僕の人生の今は何章目ぐらいなんだろう?

昨日に戻りたいと思うよりも、
今日を楽しみ、
明日が待ち遠しいと思える、
そんな人生を送りたい。

「言外」を理解できないヒト

2006-11-28 18:13:43 | ヒトの気持ち
最近、増えているのが言外の意味を理解できないヒト。
決して頭が悪いわけではない。難しい本は理解できそうだ。
ところが、相手が明らかにお愛想で言っているのに、それを真に受けてしまう。
僕が叱った後、少し言いすぎたと反省して、
「君に期待をかけているから、叱っているんだ」などとフォローすると、
それを本気にして、「眼をかけられている」と思ってしまう。
無理やりそう思い込もうとしているわけではなく、心から、そう信じ込む。

言うまでもないことだが、日本社会では口にすることと本音は異なる。
日本人は誰でも、本音を真っ正直に口に出しているわけではない。
だが、これまでの「大人」たちは、相手の言葉を聞いて本音を推測し、
言外の意味を理解しながら仕事してきた。
それが成り立たなくなって、ついにすべてをはっきりと
言わなければ理解できない人類が誕生してきたわけだ。
この種のヒトには、仕事上の大事なことを除いて、何も教えないほうがいいと私は考えている。
いちいち教えようとすると過保護になって、ますます空気が読めなくなる。
何度か痛い目にあい、恥をかくうち、少しずつ言外の意味が理解できるようになる。
そのように自分で世間知らずを実感しないことには、直ることはない。
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