にまで広まることは、容易に推定できます。

 

今我々が暮らしている日本という国は、中国大陸と朝鮮半島からの渡来民が稲作技術を持ち込み、騎馬軍を中心とした武力により軍事侵攻して作り上げた国のようです。

このため、大陸の悪魔教が持ち込まれ、古来からある日本の神道に多大な支配力を持っていると推定されます。

 

 

(2)旧約聖書と新約聖書

 

「旧約聖書」と呼ばれる中東の古い記録があります。

一般に「聖書」と呼ばれているからと言って、この記録を「神聖な書物」とか「真理」という風には私は解釈していません。

 

世界大百科事典は次のように解説しています:

biblia

世界大百科事典内のbibliaの言及

https://kotobank.jp/word/biblia-1222852

…ユダヤ教,キリスト教の聖典。英語のバイブルBibleなど,西欧語での聖書の呼称はギリシア語のビブリアbibliaに始まる。

この語は紙の原料となるパピルスの茎の内皮を指すビブロスbiblosの指小辞ビブリオンbiblion(ビブリアは複数形)に由来し,小冊子や書物の一部という普通名詞であったが,キリスト教会において固有名詞化し,5世紀ごろから聖書全体がビブリアと呼ばれるようになった。…

(引用終わり)

 

バイブルとは、本来、「書物の一部、小冊子」という意味であり、「聖なる書」という意味は本来ないのですが、無理矢理、「聖」という意味をつけているだけです。

つまり、これらは単なる中東のあまり正確ではない古文書であり、今となっては真偽の確認をする方法のない、あまり詳しく書かれていない古代の記録です。

 

カナダ海軍ウィリアム・ギー・カー司令官の著書「サタン・この世の君主」によれば、『旧約聖書は、余分な所をそぎ落としてその核心を最も単純な形で表現すれば、悪魔主義の歴史以外の何物でもない』と書かれています。

(出典: 血塗られた英国王室 太田龍(著) 雷韻出版 (1999/11) p.249)

 

 

例えば、旧約聖書の『創世記』22章1節から19節にかけて記述されているアブラハムとその子イサクに関する奇怪な神と天使の物語があります。

私が最初にこの部分を読んだのは、今から40年以上前ですが、当時は非常に気味が悪く、訳が分からなくて困ったもので、到底まともなものとは思えませんでした。

 

それは、アブラハムが信じていた神が、アブラハムに、アブラハムの子供のイサクを生贄にするように命じ、アブラハムはその神の命令を実行しようとしてイサクの上に刃物を振り上げた瞬間、天から神の御使いが現れてその行為を止めた、というものです。

 

本物の神、つまり「宇宙の英知」ならば、子供を殺して生け贄にしろという気の狂った命令をするはずはありませんから、この神と自称しているものは明らかに偽物であり、残虐な行為をしていますから悪魔教徒の人間と考えられます。

 

 

アダムスキー氏の説明に基づいてこの奇怪な物語を解釈してみると、ここでアブラハムに子供を生贄として殺せと命じた神というのは、同盟惑星軍の地球占領軍の神官クラスの人間が神と称してアブラハムを騙していたものと考えられ、この人間は明らかに悪魔教徒です。

 

そして、同盟惑星軍の悪魔教徒に騙されてイサクを殺そうとしたアブラハムを止めた「天からの神の御使い」とは、宇宙船に乗ってやって来た「宇宙の英知」に従っている金星又は土星人であると考えられます。

金星・土星人は、自分を神と称することはなく、称するとすれば「神の使い」という表現を使うと思われます。

 

つまり、アブラハムには、同盟惑星軍の悪魔教側と金星・土星側の両勢力が接触していたと考えれば、奇怪な物語を矛盾なく説明できます。

アブラハムとその周囲の人に、両者の明確な区別ができていたかどうかは分かりません。

 

アダムスキー氏の説明に基づけば、旧約聖書の奇怪な謎をある程度解くことができ、同時に同盟惑星軍の悪魔教の悪業と、それを改善しようとする金星・土星の人々の活動が旧約聖書に記録されていることがわかります。

 

このように非常に大きな混乱が同盟惑星軍の悪魔教徒により作られたため、旧約聖書や新約聖書の内容を正しく解釈するのも難しい面があります。

お釈迦様は、インドにも存在した混乱を避けるために、「宇宙の英知」のことを言いあらわすために、非常に混乱している「神」という言葉を使わずに「空」という言葉を使われたと推定しています。

 

 

同盟惑星軍が関与する悪魔教と戦争の代表的なものは、古代の悪徳の帝国バビロンと神への反逆を示すバベルの塔、核爆弾のような兵器により破壊されたと思われるソドムとゴモラ、インドのミサイルや核兵器に類似した兵器が登場するマハーバーラタ、ラーマーヤナに見られる大戦争などです。

 

この他に、古代中国の残虐な戦争の記録や人肉を食べる食人の記録、インカ帝国やマヤの人の命を生け贄にする儀式、アフリカの首狩、日本の人の命の生け贄である人身御供や人柱などを見ると、この悪魔教や戦争は、古代の地球の至る所に存在していたと考えられます。

 

例えば、Wikipediaの「悪魔の一覧」のページ

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%82%AA%E9%AD%94%E3%81%AE%E4%B8%80%E8%A6%A7

には、世界中のサタン・悪魔の名前がリストされており、これは地球全体に悪魔教が広まっていたことを示していると考えられます。

 

様々な記録に見られるように、悪魔教の残虐さ・狂気・戦争は一体のものとして現れている場合が多く、現在までに至る地球の戦争の歴史を追跡すれば、悪魔教の動向も分かるように思われます。

 

 

中東地域の古い記録とアダムスキー氏の説明を組み合わせてみると、この悪魔教を改善するために数多くの預言者、例えばイエスなどが進歩した惑星から地球に送り込まれ、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教などの新宗教が成立したことが分かります

 

これらの改善活動により、悪魔教で行なわれていた人の命を生け贄として捧げる慣習は、やがて人の命から牛や鳩などの動物を生け贄にする方法へと変えられ、イエス・キリストのキリスト教では動物の血の代わりに赤ぶどう酒、肉の代わりに聖体のパン(酵母を使用しない)へと変えられました。

 

 

出エジプト記で有名なモーセについては、不可解な部分があり、例えばモーセに対して神として接した人は、悪魔教徒を皆殺しにしています。

 

旧約聖書 申命記 (紀元前13世紀ごろ活躍したとされる古代イスラエルの民族指導者モーセの記録)

4:3 あなたたちは、主がバアル・ペオルでなさったことをその目で見たではないか。あなたの神、主はペオルのバアルに従った者をすべてあなたの間から滅ぼされたが、

4:4 あなたたちの神、主につき従ったあなたたちは皆、今日も生きている。

 

申命記に書かれているバアルとは悪魔を意味しており、モーセの神が悪魔信者を滅ぼしたことが書かれています。約3300年前のモーセの時代にも悪魔教がはびこっていたのですから、それより前の帝国バビロンの時代には、悪魔教は中近東などで広く信じられていたと推定されます。

 

悪魔教徒であっても人間ですから、これを虐殺することは金星人・土星人の生き方に反しています。

アダムスキー氏によれば、金星人・土星人は、決して人を殺しません。

このため、モーセに対面した神は、同盟惑星軍系の人間のように思われ、モーセの集団を使って他の悪魔教徒を攻撃させるように操ったと考えられます。

 

また、エジプトを脱出したモーセ達を導いた「雲の柱」「火の柱」とは、同盟惑星軍の葉巻型宇宙船であると考えられます。

『主は彼らの前に行かれ、昼は雲の柱をもって彼らを導き、夜は火の柱をもって彼らを照し、昼も夜も彼らを進み行かせられた。昼は雲の柱、夜は火の柱が、民の前から離れなかった(出エジプト13:17~22)。』

 

 

同盟惑星軍の地球撤退後に地球の悪魔教の改善に動いたのは、

(a)悪魔教と戦争を地球に導入した同盟惑星軍系: 神教の布教と軍事力による悪魔教徒の惨殺という方法を採用

(b)戦争を否定した金星・土星人系: 宇宙の英知の布教、イエス・キリストと仏陀による活動

の2系統があり、両者は全く異なる悪魔教の改善方法をとっていたと思われます。

 

 

預言者の地球への派遣に関しては、アダムスキー氏に金星の人々が述べています。

 

「第2惑星からの地球訪問者」より抜粋

『「他の惑星から来て私たち地球人のなかで生活しておられる人たちのことですが──このようなことは長く行なわれてきたのですか?」

答えたのはカルナである。「たいそう大昔からです! そうですね、少なくとも」と彼女は訂正した。

過去二千年間はつづいています。地球人を助けるためにあなたの世界で生まれ変わるように送られてきたイエスのはりつけ以後、地球で生まれ変わるよりも関係者にもっと危険の少ない方法で使命を遂行するようにきめたのです。これは私たちの宇宙船の大発達によって可能になりました。肉体を持ったままで志願者をつれて来ることもできました。この人たちは使命を果たすために注意深く訓練されていて、個人の安全に関する教育を受けています。本人は正体をけっして洩らしません。ただし一定の目的をもってごく少数の人に洩らすことはありますが、あなたはその一人です。』

 

 

過去に金星・土星から地球に派遣された預言者の方々は、今は新しい肉体に生まれ変わっておられ、土星会議に同席されていたことをアダムスキー氏は次のように書かれています:

 

太陽系惑星評議会の土星会議の報告

『私たちのテーブルについた人々に関してはすでに述べましたが、別に12台のテーブルがあったことは書きませんでした。この各12のテーブルというのは、ひとつのテーブルに1人ずつ12人の偉大な人たちが着席していて、その人たちと一緒に各惑星の代表が座っていたのです。この偉大な12人とはかつて地球で救世主として知られていた人々です。(中略)

そこに出席していた”教世主”たちのすべては、かつて地球にいたことがあって、いずれも真実の生き方を示すために一つの目的をもって(地球に転生して)来たのでした。彼らが訪れたのは地球ばかりではなく、火星ヘも(転生して)行ったことがあるということでした。』

 

 

地球に派遣されたこれらの金星・土星系の預言者たちが悪魔教徒により殺されたことは、新約聖書の「マタイによる福音書」にイエス・キリストの言葉として次のように書かれています:

 

『23:37ああ、エルサレム、エルサレム、預言者たちを殺し、おまえにつかわされた人たちを石で打ち殺す者よ。ちょうど、めんどりが翼の下にそのひなを集めるように、わたしはおまえの子らを幾たび集めようとしたことであろう。それだのに、おまえたちは応じようとしなかった。

23:38見よ、おまえたちの家は見捨てられてしまう。

23:39わたしは言っておく、『主の御名によってきたる者に、祝福あれ』とおまえたちが言う時までは、今後ふたたび、わたしに会うことはないであろう」。』

 

 

マハーバーラタに見られる核兵器を含む大戦争を行ない、カースト制度という悪魔的な狂気の身分制度に支配され、ヴェーダ、バラモン教により支配されていたインドでは、お釈迦様がその任を担当され、平等を説く仏教が成立したと考えられます。

 

 

このような活動にもかかわらず悪魔教を根絶することはできず、悪魔教の信者は、何度も勢力を回復しました。

 

例えば、モーセの時代より後の時代にも悪魔教は存続し、列王記では約3000年前のソロモンが悪魔教を信じたことが書かれています。

 

『旧約聖書 列王記 (ソロモンの在位紀元前971年 - 紀元前931年頃)

11:4ソロモンが年老いた時、その妻たちが彼の心を転じて他の神々に従わせたので、彼の心は父ダビデの心のようには、その神、主に真実でなかった。

11:5これはソロモンがシドンびとの女神アシタロテに従い、アンモンびとの神である憎むべき者ミルコムに従ったからである。

11:6このようにソロモンは主の目の前に悪を行い、父ダビデのように全くは主に従わなかった。

11:7そしてソロモンはモアブの神である憎むべき者ケモシのために、またアンモンの人々の神である憎むべき者モレクのためにエルサレムの東の山に高き所を築いた。

11:8彼はまた外国のすべての妻たちのためにもそうしたので、彼女たちはその神々に香をたき、犠牲をささげた。

11:9このようにソロモンの心が転じて、イスラエルの神、主を離れたため、主は彼を怒られた。すなわち主がかつて二度彼に現れ、

11:10この事について彼に、他の神々に従ってはならないと命じられたのに、彼は主の命じられたことを守らなかったからである。』

 

列王記で「シドンびとの女神アシタロテ」「アンモンびとの神である憎むべき者ミルコム」「モアブの神である憎むべき者ケモシ」「アンモンの人々の神である憎むべき者モレク」と書かれているものの中で、アシタロテ、ミルコム、ケモンはモレクと同じものであり、確実に悪魔であると言われています。

 

 

有名な預言者エリヤ(紀元前9世紀頃、約2900年前)に関して、Wikipediaでは次のように書かれています:

『エリヤはイスラエルに戻ると、アハブに求めて「バアルの預言者450人、アシラの預言者4百人、イゼベルの食卓で食事する者たち」との競争を行った。バアルの預言者たちとエリヤはカルメル山に祭壇を築いて、それぞれの神に祈ったところ、エリヤのみが奇跡をなしたので、エリヤは競争者を捕えて殺した。』

 

エリヤの場合も同様に、悪魔教バアル神の預言者を殺していますから、エリヤは金星・土星人系の人ではなく、同盟惑星群系の人と考えられます。

 

ネットでは、「忍の聖書研究解読室」「古代及び現代の偶像崇拝」

http://elbaal.web.fc2.com/idolatry.htm

などに旧約聖書の悪魔教の記載が要約されています。

 

 

約2000年前の金星から派遣されたイエス・キリストの活動を記録した新約聖書にも、悪魔・サタンという言葉が非常に多く書かれており、悪魔教徒がいたことが記録されています。

 

カナダ海軍ウィリアム・ギー・カー司令官は、著書「サタン・この世の君主」で、「聖書は悪魔については67回言及しているのに対して、キリストについては63回にすぎない」と述べています。

(出典: 血塗られた英国王室 太田龍(著) 雷韻出版 (1999/11) p.249)

 

このように、キリストよりも悪魔の方が数多く新約聖書に書かれているほどですから、あの時代のパレスチナには悪魔教がはびこっていたと考えられます。

 

 

これらの悪魔教徒は、あれから2000年たちますが、どうなってしまったのか?、

ローマ帝国のキリスト教の国教化によって消滅したのか?、

それとも地下に潜って続いているのか?、

という問題があります。

 

例えば、日本の例では、神道は弥生時代頃から今まで続いており、奈良時代に仏教を国の権力で導入しても消えることはありませんでした。

このように、いったん社会と大勢の人の潜在意識に根付いてしまった宗教を根絶するのは難しく、旧約聖書や新約聖書の記録によれば悪魔教の根絶も困難であったようです。

 

このため、悪魔教は、キリスト時代以降も続いていると考えられ、キリスト教により悪魔崇拝は弾圧されたので、地下にもぐって秘密結社を作り、表面上は神教を偽装しながら、影で悪魔教を信仰し続け、子孫へと伝えたと考えられます。

 

ユダヤ教、キリスト教、イスラム教などの神教には、秘密結社として悪魔教が含まれる状態が続いていると考えられ、それぞれの宗教の内部で神と悪魔の対立があると思われます。

神教に様々な宗教があり、またキリスト教も多くの宗派に分裂しているように、悪魔教にも幾つかの流派・宗派があると言われています。

 

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